大人の歴史講座 「歴史×音楽特集」 vol.1
こんにちは!たーぼうです。
さて、今回は「大人の歴史講座ページ」の第2弾企画です。今回のテーマは「歴史×音楽」特集です。
歴史×音楽というテーマは、かなり面白く、最初は5回程度の特集のつもりでしたが、書きたい記事が止まらず、10回を超える長編特集となりました。(マジで書きたいが止まらん。)
今回は、「歴史をテーマにした音楽」を記事にまとめました。ぜひご笑覧ください!(全体的にゆる〜い感じのものが多いです!)
ー縄文・弥生土器をテーマにした歌「狩りから稲作へ」を知っていますか?ー(歴史×音楽特集 No.1)
まずは、歴史をテーマに音楽を作るバンド「レキシ」の紹介です。(有名なので、知っている方も多いと思います!)
歴史をテーマに、様々な音楽ジャンルを掛け合わせて音楽を作っています。
めちゃくちゃ面白く、そして音楽性も高いバンドなので、まずは聞いてみてください!(ライブバージョンが面白いです。)
■レキシの紹介記事より抜粋。
レキシは池田貴史(いけだ たかふみ)によるソロユニットである。
その魅力はとても一言では表し切れない。それでもあえて絞り込むと「歌」と「ライブ」が最強にして最高!しかもオリジナリティがあふれ過ぎてて、同じジャンルがいない唯一無二の存在といえる。
レキシの歌詞は全て歴史にまつわる歌詞である。『狩りから稲作へ』『キラキラ武士』『年貢 for you』……などなど、「お堅い」とも「ふざけてる!」 とも取れる曲しか発表していない。
代表曲である『狩りから稲作へ』は、先述した「縄文土器 弥生土器 どっちが好き?」から始まる曲で、そのフレーズを聞いただけでは「完全にコミックバンドじゃん」と思ってしまうだろう。だがしかし……。これが違うのだ。結論から言うと、この曲は壮大な愛のストーリーである。
次にライブだが、とにかくMCが抜群に面白い。純粋なMCの面白さは、マキシマムザホルモンと双璧だろう。そして脱線しまくるライブパフォーマンスが最高である!
イントロの通り、縄文時代から弥生時代はすぐに移り変わったわけではありません。「地域それぞれのペース」で、狩りから稲作へと変わっていきました。その変わり目に着目したところが、おもしろポイントです。
ちなみにですが、アメリカの未来学者であるアルビン・トフラーは、農業を始めたことは、社会が大きく変化した最初の革命(農業革命)であると言っています。
「獲得する経済」から、「生産する経済」へと変わっていくまさに、価値観の転換を歌った曲が、この「狩りから稲作へ」なんです。レキシの着眼点、すごすぎる!これも、「歴史×音楽の可能性を示した革命」と言っても過言ではない!
ー「歴史にドキリ」は歴史×音楽の宝庫!ー
(歴史×音楽特集 No.2)
NHK Eテレに「歴史にドキリ」という番組がありました。
こちら、小学生向けの教育番組ですが、毎回ヒャダインさんが作曲した歌が入っています。しかも出演は 中村獅童さん・山本耕史さんです。
かなりキャッチーな曲ですが、ぜひ聞いてみてください!オススメは「武田信玄と上杉謙信」の曲です。歌も中村獅童さんが歌っています。
後半では、信玄の信玄堤・金山開発、上杉謙信の青苧栽培など結構ハイレベルな解説も入っています。
最近のNHKは本当にすごいですね!
■「戦国の雄たちよ」歌詞一部
歌:中村獅童 曲:ヒャダイン
時は室町・応仁の乱 幕府の権威 地に落ち
やがてはびこる下克上 戦国大名が生まれた
おれの名は武田信玄 山梨に棲む「甲斐の虎」
信玄堤や金山抱く 統治の虎よ HA!
我こそは上杉謙信 そうさ新潟「越後の龍」
電光石火の野戦 敵なしの昇り竜だぜ HA!
武田信玄と上杉謙信は、覇権をめぐり川中島で争ったライバルと言われています。
しかしこの2人だけではなく、ここにさらに小田原の後北条氏や、上田の真田氏など様々な勢力が争いを起こしています。この2人の関係を深掘りしていくと、より戦国時代が立体的に見えてきます。(話が止まらなくなりそうなので、この辺で!)
ー「日本の美術作品」を歌に変えてしまおう!ー
(歴史×音楽特集 No.3)
続いては、「日本の美術作品を音楽に変えてしまえ!」という動画の紹介です。
それは、アーティストの井上涼さんが手がける「びじゅチューン!」 という NHK Eテレ番組です。
この番組は、センセーショナルで画期的で斬新な番組です。笑
アートを新しい角度からエンターテインメント作品に変えてしまう、とても面白い番組です。
ぜひ見てみてください!個人的には、歌川国芳(くによし)の浮世絵「宮本武蔵の鯨退治」をテーマにした作品がツボです!こちら元ネタです!
佐々木小次郎との巌流島の闘いで有名な宮本武蔵。その強さを表すために鯨と戦う姿を、歌川国芳が描いた壮大な浮世絵です。1枚だけでなく、3枚を組み合わせた、非常に有名な作品です。
そんな浮世絵が、なんと音楽になります。
もうそんな着眼点があるのかと、驚きの連続です。1つの芸術作品が音楽に変わる、というとっても面白い取り組みが「びじゅチューン」です。
ぜひ一度聴いてみてください。(動画が貼れないので、ページから飛んでください!)
■「びじゅチューン」について
「びじゅチューン!」は、世界の「びじゅつ」を歌とアニメで紹介する番組です。むずかしい説明なし。美術作品をテーマにしたオリジナルの曲が、ユニークなアニメーションと共にヘビロテされます。
作詞・作曲・アニメ・歌すべてを手がけるのは、アーティストの井上涼さん。ポップな絵、奇想天外な歌詞、忘れられないメロディーが、あなたのハートをわしづかみにします!
チャンネルもありますので、他の作品も見てみてください!
海外の芸術作品をテーマにしたものも結構あります。「富士御神火文黒黄羅紗陣羽織」も好きです!こちらも面白いですよ。
ー「みうらじゅん」と「The ALFEE 高見沢俊彦」が作った、「仏像の歌」ー(歴史×音楽特集 No.4)
続いては、仏像をテーマにした歌の紹介です。
それは、「国宝 阿修羅展」の際に、仏像ファンである みうらじゅん さんと、THE ALFEE 高見沢俊彦さんが作った「 愛の偶像 」(ラブアイドル)です。
2人とも仏像ファンのようで、阿修羅展の際にはこれが公式ソングして扱われました。阿修羅像はこちら!
奈良県の興福寺にある阿修羅像は、日本を代表する仏像です。神秘的で奥深い表情と均整のとれたスタイルが特徴で、非常にファンも多い仏像です。その阿修羅像がなんと、歌になっています。
仏像の世界は、不思議な用語も多いので、そこから曲を作ると神秘性が増しますね。
■作詞について、みうらじゅんさんのコメント
「歌謡曲、ロックではなかなか出てこない仏教の要素をたくさん入れようと思いました」
「1番の歌詞には鹿が鳴いたり、池のほとりで蓮の花が咲いたりといったフレーズが入っています。奈良に行かれた時のテーマソングとして、また奈良への修学旅行のお供に、と思って歌詞を書きました」
さて、まだまだ歴史×音楽特集は続きます。
ご興味のある方は、下記ページの方からもどうぞ!(こちらでは、連載終了予定だったのですが、まだ書けそうなので延長しております。)