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【ほぼ一人旅】2024年県外遠征・旅行総まとめ!【観光・参拝・ライブ・同人イベント】

私は骨の髄までインドア人間ではありますが旅行は好きです。
そして「参加したい!」という衝動を覚えたイベントやライブ等にも(色々な観点から無理なく行けそうならば)遠征していきます。
大抵は一人で。
今回の記事では2024年の振り返りとして、今年決行した県外旅行・遠征について軽くまとめてみます。
一万字を超える長文なので、目次から興味が湧いた章に直接飛ぶのも賢い選択だと思います!


4月29日 東京(上野・秋葉原) 観光

日帰り 母と二人で旅行
主な目的地:上野動物園、国立科学博物館、秋葉原ラジオ会館
動機:母が上野動物園に行きたいと言ったため

『大抵は一人で』って宣言したそばからママといっしょ💕かよ!
すみません、でも今年複数人で旅行したのは本当にこの時だけなんです。
新幹線で上野まで移動し、開園前から入り口に並びました。これは少しでも前へ! という意図ではなく、普通に開園時間を間違えて早く見積もったからですね……。
パンダさん……双子ちゃんのどちらか一頭を観たのですが、どちらかは残念ながら失念。
上野動物園を一周し、かけた時間の軽重はあれど全てのブースを目にした……はずです。

笹の香を纏うむちぷりボディ

一周してもまだお昼。その後は私のゴリ推しにより国立科学博物館で開催されていた『大哺乳類展』へ。
私は生きた、そのままの動物に会いに行くのも、動物についての情報を摂取するのも大好き! とっても充実した時間を過ごせました。

これが幻の合成獣レオポンだ!

上野でケモケモしいひとときを過ごした後もまだ時間があったので、電車で秋葉原に移動。母をatreに置き去りにして、私は2時間近くラジオ会館に籠りました。
最後は夜の新幹線でスムーズに帰宅。

5月1日~4日 三重県(伊勢、鳥羽)→ちょっとだけ名古屋 観光、神社参拝

一人旅 新幹線使用
主な目的地:鳥羽水族館、伊勢神宮(外宮・内宮)並びに別宮、熱田神宮
動機:生涯に一度はお伊勢参りをしたい、ラッコやジュゴンなどに会いたい

カレンダー通りに出勤する仕事はゴールデンウィークに谷間ができますよね?
私も基本はカレンダーに動かされる生活なのですが、今年のGWは谷間部分が臨時休業に。
平日は祝日よりも……宿泊施設が安い!
そんなわけで休日の確定後、泊りがけの旅行に行くことを決意しました。
(実際に私が止まったホテルでは、3日の宿泊代は1日、2日のお代の倍近かったです……。)
ではどこに行くか?
公共交通で無理なく行けて、でも日帰り旅行は困難な遠さで、行ったことがなく興味があるスポット……。
……伊勢だ!
と閃きました。
お伊勢参りに憧れていたこと。日本で唯一ジュゴンが居て、かつては新潟でも会えたのに今やごく限られた水族館にしかいないラッコ、他にもアフリカマナティーやイロワケイルカといったレア動物に会える鳥羽水族館に一度は行きたいと考えていたこと。それが決め手となり伊勢地方を選択しました。

5/1、ホテルに入る前に鳥羽水族館へ。この日はとにかく水族館に集中しようと思い、他の目的地は設定しませんでした。
時間があればミキモト真珠島なども行けるかな? とは思いましたが、閉館ギリギリまで鳥羽水族館に入り浸ったので、鳥羽駅付近のお土産屋以外は行けず。でも初志貫徹で水族館で萌え萌えしたので悔いはありません。

ジュゴンのセレナ嬢のしなやかな体躯
ドールさんも一緒だよ

ホテルは伊勢市駅付近。近くに趣深い地元スーパーがありにっこり。

地元スーパーが醸し出す、見知らぬ土地の営み

5/2はいよいよお伊勢参り! 徒歩で外宮お参り後、バスで内宮へ。
出足が遅かったのもあり、とにかく人! 人!! 人!!!
別宮も可能な限り巡りました。伊勢神宮系以外の移動経路で発見した神社へもお参り。

