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【たーぼうの教育ニュース】“授業中の居眠りをAIで検出” 大阪教育大がシステム開発
こんにちは!たーぼうです。
この記事は、2023年8月23日の関西NEWS WEBのニュース【“授業中の居眠りをAIで検出” 大阪教育大がシステム開発】を元に作成しています。
このニュースもですが、学校現場にAIが導入されることが増えてきた感じがします。
タイプ的には2タイプが今後増えていくと思います。1つ目は「教員の様子」を測定するタイプ、2つ目は「学習者の様子」を測るタイプです。
1つ目は教員の目線や動きなどについて測定をするタイプです。教員が授業中にどんな動きや見ているのかなどを測定するタイプ。そのうち発問の数や話している時間などが測定されるようなものも出てくるでしょう。(もう既にあるかも。)
2つ目は学習者の様子を測るタイプです。以前に脈拍を測るものがだいぶ議論となりましたが、今回は寝ているかどうかなどらしいです。こちらもうーむと思うところはそれなりにはあります。なんとなく監視カメラに取られているような感じがするので、ちょっと心配ではあります。
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今後、このような授業空間を科学していくシステムが、AIの発達により増えていくんだろうなと思っています。授業は職人芸ではなく、再現可能なものになることもあるかもしれません。
ですが、大事なのはこれらの技術の扱われ方です。授業によっては居眠りOK、立ち歩きOKというスタイルもあります。『学び合い』とかを実践されている授業は悪みたいな捉えられ方がされないといいなと思います。(私も授業の大半は出歩いてもOKです。)また、寝ている生徒=悪という発想も違うと思います。
つまるところ、これによって授業者や生徒たちが不当な評価にならないように、配慮されることが必須であると感じます。
もちろん授業は改善していかなければいけません。ですが、授業者の良さというものを測定するのは本当に難しいです。どんなに素晴らしい授業をしても、生徒との相性はあります。生徒によって好きな先生・嫌いな先生はまちまちです。極端な話をすれば、大人からの声が微妙な先生でも、生徒から人気があり、誰かの心の支えになっているというケースは結構あります。
このような文脈で、チームとしての学校や個別最適な学びなどが唱えられるようになってきました。先生も生徒もたくさんいます。それぞれができることをそれぞれが助け合っていくことが大事なのだと思います。授業は構成的なものなので、お互いのコンディションによって変わります。だから、信頼関係の構築が大事になってきます。
本題に戻しますが、今後、AIの導入で私たちは倫理観や在り方が問われることが多くなっていくと思います。
このサービスも有効活用されていけばいいですが、対話の機会が今まで以上に確保されることを祈るばかりです。そして、これを用いた時に、良い学校になるための良き手段となってほしいなと思います。
■おまけ
前に、脈拍を測るものが出てきた時に、大人につけろ!とか国会議員につけろ!とか言う意見が出ていましたが、大人が集まる場も国会の場ももっと豊かな時間になるといいのだと思います。集中しているかどうかを炙り出すのではなく、それぞれが大事にされる場になってほしいです。国会でも、グループワークとか、ファシリテーターとかあったらいいんじゃないのかなとか思ったりしました。構造的にずっと話を聞くだけの場なんて、対話的じゃないので。
記事はこちらです。
少し話題にした脈拍測定についての記事
(こちら私は人権侵害だと思っています。)
おおたまさとしさんの意見
とても同意します。