驚くほど競合は怠け者ばかり
From:柳岡亮
私は、いつも
情報を提供するための
セミナーを開催したり講座をやるときに、
自分が知っている情報は
すべて出し切るようにしている。
これは、
参加してくれた方へ
全力を尽くしているということもあるが、
すべて出し切ることの本質は
もっと深いところにある。
私がダイレクトマーケティングを
学んでいるダンケネディも言っているが、
競合とかにもすべて教えてしまったら、
誰かに抜かされてしまうんじゃないか?
などと、ビビってしまう方がほとんどだ。
でもそれは、ありえない。
なぜなら、競合は、
恐ろしいほど怠惰で怠慢で、
怠け者だからだ。
本当に恐ろしいほど怠け者だ。
あなたの知っている情報を
他人に知られて、
自分のマーケットが犯されるんじゃないか
と思うぐらいだったら、
自分の知ってる情報をすべて出して、
みんなでわかち合うっていうという
空間をつくった場を作った方がよっぽどいい。
このイメージは私よりも
皆さんのアイディアの相談、悩みの方が近い。
私は少しだけ勉強が出来たので、
地元の北海道で
工学系の理数系の学校に通っていた。
そこは、高専というところで、
教授のような人が高校生にも授業教える。
学校の先生ではなく、
数学の応用数学というジャンルがあって、
そこの先生は教授なので、
応用数学の基礎の説明が
2、3個抜けているのだ。
「この公式で答え、こうなるんだけど」
と、これわかるよね?という感じだった。
でも、生徒のほとんどが分からない。
全員が分からない。
なぜなら、その応用を解くための途中の
2、3個が抜けているから。
この計算式が、
ここにいくまでに5つプロセスが
あるとしたら、2と3が抜けて
4から手をつけてしまう。
先生からすると当たり前だから、
説明するまでもない。
だから省略してしまって、
みんながびっくりするくらい
分からないということになる。
分からないから主席の人が、
先生に聞きにいって、
その先生に聞いたことを、
みんなでわけ合って、
そこで分かるようになったり、
授業中に質問してなんとか解決したり…
みたいなことがあった。
これもマーケティングをやっていくと、
講師からすると当たり前の工程だから、
省略されてしまって説明するので、
受講者は分かった気になっても、
実際にやってみるとできない真相でもある。
だからどうしても私が
セミナーや講座で話すことは、
出来る限り参加してくれている方に
近いところで話をするように意識している。
それに、いろんな視点で、
色んな例え話を盛り込んで、
イメージがしやすいようにしている。
それでも、聞いている側からすると、
自分が聞きたいことや求めていることと、
少し遠かったりする可能性もあるわけだ。
なので、皆さんからくる
質問の方があった方が豊かというか、
より皆さんに近い場所で
話を展開できるようになるので、
質問しやすいような場つくりであったり、
常に自分のお客さんの声を聞くようにしている。
ここですごく問題なのは、
私たちは、普段生きてる中で
問題に気づいていないということ。
もっとシンプルに言えば、
何が分からないかが分からない状態なのだ。
だからこそ私たちは、
他の方たちとの話し合う時間であったり、
同じ志のグループで自分の意見を
シェアすることが大切になってくる。
こんなことが分からないということは、
実は自分もわかってないことに気づいてない。
でも、
グループでディスカッションをしたり、
セミナーや講座に参加して、
質問をしたりすることで、
分かってなかったことに
気づけるようになる時間に
変えることができるようになる。
ーやなぎおか
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