助けて! ゲーム沼から出られないの!――私がゲームに求めている楽しさの核とは?
マズい……非常にマズいですよこれは。
何がって?
ゲームにハマりすぎて、時間マネジメントがマズいんです。
履修してこなかった名作RPGを今こそ!~そして寝不足へ……~
私、あややは本来コンピューターゲーム、テレビゲームが好きでした。RPGが好きだったはずです。
ですがここしばらく、体力不足なのか、気力不足なのか、のめり込み力不足なのか。
超大ボリュームに尻込みしてか、CG酔いを警戒してか。
いわゆる大作・名作RPGにあまり取り組めていなかったのですよ……。
ですがゲームへの興味や愛着を失ったわけではないので、オタク色に染まったTwitter(X)のタイムラインを主に用いて情報を受動的に受け取っていました。
それで気になってきたのが『ロマンシングサガ2』リメイクです。
私のテレビゲーム遍歴はスーパーファミコン時代から始まったのですが、当時はマリオやドンキーコングなどのアクション系ゲームを中心に遊んでいて、スーファミRPGは当時全くと言えるほど触れてこなかったんですよ。
なのでこの時代のRPGはある程度大きくなってからリメイクで触れることが多い。
ロマサガ1はPS2のリメイク版を遊んでとても楽しめました。
その当時か、さらに後かは定かではないですが、ロマサガ2の『皇位継承し、年代をまたぐ』システムを知り、とても面白そうだと感じていました。
しかし、中古スーファミソフトを探してスーファミでプレイするほどの勢いは湧かず……。
以降、記憶の層に埋もれたままになっていました。
そしてリメイク版のプレイレポートがSNS始めネット界で流れてきて、興味を思い出して。
ましてやそれに触発されて攻略サイトを読み始めた時点でだいぶキテるなと自覚しました。
これは実際に買った遊んだほうが精神衛生上良い。さもなければ興味が成仏しない。
そう思ってソフトを購入した、ら……案の定、プライベート時間が全てロマサガ2の中へと溶けていきました。もちろん公式設定とは結び付けない前提の妄想ですが、シティシーフ女性の系統はジェラール様とキャットちゃんの系譜では……などと邪推を愉しんだり。
気になるリメイクはそれだけじゃない。
ドラクエ3ですよ!
私、ドラクエシリーズは『胸を張ってファンです!』と言えるほどのハマリ深度ではなくても好きではあり、7以降は(基本オンラインの10を除いて)プレイし、楽しんでいました。
一番ドハマリしたのはゲームボーイのドラクエモンスターズ初代ですが……これはポケモンへの愛着から派生した興味だったので愛の色合いが違うかも。この辺のゲームについての思い出もいずれ語りたいですね。
ナンバリング過去作もプレステでのリメイク版で少し触れたのですが、3はリメイクも未プレイで。
それでも名声は鳴り響きまくっていて、私としても自由度(妄想の入り込む余地とも言える)の高さやスケールの広さに興味を持っていました。
なので、新たにリメイク版が発売されることがあったら遊んでみたいなぁとは思っていました。
前々からそう感じていたのでこちらもリメイク版のソフトは確保済み。ロマサガ2に満足したら(途中で並行してやるかもしれませんが)着手します。
私にとって魅了されるゲームとは?
ここからが本題。
私が『コンピューターゲームに感じている魅力』って何だろう?
と振り返ってみたくなったのです。
やみつきになり、時間を全て捧げてしまうほどの魅力を、どこに感じているのかと。
一般論ではなく、あくまで私個人の趣向の話ですよ。
二度と同じプレイはできないこと
大きいのは『ランダム性』あるいは『自由度』かなぁと自己分析しています。
ランダム性と自由度は指し示すところは異なりますが、要するに、これらがあると、何度繰り返しても同じプレイ内容にはならないんです。
ランダム性があれば、同じ内容になりようがない。
自由度が高ければ、同じ内容にならないようにプレイを組み立てられる。
これは繰り返しプレイを前提としない場合にも魅力的に働きます。
一度きりのプレイであっても『私だけのプレイ成果の道筋』が自然に出来上がるんです。
もちろん、ゲームと名がつくものはどの作品であってもそうでしょうが……。
ランダム性や自由度が高いと、その過程も結果も再現性が低くなる。私だけの、その時、そのプレイだから生み出せた唯一のものになる。
もっと正確に言うと、私の場合オリジナリティある結果が得られて達成感を覚えるというよりは、その過程の『コントロールの効きにくさ』に夢中になっているとも感じています。
どうなるだろう? どうしていくといいだろう? という色合いのワクワク感。
積み重ね育てること
他には『積み重なり、変わっていく・育っていく』ことにも快感を覚えます。
単にレベル上げして新たな技を覚えたり、クラスチェンジなり進化なりしていくところまで達成していくのも楽しい。
今回は前説にRPGを取り上げましたが、この『積み重ね、育ち、変わる』要素がズバリ中心に据えられた育成シミュレーション、経営シミュレーションにも強烈に惹かれます。
これらシミュレーション系はランダム性、自由度も大きいですしね!
以前の記事でアトリエシリーズに触れたことがありますが、これらの作品もランダム性と自由度(過程の自由さ、マルチエンディング)、積み重ねの成長により虜になりました。
全シリーズをプレイしたわけではないのですが、少なくとも初期シリーズは『依頼を受けてアイテムを納品する』ことが稼ぎの軸(お金も経験値も)です。
どんな依頼が出るかもランダム。その依頼達成のためのアイテムが採取できるかもランダム。これにより二度と同じプレイはできないし、エンディングも複数あるので、どの結末を目指すかでプレイ方針も変わってくる。
そして、調合を繰り返したり新たなアイテムを手に入れることで作れるアイテムが増えていくことも楽しい。
個人的にドンピシャでゲームに求めるものが詰まっていたんですよね。
物語はなくてもいい?