おニューの御朱印帳

5/3の主な目的地は神宮徴古館・神宮美術館・神宮農業館。神宮関係の博物館が一か所にまとまっているエリアです。
……その前に、せっかく伊勢市駅付近に泊まったのだから、と二回目の外宮参拝。
その後、計画通り神宮徴古館他へ。で、位置関係的に、せっかくなのでもう一度内宮に。お伊勢参り二往復達成。
そして二見置玉神社へ移動。電車のタイムリミットを念頭に早足で駅から夫婦岩の鎮座する二見置玉神社を目指します。ここからお伊勢参りを始めるのが正統らしいですね。位置的にも伊勢と既に行った鳥羽水族館の狭間にありますし、一日目に行けていれば賢かったのでしょうが、一日目は鳥羽水族館で悔いを残さないのが第一目標だったので。
そして伊勢神宮の別宮・伊雑宮にも参拝しました。伊勢シーパラダイスに行くことも検討しましたが、水族館成分は1日目で思いっきり吸ったので神社参拝を優先することに。

青い空、青い海、夫婦岩
御朱印にも夫婦岩

5/4は新潟に帰還する日。この日は伊勢地方の探索をせず、早々に出発して、経由地である名古屋を少しだけ見て回ろうと考えました。あまり時間に余裕はないけれど、無理のない範囲で。
……なんだけど、せっかくなので伊勢市駅を去る前に最後の外宮参拝。お伊勢参り2.5往復
この日は過去2回よりも早い時間に参拝したので一番良い空気を吸えましたし(昼間ほどではないものの、人は結構いた)、近くの喫茶店の素敵なモーニングもいただけました!

あまりに丁寧な朝食

名古屋ではまず熱田神宮へ。その後名古屋城を外観だけ、有料エリアに入らずに眺めました。だって混んでるんだもん……。
その近くに気になるお店(主にお食事)が並ぶストリートがあったけど、ここにも入れず。
あとは、またとないチャンスなのでドールショップ(アゾン、ボークスの公式ショップ)へ……。

名古屋でも御朱印

そんなこんなでタイムアップ、新幹線にて東京経由で新潟に帰還。
名古屋はともかく(実は2回目)伊勢へはこれが生涯にただ一度の旅になるかもしれない……。それでもやり切った感があるので良かったよ。

6月15日 仙台 本業関係の研修

日帰り 一人旅 高速バス使用
主な目的地:仙台市内の某大学、イービーンズ
動機:本業絡みの研修のため

実は私『漢方薬・生薬認定薬剤師』という資格を取ろうかと目論んでおりまして。その条件となる『薬用植物園実習』を受けるために仙台に来ました。
金沢で受けるのも選択肢にあったけど、日取りなどから仙台の研修に申し込み。
仙台は過去に旅行・ライブ遠征などで数回訪問したことがあるのですが、なかなか行く機会もない土地なので研修目的と言えど楽しみ!
ちなみに実習会場に行くための道筋を読み違え、着いた……? と思ったら遥か崖(?)の上にある会場に気付きむせび泣くことに……。

で、研修終了後。更なる本格観光は無理にしろ、帰りのバスまではまだ時間がある。
そんな時に仙台駅で見つけたのがイービーンズ! 全く事前情報を得ておらず、不意に目に入ったことで存在を知りました。
ドール関連のお店がある! 入居している書店もオタクみが強く、新潟の最大級本屋でも見つからなかったとあるTRPGルールブックを発見!
いい出会いだったなぁ。

研修に行ったのになぜこの子たちが? 妙だな……(※荷物の外に出したのはこの時だけです)

6月30日 東京(原宿、中野) ライブ鑑賞

日帰り 一人旅 新幹線使用
主な目的地:昭和女子大学、天使の窓、中野ブロードウェイ
動機:Revo´s Orchestra Concert

私が珍しく推してる現実世界のミュージシャンがSound Horizon(以下サンホラ)なのですが、その(というか、主催者であるRevoさんの)楽曲をフルオーケストラで演奏しちゃうというコンサート(オケコン)のチケットを取ったことによる遠征。
目的がライブでも。同じ交通費を払って東京に行くのだから、ライブにさえ間に合えばいい……の精神じゃもったいないですよね? 朝から晩まで『やり切りたい』ですよね?

