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自分が本当にINFPなのか一文字ずつ反転させて検討してみる

ネット界で目にするMBTI。というかむしろ16タイプ性格診断
以前、私はそのうちのINFPだと思う……という趣旨の記事を書きました。

しかし、ですよ。
本当にINFPか? という疑念はいつまでもつきまといます。

当然ながら、MBTIにしろ、その他の性格診断にしろ、占いにしろ……。
人類を有限のタイプのどれかに区分けするメソッドは何であろうと『タイプの特徴が自分と完全一致する』ということはありません。
同じ精神、能力を持った人間は他のどこにもいないのですから。
それを承知の上で、どれがよりしっくり来るか? と検討していくこと自体が楽しいんですよ。

自分がINFJという可能性はないか? というような話は以前の記事で触れたことがあります。

ただ、このINFJという分類、INFPの一字違いの中では最も「違うだろうな……」と自分では感じるものなんです。
そこで、今回はそれ以外の3種の『一字違い』について、そして別の心理分析メソッドであるエニアグラムを試した結果についても述べていきます。
以前の記事に引き続き、あくまでネット無料診断や先駆者のブログ・note記事などを拠り所とした分析となっていますのでご留意お願いします。


はじめに:診断結果一覧

論拠とする診断結果はこちら。これまでの記事にも載せた使い回しですが、また別のサイトでチェックした心理機能も入れています!

16Personalities
Mentuzzle


HITOSTAT 2024年10月10日 一切の自信なく答えた結果
HITOSTAT 2024年11月28日 ちょっと自信を持って答えた結果

ご存じの方には余分、ご存じでない方には意味不明かもしれませんが、自分用の復習のためにINFPとその一字違いの心理機能一覧を載せさせてください。

INFP Fi-Ne-Si-Te
ENFP Ne-Fi-Te-Si
ISFP Fi-Se-Ni-Te
INTP Ti-Ne-Si-Fe
INFJ Ni-Fe-Ti-Se

初見だと何が何だか分からないよね

主機能-補助機能-代替機能-劣等機能の順です。
N=直感、S=感覚、T=思考、F=感情、e=外的、i=内的

毎度同じ方の記事におすがりして恐縮ですが、こちらにまとまっている記事が面白く分かりやすいです。

案外ENFPなのでは?

まずは内向・外向の反転、ENFPから。
診断サイトでこれが出たこともあります。
示された好き嫌いの傾向などもなかなか共感できる。

Mentuzzle かんたん診断

私はそもそも、私自身が内向的人間であることを全く疑っていませんでした。
MBTIとか関係なく、これまでの生涯において。
というのも、私は他人と交流することに精神力を使う(楽しいとは思う)人間であり、一人行動にこそ安らぎを感じるためです。
休みは一人で家に引きこもっていて全く問題なし。ていうかそれこそ休みの醍醐味。
拘束されるのは仕事時間だけで充分。一人で、自由にできる時間がない人生なんて考えられない!

こんな他人との交流を維持できない人間が外向的であるわけないですよねぇ~?
検討するまでもなし。内向人間です。

……と思っていました。
確かに、外部=他人と捉えると、こんな奴が外向的であるとは判断しがたいのですが。
外部=自分の外側にあるもの全て、と仮に定義した場合……もしかしたら私は外向的なのでは? と思えてきたのです。
というもの、私は自分の内部世界を見つめ、醸成していくというよりも、外部から情報を取り込むことに快楽を覚えるような気がしているからです。
興味の幅自体は狭いので、好奇心旺盛! 物知り! とは言い難いのですが……それでも、私は情報のシャワーを浴びるのが大好きなことに違いありません。
文字がそこにあれば読んでしまうし……何より、Twitter(X)やnoteでリロードするたびに流れてくる情報を捕食することが快感なんです。
自分の外部から流れてきた情報を。

一人で過ごすのが快適なのは確かです。
ですが、私が一人時間を楽しく過ごせるのは、外部からの情報あってこそ。
本だったり、ゲームだったり、動画だったり、noteなどのネット界に溢れる情報だったり。
そして、そこから得た感情を誰かと共有したいという思いも確かにある。主にネット空間を通じて。だからこうしてnoteも書くし、秘伝のタレ(フォロワー、フォロイー)を継ぎ足し続けたTwitterアカウントも14年間維持し続けている。

私は純粋に内省したり、己の内側からのみ溢れる衝動を創作として形にしたり……そういう余暇を過ごしていることは少ないなぁ、と思っています。
外向(E)型が示す意味合いはエネルギー、意識が自分の外側を向いているかどうか……らしいです。コミュ強か否かではなく。
それなら、自分の意識は結構外部に向いているのでは……? と思わなくもない。
いいね(スキ)数も気になるから、がっつり外部反応に情緒を揺り動かされているし……。
とはいえ拡大解釈が過ぎるかなという気はしています。一人でいる時間が大好きで必須なことは疑いないですし。
心理機能から見てもTe(ENFPならば代替機能になる)が低すぎますしねぇ……。

本当はISFPなんじゃないの?