逆に、一般的に魅力として挙げられるけど、もしかしたら個人的にメインディッシュにはなっていないかも? と感じる要素は『物語』です。
推進力にはとてもなります。続きのお話が見たいと思う。
ですがこれはどちらかというと、物語を味わい尽くしたいという『物語への愛』よりコンプリート欲に突き動かされている感を覚えます。シナリオを読み切りたいという食欲のような気持ち。
シナリオの展開を楽しく、面白く感じる気持ちも持ってはいますが、根幹にある欲求は物語欲とはいくぶんか違う形をしているように思えます。
あるいは、物語に介入できること自体の面白さかな。選択肢だけであっても、介入し、変化を与えられるのがゲームの醍醐味だと私は感じています。
物語を鑑賞するだけなら漫画、小説、映像作品という媒体の方が直球で味わえるので。
あとはまぁ、『キャラ萌え』も私にとっては強烈に惹きつける力にはならないけど、これは漫画など他媒体の物語を追う時でも同じなのでゲーム特有の話ではないかな。
どんなゲームに魅了されてきたの?
こんな感性なので、先の文で少し挙げた『シミュレーションゲーム』が私にとって最もやみつきになる部類のゲームなのかなと実感しています。
シナリオはなくてもいい。発生したイベントの繋がりがそのプレイの物語になるので。
宇宙開拓シミュレーション・Stellaris
この辺を満たしてドボンとハマってしまったゲームを少しだけ挙げます。
Paradox社の『Stellaris』という宇宙開拓ゲームです。steamにて販売されているPCゲームにして海外ゲームですね。
これがマジで自由なんです。
自種族、自国を自由に編集できるのですが、奴隷制付きガチガチ身分制にも、宇宙時代においてもスピリチュアルな信仰を掲げる国家にも、どんどこ軍事拡張していく国家にもできる。完全なる宇宙の敵、悪の帝国にもなれる。
種族も、地球産ホモ・サピエンスも再現可能ですが、クリーチャーめいた異形の種族のビジュアルが豊富。それがどんな生態や文化を持つのかも設定できる(データ的に意味を持つ)。DLCを入れれば鉱物生命体や機械種族も選べる。
完コピ太陽系も搭載されているので地球プレイもできます。
こういう自由なセッティングの上で多彩なSFイベントが起きるので……ま~ぁ楽しいんです!
戦国時代シミュレーション・太閤立志伝5
noteで出会った記事を介して出会えた『太閤立志伝5』も良かった。
こちらの記事を拝見するまでは全く知らない作品だったのですが、『武士だけでなく商人、忍者、茶人などとしても生きられる(モノによっては兼業可能)』というポイントにビビっと来て購入。
到底味わい尽くしたとは言えませんが、広大な自由のフィールドに圧倒されました……。
プレイ実績による解禁は必要ですが、これもマジで戦国時代に生きた『誰でも』主人公に据えられます。史実をなぞることを目指すことも、全く違う人生を歩ませることもできる。
牧場経営シミュレーション・ラクノープリンセス
シミュレーションゲームといえば、沢山のシミュレーションゲームをインディーズにて発表している『犬と猫』というサークル様があります。
私はほんの一部の作品しか遊んでいませんが、特に『ラクノープリンセス』という作品にハマりました。
牧場経営ゲームなのですが、動物を増やし、作れる加工物を増やし、それでお客様や売り上げが増える……という過程がシンプルに楽しい。
扱えるアイテム数も多く適度に幻想的、適度に現実的。動物も品種が豊富で、徐々にリッチでレアな品種を入手できるようになる歓び。そして登場する人間も動物もとにかく可愛いのも嬉しいところ!
そうそう、牧場経営ゲームの最大手だろう牧場物語シリーズもしっかりハマりました。
ゲーマーに向かない負のスキル
あと、ここからは私の不徳によるものですが……。
私の能力の都合上、上記の条件を満たしていても手を出すハードルが高いものがあります。
それは『反射神経や技術を要求するもの』! リアルタイムなアクション要素が強い作品などですね。
普通にコマンド入力や細かい操作が下手なもので……。
指示通り押してるはずなのに技が出ないぞ? となるんです。
コマンド選択式のRPGや、コマンドを選ばなければ進まない(そうでなくても一時停止ができる)シミュレーションゲームなら、自分のタイミングで判断し進行・休止・状況判断ができるのでとても遊びやすい。
それと深刻なのが『CG(3D)酔い』。
冒頭でもちょっと触れましたが、私はリアルなグラフィックでカメラアングルがグリグリ回るとすぐに酔う傾向にあります。
私が老いるほど大作RPGに触れなくなってきているのは、所持ゲーム機の問題とかその時々のマイブームとか感性の老化とかもあるのですが、グラフィックの向上により『酔うかも?』と警戒する(実際そのゲームで酔うかは定かではないにしても)ことが増えたのも一因としてあります。
実は絶賛ハマっていると述べたロマサガ2リメイクでも酔っています。でも酔えばメニュー画面開いて休めばいいですからね。
そんなデバフ、マイナススキルを背負っているので雑食ゲーマーには程遠いし、トレンドを追い続けることもできないわけです……。
ゲーマーです! とは名乗れなくても、今後も気ままに、気になるゲームに生涯触れていきたいなぁと思っています。
でも時間管理、特に睡眠時間の確保はちゃんとしような、自分。
ゲームは一日一時間、では到底足りない。でも生活の必須タスクは浸食しない程度に……ね!