私がチケットを取ったのは昼の部。会場は世田谷区(三軒茶屋)なので、会場前に覗けるポイントとしてロックオンしたのが原宿の『天使の窓』。
本格ドールとして今も憧れているスーパードルフィーの拠点ですよ!
原宿の喫茶店で朝食を摂った後、開店したての天使の窓にぬるりと入店。お店の佇まいがもうお城で、店内も静謐でぴんとした空気があって……何というか、闖入者でごめんなさい、感がありました。
闖入者の身で恥知らずな発想だけれども、いずれここでスーパードルフィーさんをお迎えしたい……。
その後、まだ時間に余裕があったので明治神宮に参拝。

そしていよいよコンサートへ……。
正直、半年前のことで記憶が薄れてきているのと、これは旅レポ記事なので、感想は単純に。
観る側も感無量だけど、創った側も感無量だろうなぁ、と……。

真昼の公演だったので終了後もまだまだ時間の余裕があります。そこでさらに西へ向かい、中野ブロードウェイへ。
中野ブロードウェイはいいですよぉ……多岐に渡るジャンルにて濃厚なブツが掘り出せます。
魔法少女・女児アニメグッズとか……オカルト系の中古本とか……漫画・アニメ系書籍も言うまでもなく。中古ドールさんも待ってますしね。
満足するまでうろつき、最後に秋葉原もちょっと覗いて夜の新幹線で帰宅。

中野ブロードウェイでお迎えした書籍

8月15日 福島県会津地方(西会津町、柳津町、会津坂下町) 観光、ドライブ、お寺参拝

日帰り 一人旅 自家用車使用
主な目的地:赤べこ発祥の地・圓蔵寺、立木観音の恵隆寺など
動機:自分で運転して県外に行きたい

大前提として。母の実家は新潟県阿賀町にあります。新潟県と福島、会津地方との県境の町です。むしろ会津藩です。
阿賀町の祖父母に挨拶をするのがまず目的としてありました。
でも、それだけでとんぼ帰りするのはもったいないな、と……。
私、自力で運転して県境を越えたことがなかったんですよ。父の運転で山形の加茂水族館とか立石寺に行ったことはあるのですが。
新潟は細長いので。そして私が住んでいるところはそこまで『縁』ではないので。
でも、母の実家まで行けば福島県まではもう少しなんです。だから、ちょっと足を延ばしてみようかと思いました。

午前中の内に祖父母宅に顔を出し、一緒にお昼を食べたら、一人でいざ東へ。
導きの神カーナビ様から流れる「ここから福島県に入ります」という初めて聞く託宣。人間が決めた県境に従ってぱっと切り替わるカーナビ・テレビの電波。
運転強者の新潟県民からすれば「アラフォーにもなって今更?」と鼻で笑われそうですが、私にとっては初めての体験!

自家用車で福島に到達した証だ!
自家用車なのでドールさんも遠慮なく同伴。国道49号バッジは『おにぎり工房』様の作品!

福島県に辿り着いただけで目的達成したに等しいのですが、ここで引き返したら時間とガソリンの無駄。
お寺・神社の参拝&御朱印ハントに動きました。
参拝したのは赤べこ伝説の地、圓蔵寺(柳津町)、巨大な観音様を見上げられる江隆寺(会津坂下町)、鳥追正観音・如法寺(西会津町)など。

この日の御朱印

会津柳津駅ではSLにも遭遇!

鉄道にはチピィちゃんが似合う
赤べこのいる駅。構内ではお土産やスイーツも販売

夕方に差し掛かり、これ以上の参拝巡りは厳しいと感じたので帰路につきました。

運転の所要時間を書くと居住地割り出しに繋がるので避けますが、長距離運転に苦手意識がある、というか実際苦手な私でもここまでなら無理なく行けるな、と確信できました。高速を使わなかったのもMP温存に繋がりました。
次にドライブで県外まで遠出するなら……更に福島を東に進むのが現実的かな。
もし群馬方面に行くなら高速に長時間乗って山越えしないといけないだろうし……。
山形は新潟脱出までがとにかく……遠い……!!

