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ニューノーマル
人は爆弾が降る土地に30日間いるだけで、95%の人がうつ状態になるそうだ。
日常の中でもいわゆる【普通】から外れる集団が一定数いるのは事実である。
先ほどの戦場の話に戻るが、爆弾が降るまではみんなまともな精神状態だった。つまり"まとも"が【普通】と定義できる。
爆弾が降ってから30日経った世界ではどうだろうか。
95%の人がうつ状態になる、それは"うつ状態"が【普通】になったことを意味している。
つまり何が言いたいか、
【普通】とは大半の人間の状態
を表すのだと私は思う。
【普通】じゃない状態を既存の【普通】に戻そうとする働きは、人間の生体反応に逆らう形であり、そもそも無茶な話なのではないか。
人間の状態を表す【普通】が【普通その2】に転換したとき、【普通】の人間すべきことは、【普通その2】の人間が適応できる社会構造を構築することだと思う。
そうすればストレスが社会を変えるきっかけになるんじゃなかろうか。