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タロットは厳しい、ルノルマンは優しい
最終選考の連絡待ちの段となって幾週、もう今月も残り少ないし、連絡はこないでしょう。残った人たちにはもう電話きてるんだろうし。いや、他の新人賞の連絡時期とのソロバンで二月中がキリだと踏んでるんだけど、それもあと十日のところ、もうダメでしょう。あたしもうダメかもしれない。
ダメならダメでと、さっさとはっきりさせるべくタロットをやった。五枚並べるやつ。ワールドの逆位置、スターの逆位置などと出て、総合判断にデスの正位置があった。あ、もう終わったわ、といったところ。ここまできっぱりサクラチルと出たならもう諦めるしかない。デスってのは死とか死神とかといいますが、意味は死や終わりというだけじゃなくて、死と再生、変革、やり直しなどということも告げるものである。根本から考え直しましょうってところですか。ワールドの逆位置は未完とか失敗とかだけども、半端に終わる、ということも告げる。半端。もしかしたら一次くらいは通ってるかもしんないね。
そのようにタロットには現実を突きつけられたんだけども、今度はルノルマンカードをやってみたんですね。そしたらなんだかやさしい世界でした。手紙、錨、指輪、太陽などなどと並んで、なんや愛されたりカネのあてが出てきたりするらしい。十二枚並べるガッツリした占術でやった。ジプシーオラクルというの。ちょっと救われたわ。
どちらも解説書で意味を調べたんだけれども、そうしなくていいように単語帳を買ってきて暗記しようと思う。脳は衰えても気分は学生時代に戻ってだな。表にカードの名前、裏にその意味を書く。ペラペラめくって叩き込む。
占いのそんなこんなでした。君子占わず、といいますが、それは君子は占うまでもなくわかるってことらしいですよ。微かな兆しで未来を悟るらしい。そこまでいけたらたいしたもんなんだが。常人じゃねーよその君子。
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