圧の強い看板
移住者を手招きする……
地元スーパーは帰省者を温かく包み込む
左上のシールが芸術点高い

9月14日~16日 山梨県河口湖近辺→ちょっとだけ甲府 観光

一人旅 新幹線で移動→富士急行で現地へ、観光エリア間は路線バスを主に使用し移動
主な目的地:鳴沢氷穴&富岳風穴、忍野八海など
動機:行ったことのない景勝地に行きたい&忍野八海をじっくり再探索したい

連休があるなら旅行したい。旅行するなら初めての土地に行きたい。
そんな気持ちで行き先を検討していたところ、山梨がいいかなと思ったんですよ。
完全に初めてではありません。家族とのバスツアーで忍野八海に行ったことがありました。驚くほど透き通る、こんこんと湧き出る所が目に見える水……目を奪われました。
あと富士急ハイランドも友人と訪れたことがあります。FUJIYAMAで私の首はもげました。
でも、山梨をじっくりと訪問・探索したことはなかった。だから山梨に一度行こうかなと思い至りました。
最初は清里に行こうと思ったんですよ。ブームの夢の跡、メルヘン廃墟が見たかったので。でも交通アクセス、移動時間が結構厳しいんですよね。
難しいかな……と思いながら山梨の地図を見ていたところ、河口湖がいいのでは? と閃きました。バスツアーでちょろっと寄っただけでほぼ初見に近い土地でしたからね。東京からも近く交通の便が良さそうだったのも大きい。

ここだと忍野八海も近い。
「行ったことないところに行くんじゃなかったのか?」とツッコまれそうですが、忍野八海付近で行ったことない場所、あったんです。
それは『富士湧水の里水族館』。淡水魚専門の水族館です。
バスツアーで忍野八海の密集地に行った時に地図上で見つけたのですが、ツアースケジュール的にも、当時同行していた両親のノリ的にも行けるわけはなく。でも個人的にはすっごく気になっていたのです。
そもそも忍野八海も八つ全てを巡れていない。一つ、出口池というところだけ相当離れた場所にあり、そこには足を運んでいなかったんですよ。
だから、今度こそ気になるところはコンプリートしてやろう! と忍野八海リベンジを志しました。

とはいえ、やはり未踏の地を探索したいもの。
優先度最高として設定した目的地が『鳴沢氷穴』。年中寒く、天然氷が見られる洞窟です。加えて、そこから徒歩で移動できる、やはり冷え冷えとした『富岳風穴』。
そこに加え、河口湖付近の『山梨宝石博物館』を目指すことにしました。

9/14、昼まで普通に働いた後に新潟を発ったため、夜遅くに河口湖駅に到着、そのままホテルへ。

今回の同伴はチピィちゃんだけ
綿帽子をかぶる富士山

一日フルで使える9/15が観光の本番。計画通り鳴沢氷穴、そして徒歩で富岳風穴へ。冷たい空気は下に沈むことを実感できました。氷も小さめだけど目撃できた。
そしてバスで人生二度目の忍野八海へ。まずは密集する七つの泉をくまなく堪能。人出は激ヤバ。かつての訪問時より明らかに人口密度が跳ね上がっていた。
『銚子池』では文字通り水が湧き出るところが目撃できたんですよ。底の砂が水で押し上げられてぶくぶくしてるの。

直に見ると本当に、本当に澄んでるんだ
シャンプーハットをかぶる富士山

さて、未訪問の出口池までは歩きか……と覚悟したところ、真ん前までは行かないもののある程度そこに近寄れそうなバスを発見。それにより歩く距離が減りました。

出口池でコンプリートを決め、次はいよいよ富士湧水の里水族館
忍野八海の中心地はともかく、出口池までやってくるバスは稀。即ち、水族館に行くにはひたすら歩くしか道がない。
ここ大丈夫か? と思うような森の道を十分……二十分……三十分? と歩き、ついに目的地に到着。あの日の『気になる』を解消できました!

こんな展示生物が!
こんな企画展が!

水族館の鑑賞後、河口湖駅前のホテルへ帰還。偶然にもこの日は駅周辺でお祭りの露店が出ていました!

ホテル近辺にはこんな気になるお店も!

9/16、ホテルをチェックアウトした後すぐに前日行けなかった山梨宝石博物館、その至近距離にある河口湖ハーブ館へ。

水晶が……デカい!

その後は路線バスで甲府に移動。
父にお勧めされた宝石系スポット・クリスタルミュージアム山梨県立美術館山梨県立文学館をバスの時間に追われながら鑑賞。
一旦甲府駅方面に戻り、今度は武田神社へ。
狙ったスポットはだいたい巡れて満足な結果に! いずれ清里にも行きたい。

上杉側の民が参拝して良かったのだろうか……
ここでも御朱印

ちなみに。計画段階では「レンタカーを借りればバスの時間を気にしなくていいのでは? むしろ静岡側まで行動範囲に入るのでは??」と思い、父にそう語ってみたところ「首都圏での運転をナメるな」とガチで止められました。
運転強者ならいざ知らず、マイカーではない車で・完全初見の土地を・高速に乗って(静岡まで行く場合)……は私の素質を鑑みるに確かに無茶な話である。さすがパパ!