次は直感・感覚の反転、ISFPについて。
これもなかなかあり得るのでは? と、このところ感じてきました。
心理機能の並びも『Fiがだいぶ高く、Teが超低い』という私の特徴と一致しますしね。
しかし、私が「実はS型では?」と思うのはそういう定義上の面だけではない。
私は相当『五感で感じる快楽』に囚われており、一方でまだ見ぬ未来への長期的思考ができないためです。
更に言うなら、結局はこれまでの実体験、あるいは得た知識をベースに考える傾向がある気がするから。

S型は五感で捉えられ、実生活で触れられる範囲に興味を持つ。
N型は五感から遊離した思考の世界、現実の延長線上にない空想の領域に惹かれる。
これが現時点での私のS型、N型の理解です。

その理解が正しいなら、そしてそれが全てならば、私は明らかにN型です。
私の本籍地は己の空想世界にあり、そこから現実世界に出稼ぎに来ているにすぎない。私の現実の外側にあるファンタジーが、SFが、オカルトが興味と興奮の糧。
実際、MBTIにおけるS・Nの極の意味合いについて知った時「私と母の気の合わなさの正体はSとNの違いだったのか!」と、目の前の霧が一気に晴れるような説得力を感じました。
多分母は『ISFJ』なんじゃないかなと思っています。

……なのですが。
そもそもS=感覚を五感が与える刺激だと考えると……私は結構それを重視している、というより囚われてるなと感じたのです。
『今現在』『私が』美味しい、気持ちいい、心地いいことが全て。未来? そんなの見えない。

MBTIのSとNの違いについて検索すると、『りんごから何を連想するか?』という判別法が出てきました。
赤い、甘い、丸いといった五感で捉える現実、りんごにまつわる自分の過去の体験から連想するか。
万有引力、iPhone、白雪姫など、現実世界のりんご実体から直接繋がっていない、りんご概念から連想するか。
これをやってみた結果、見事にS寄り=現実のりんご、自分が食べてきたりんごそのものからの連想になったんですね。
そこからN型であるという自認への疑いが生じてきました。
思考・発想の癖がどこにあるか? という点が、この判別の根っこの部分だと考えるので。

もう一つS型みがあるな、と思ったのは私の創作・空想の傾向です。
このアカウントにて、自分の創作の嗜好に関する記事をいくつか書いてきました。

前回のINFP記事では自分の創作からPっぽさを見出していましたが、それ以上にSっぽさを感じる気がするな……とも思えてきたのです。
というのも、私は一次創作(原作を持たない、ファンアートではない創作)であっても、多分に二次創作的な発想から生み出しているからです。
それは既存の神話や伝承の二次創作であり、現実の二次創作なのです。
一次創作にしても二次創作にしても、過去にインプットした要素を抽出・掛け合わせる形での創作しかできていない。

私はジャンルとして『現代ファンタジー』、現代地球をベースにファンタジー要素を掛け合わせた作品が読むのも空想するのも大好きなのですが、ここに象徴されている気がしますね。
私の思考の癖として現実を出発点としているのに、ファンタジー・SF・オカルト諸要素が大好きすぎるからこそ(そこに興味を持つこと自体がN的なのかもしれませんが)、現実とファンタジー要素を混ぜ合わせたくなってしまう
現実の、五感が置かれている世界と自分自身の過去の体験(インプットしてきた知識)が土台となっている。

とはいえ、S型の諸特徴と自分を照らし合わせてみると当てはまらないところが多すぎる
心理機能テスト結果から見ても、N系の機能はどちらも多少はあるのにS系の機能はどちらも弱い
Sの能力がなさすぎるゆえに相対的にNになっている』という感じなのかもしれません。

INTPを名乗れるほどか?

そして感情・思考の反転、INTPについて。
一文字ずつ判別していると思われる16Personalitiesの診断結果だと唯一拮抗しているのがこのT・F軸です。

自覚はあります。
私は自分の中での納得を求める傾向があり、納得に至るための理論を求めます。といっても質問攻めにすることくらいしかできませんが。
心理機能で言うと、確かにTeはどん底だけど、Tiはなくはないんですよね。自分流の、自分のための理論を重視する傾向なら。
Fiは高すぎるくらいだけどFeは低く、強さ度合いならTi>Feなんですよね。テスト結果のみならず、これまでの自分を顧みてもそうだと思う。

なのに、自分がT型と名乗るのは気が引ける。
多少論理を重視する傾向があったとしても、それを凌駕するお気持ち暴走があるし。
何より、合理的思考が極端に苦手なんですよね。思考の癖というより、能力的な面で。

