読書感想文:『規模拡大、組織、数値、店づくり、商品構成まで チェーンストアの教科書』
本のタイトル
規模拡大、組織、数値、店づくり、商品構成まで チェーンストアの教科書
選んだ理由
会社から課題図書として提示されたため。
あらすじ
この教科書では、チェーンストア経営に関する多岐にわたる内容が解説されています。
規模拡大、組織運営、数値管理、店づくり、商品構成に加え、支店経営の弱点や本部と店舗の役割分担、数字の重要性、マネジメントの目的などが取り上げられています。
また、ドミナントエリアの構築や赤字店対策についても触れられています。
本を読む前の印象
文章量が多く、しんどい印象を持っていました。自分の興味で手に取った本ではなかったため、内容が頭に入ってくるか不安でした。
心を動かされた部分
欧米のチェーンストアはPB品から始まった
日本は仕入れ商品から始まった。海外に行く際に各社のPBを観察し、日本との違いを知りたいと感じました。
本部と店舗の役割分担
チェーンストア経営では、本部が一手に決定と問題解決を引き受けるため、本部と店舗の役割分担が合理的であるとされている。
この点について、自分自身も本部での役割が完全には果たせていないと感じたため、どうすれば引き受けられるかを考えていきたいと思いました。
店舗で働いていた際、本部の指示通りの対応ができず、修正する必要がありました。
本部に着任しても、店舗ごとに運用が異なるため、すべての運用に対応することは困難でした。
この経験から、役割分担の重要性と本部の対応能力の限界を実感しました。
地域の現状に合わせることの問題
自身の経験より農業資材商材を扱っていた際、地域に特化した商品を販売しましたが、これは地域ニーズに応えるものであった一方で、チェーン全体の標準化には適していないと考えられるかもしれません。
全体の意見や感想
初めに思っていた以上に情報量が多く、学ぶことが多かったです。コロナ禍で社員教育が難しい中で、こういった書籍で学ぶことも有意義だと感じました。
今後の活かし方
自身の仕事に対する意識を新たにし、チェーンストアの会社としてどのように歯車として動くべきかを考え、実行に移していきたいと思います。