11月3日 埼玉(春日部)→東京(上野、神田、秋葉原) 同人イベント一般参加、観光

日帰り 一人旅 新幹線で移動
主な目的地:イトーヨーカドー春日部店、おもしろ同人誌バザール(神田ベルサール)、国立科学博物館、夢織屋1号店&2号店
動機:サトーココノカドー巡礼、おもしろ同人誌バザール一般参加

遠征を検討した最初の切っ掛けはイトーヨーカドー春日部店閉店の報に触れたことでした。
イトーヨーカドー春日部店と言えば……そうです、クレヨンしんちゃんですね。野原家御用達のデパート、サトーココノカドーのモデルです。
クレヨンしんちゃんは私が実際に幼児であった頃にスタートした作品。熱心なファン、ガチ勢か? と聞かれたら頷けないけれど、長く育んだ愛着のある作品です。
現実に存在していたしんちゃんゆかりの地が消えてしまう。二度と訪れることができなくなる。
なら……消えてしまう前に聖地巡礼しちゃおうか? という気持ちが湧いてきたのです。

ですが、目的地がそれだけだと動機として弱かった。決して安くない交通費を払って遠征するのですから。
決行に至ったのは、首都圏にサトーココノカドーと共に立ち寄れそうな、立ち寄りたいスポットが見つかったから。

まずは国立科学博物館『鳥展』。春にもこちらで開催された大哺乳類展を観てきましたが、私は獣も鳥も大好き。これもぜひ観たいと惹きつけられる特別展でした。
そしてこの秋にTwitter(X)経由で存在を知った秋葉原の『平成レトログッズ専門店・夢織屋』さん、並びに二号店の『女児グッズ専門店・夢織屋きゅ~と』さん。
このあまりにトガった、その切っ先で私のツボを突くコンセプトに射貫かれ、これはぜひとも一度訪問したい……! という気持ちがぐわっとあふれてきました。

決定的だったのは評論系同人誌即売会おもしろ同人誌バザール』が11/3に開催されること。
私が好きな、そして掘り当てることに快感を覚える同人誌。それは評論系――更に言うなら『自由研究の結実』とでも呼べるスタイルの同人誌。
好きなものを、好きなように突き詰めて、その研究成果を発表するような同人誌はまさしく無二の至宝。
数年前に開かれた同イベントにも一般参加し、満足な散財をしていった経験もあります。

――これら全部、一日で行けるのでは?
何せおもしろ同人誌バザールの開催場所は神保町。東京で行きたいスポットが充実している上野・秋葉原とは繋がっているも同然の位置関係。
よし、行ける!
そう判断して11/3の日帰り遠征を決意。迷いなく新幹線のチケットを予約しました。

当日、新幹線を大宮で降り、まずは開店時間少し前のイトーヨーカドー春日部店へ。
しばらく周囲をうろうろしているうちに開店。先に並んでいた方々に遅れて、店員さんがお出迎えしている状態の店内へ入りました。
こんなシーン、クレヨンしんちゃんであった気がするな。セールスのお姉さんが店員さんに頭を下げられていい気になっているシーンだったっけか?
目的は館内のクレヨンしんちゃん特設ブース。いくつか記念品を購入し、更に全フロアを巡っていきます。
最上階、ほぼ空っぽに近づきつつあるキャン★ドゥ、その脇には無数のイトーヨーカドー春日部店へのメッセージ付箋が。
実際にこの店と共に人生を歩んできた人のメッセージも、クレヨンしんちゃん切っ掛けで巡礼してきた人のメッセージも。外国語で綴られたメッセージもありました。
一つ一つくまなく読むことはできませんでしたが、無数の思い入れが伝わってきて、それだけで胸がじんわりと温まりました。