私がめっちゃくちゃ苦手だし、何なら重視もしていないのが『効率化』です。
ぼちぼちやってればいつか終わるでしょ、で何事もやってきています。スピードを求められると本当に居心地が悪い。
これまでの人生で効率化を重視する、なおかつ行動的なお方に幾人か出会ってきましたが、本当に私とは心構えも発想も根底から違うと感服しました。多分あちらは私にイラついてた、もしくは呆れてたんじゃないかな。多分ああいう方が真のT型なのでしょう。
同様に『作戦立案』も苦手。
すっごく救いのない馬鹿なことを言いますが……作戦ってどう立てればいいのか、取っ掛かりすら分からない……。

こんな体たらくでT型を名乗れる気にはなれず。
部分的に要素は持っていても、結局はF気質なのだと思います。
納得を得ることも大事だけど、調和、平和がある人間関係は何にも代えがたいし、結局は共感できると嬉しい! と思う本能が強いので。
そんな訳で、要素が拮抗している割に2番目に『なし』かなぁと思う一文字違いシリーズがこのINTPです。

INFJの資格ないだろ……

そして先述の通り、一番『なし』かなと思っている一文字違いが最後のINFJ、知覚・判断の反転です。
こう思い至るまでの経路は以前の記事に書いたので、ここではあっさりと振り返りますね。
確かに私は部分的に、規律や秩序を重視することがあります。
でもそれはリスクを恐れるがあまり結果的にそうなっている……といったところなんです。
本質としては混沌を好んでいる、というか自由な状態で、ふわふわ、ぐんにゃりやることを望んでいます

エニアグラム的にはタイプ4みたい?

ここからは別の観点のお話。
noteでMBTIを語っている方を見ていくと、しばしばエニアグラムも並行して語っている方が見受けられます。
これも面白そうなのでやってみました。

エニアグラムの基本は9タイプ。

タイプ1:改革する人
タイプ2:人を助ける人
タイプ3:達成する人
タイプ4:個性的な人
タイプ5:調べる人
タイプ6:忠実な人
タイプ7:熱中する人
タイプ8:挑戦する人
タイプ9:平和をもたらす人

分かりやすい!

この中のどれに最も当てはまるかで基本タイプが決まります。
その基本タイプの中でも隣り合う番号のどちらに寄っているかで差が生まれ、どちらよりなのかをウィングと称します。2寄りの1なら1w2と表します。
この9タイプは更に三分割され、1・8・9が本能、2・3・4が感情、5・6・7が思考に属するとされています。
本能・感情・思考の各カテゴリーから、最も強い傾向がある1つずつを持ち寄り判定するのがトライタイプです。
本能1、感情2、思考5ならΔ125と表します。支配力が強い順から数字を並べるので、215や521だったりするとまた違う傾向を見せます。
他にも色々分析法はありますが、私が理解できていないのでここまでにさせてください……。
こちらのサイト様の解説が分かりやすいです。

で、私の結果がこちら。二つのサイトで試してみました。

こちらもMentuzzle
日本エニアグラム学会

タイプ4でしょうね。5寄りの4(4w5、ボヘミアン)。トライタイプはΔ459(瞑想家)Δ479(優しい精霊)の可能性がありそうです。
タイプ4。空想を好み、自分の気持ちを優先し、好きなことをとことんやる。
囚われるものは『嫉妬』。自分は人とは違う……。

これもまた結構な部分を言い当てられている気がします。

エニアグラムとMBTIは別の方法論なので対応関係はない(傾向はあるっぽい)ですが、解説を色々と読んでいくとINFPであることを補強されたような気がします。
エニアグラムは本当に調べ始めたばかりで、MBTI以上に自分の言葉で語れないので、今回は結果を晒すに留めておきますね。

お前のポストをずっと見てきたぞ

最後に。最近現れた割に『お前のポストをずっと見てきたぞ』してくれるらしいGrokさんに、14年分のツイート地層を検分してご意見を伺いました。

MBTIについてのご意見
エニアグラムについてのご意見

結局INFPタイプ4、とはいえ他に考えられる可能性(ENFPタイプ7)もよその診断や自認とおおむね近い気がしますね。しかし4w7は成り立たないんじゃないのかな? 隣り合ってないし。
まぁツイッターに出している自分は他人に見せてもいい、余所行きの自分ですからね。結局は自分で自分を深掘りしてしっくりポイントを見定めるしかないでしょう。

結論。分からん!!! 調べるほどに迷いが増す一方です。
でも、まぁ……総合的にしっくり来る度合いが高いのはINFPですかね……。
今後も色々な理論・分析を味わいながら納得の欠片を集めていきたいですね!

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