「世界の棟方よねえ〜」「本当、世界の棟方だわねえ〜」

　竹橋で開かれている棟方志功展に行ってきました。タイトルは絵を観てたら後ろから聞こえてきたおばはんたちの会話。それでいいならいいんだけど。別に文句はないんだけど。

　展示。いやーえがった。いつかどこかでちょこっとだけ現物を拝んだことがあったが、今回このようなデッカい規模でやってもらっちゃうともうひれ伏すのみである。棟方。棟方志功。あの男はこれをやるしかなかったんだろうとひしひしと伝わる。賭けてるもんが違うよこれ。込められた気迫が尋常ならざる熱量でそこにあった。なんだか表現や芸術の本質にふれた気がした。大きな学びだった。命を捨てないとこういういい仕事はできないんじゃないのって。いやこの場合いい仕事どころの話じゃなんだけども。たぶんのちのちの国宝でしょ。偉大なり棟方志功。

　いろいろありますが、あたくし大変刺激を受けたので、これからも自分のやるべきことをやっていこうと決意を新たにしたものであります。美術ではないけど、あたくしにはあたくしの領分があるからねえ。

　本当、世界の棟方だわねえ～。