ありがとう、サトーココノカドー

春日部を離れて目指したのは神保町。同人イベントは開場時間が限られていて、頒布されている品も時と共に売れて消えていきます。
他の目的地は午後以降に訪問しても味わえるので、おもしろ同人誌バザールを第二の目的地に据えました。
そして無事に散財。多めに用意した千円札がどんどん減っていく。しかし、同人誌はだいたい一期一会。今買わなきゃもう買えない。
多少吟味はしましたが、興味を惹かれた作品は結構な割合で買ってしまいました。

せっかくなので、上野に移動する前に濃厚な趣味の書店『書泉グランデ』に行こうと考え、そこを目指して歩いていたら嬉しい発見。『神田古本まつり』が開催されている!
晴天の中、古書店街の歩道に更に並ぶ古本の露店。
ああ……漁りたい……!
しかし、私には心に決めた目的地があります。古本市は歩きながら観察するに留め、書泉グランデへ。スピってるコーナーとか、TRPG系の売り場などをチェックしました。
晴れてて本当に良かったなぁ。

次は上野。時刻はお昼を過ぎていました。国立科学博物館もまた開館時間に限りがあるので、次はこちらにお邪魔することに。
大哺乳類展もそうしたのですが、時間の関係で常設展はパスして(過去にじっくり見回ったことはあります。求める博物館がここにあった! と感激しました)鳥展のみの観覧。
とにかく『鳥の全分類を、一つも略さず網羅する』非常に高カロリー高満足の特別展でした!

上野からアメ横を通って秋葉原へ向かいます。アメ横の果てに所在する夢織屋きゅ~とをじっくり味わいお買い物。更に秋葉原方面へとオンライン地図を頼りに歩きます。途中喫茶店でカロリー補給し、次は平成レトロの夢織屋でお買い物。
これで当初の目的はコンプリート。後は秋葉原駅を目指し、ラジオ会館など駅近辺のオタク店を時間が許す限り巡りました。
そして無事に最終の新幹線で帰宅成功。
なお、足腰は限界をとうに超えており、足を引きずりながら新幹線自由席を待つ列に並びました。

ミッションコンプリートの証
夢織屋きゅ~と様でお迎えしたみみっち氏がうさぎ会に強制入会させられた図

11月23日 東京(上野)→横浜 ライブ鑑賞

一人旅 新幹線で東京へ、帰りは新宿から夜行バス
主な目的地:国立博物館、横浜赤レンガ倉庫、ぴあアリーナMM
動機:Revo´s Halloween Party 2024

今年は二回もサンホラのライブがあるぞ!
一報を聞いた時からこのライブ(以下ハロパ)も行く気満々だったのですが、白状すると、時が経つと共に「参加を見送った方が身のためでは……?」という気になってきたのですよ。
理由? お金の使い過ぎですよ。
これが有休が取り辛い平日とか、日帰り不可能な遠方とかなら諦める理由になるのですが、祝日の横浜という好条件です。お金以外に理由はありません。
自家用車ドライブだった8/15と研修が主目的だった6/15を除いても、今年は既に5回も県外旅行・遠征しているんです。11月も1回行っちゃったし。
旅行だけでなく、ガタケットで散財! 新潟ミネラルマルシェで散財!! お人形多数お迎え!!! な日々だったわけで……。
ここらで節制した方がいいのでは? と感じてきたのです。

一年未満でご覧の有様
ミネラルマルシェ新潟2024でお迎えした天然石さんたち

でも、ねぇ。ハロパはだいぶ『見たかったサンホラのライブ』になりそうじゃない? ストーリーコンサート(楽曲の世界観をミュージカルのように完全再現するライブスタイル)要素も過去作ぶち込み要素もありそうだし。
ライブは何よりも、正真正銘の一期一会じゃないか。
と自問自答した結果。やっぱり観に行くしかない! と決意し、11月に入ってからチケットを購入しました。
口座がマジで空っぽになったわけじゃないし! つみたてNISAとiDeCoに月〇万円吸わせているから広義の貯金はしてる!! ヘーキヘーキ!!!

開演は夜6時から。なら朝から動けば十分観光できるね。
始めから横浜、あるいは神奈川県内に行って観光する選択肢もあったのですが、国立博物館の『はにわ展』がどうにも気になる。結果として、またもや上野に降り立つところから遠征を始めることにしました。

そこそこ早い新幹線で上野に到着。国立博物館は……はにわ展40分待ち!? それも博物館に入るまでに結構並び、そこからまたはにわ展のために並ぶ構造でした。
しかし、私ははにわ展を観ると決めたのです。並ぶしかない。スマホちゃんが居る限り私に退屈は訪れない。
初志貫徹してはにわ展を鑑賞。国立博物館は久しぶりだったので、早足ながら常設展も一周しました。
はにわがこんなにバリエーション豊かだったとは……。
(他人が写り込まない写真が撮れなかったので、肝心のはにわは掲載できません)
同時開催のハローキティ展も気になったけど、当日券発売はされておらず。飛び入り観覧できたとしても時間的に難しかったかもしれない。

秋葉原もちょっとだけ覗いた後、横浜へ移動。みなとみらい駅についた時点で午後4時を回っていました。
せっかくだから横浜の名所に一つでも行きたい。そんな気持ちに押されて赤レンガ倉庫まで歩きました。
赤レンガ倉庫は過去にも訪れたことがあります。お土産も買いたかったので、初体験スポットではないけれど(というかこの辺は西洋邸宅街や中華街も含めて過去に探索済み)妥当な行き先かな、と。

赤レンガ倉庫はとにかく人混みが半端じゃありませんでした。室内の通路がむっぎゅむぎゅで移動もままならない。
それでも見たいところは見て、買いたい物は買って、いよいよライブ会場へ……。

いやね、数週間前の自分に「このライブをスルーしようとしてたなんてバッカじゃないの!?」と言いたくなるような、豪華で強烈な『!?』体験を味わえました。
まだ終わらないで……もっともっともっと見せて……でも帰りの夜行バスには間に合わせて……。
本っ当に行って良かった……。やっぱり『行きたくて、行ける』ライブには飛びつくしかないね。

さて、ここからが地獄です。
ライブ終了時点で21時を回っていました。そして東京駅の上越新幹線終電は21:20。この時間に横浜にいる時点で、新幹線で日帰りという手段は取れなくなります。
こうなることは予測していました。となれば選択肢は主に二つ。泊まるか、夜更けの夜行バスで帰るか。
既に書いていますが、私は横浜付近に泊まらず、夜行バスで帰ることに決めました。
理由はこれ以上支出を増やしたくないからです。横浜にはまたいずれ来られるでしょうし、泊まって翌日観光するよりもさっさと帰ろう、交通費も新幹線で往復するよりもほんのちょっとだけ安くなるし、と。

しかし、私は夜行バスが大の苦手なのです。
理由は眠れないから。
厳密には、眠れはします。でも必ず途中で起きる。
当然ながら、長距離バスは途中で休憩を挟みます。アナウンスがなくても、停車時における振動の変化を体がキャッチし、ほぼ必ず休憩時に目が醒めてしまうんですよ。
私が夜行バスを利用するには条件があります。それは翌日が休みで、いつまで寝ていてもいい状況である(予定を入れない)こと。
帰還後に自室で心行くまで寝直さないと行動ができないんです。
ましてや仕事に直行なんて絶対無理。職場への背信行為です。
だから11/24のハロパに参加する選択肢は初めから持っていませんでした。
11/24の公演は開演時間が1時間早い、ということは終了も1時間早まると考えるのが妥当。ですが、21:20までに間違いなく東京駅に移動できるという確信が持てなかった。途中退席もしたくないし。

そんな理由で夜行バスの予約を取りました。
開場最寄りのみなとみらい駅はぎゅうぎゅうになっているに決まっていたので、歩いて横浜駅まで移動。イケるもんですね。
そして余裕を持って新宿駅、バスタ新宿に到着。バスタ付属のデイリーヤマザキで軽食を購入、その場で完食。そう、夕食に当たる食事を摂っていなかったのです。
あとは歯磨きなどしつつゆっくりバスを待ち、予定通り乗車、予定通り中途覚醒しながら帰路につきました。
そして11/24は目論見通り12時前まで爆睡。日曜に家にいるというのにニチアサを見逃しました(TVerで見逃し視聴しました)。

この文章を一部でも読んでくださった皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。通しで読んでくださった方、もしいらっしゃいましたら非常に! お疲れ様でした。
いや~、やりたい放題が過ぎますね……。清々しいまでに自分のためにしか生きていない。
しかし、今年は以前から行きたかったスポットに複数行けたので相当満足できました。来年は旅行するにしても今年よりは控えめにやっていこうかと思います。
次に旅行する時はもっと解析度の高い旅行記を個別に書いていこうかな。

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