小説の爪とぎ 13
昨夜は書けた。もーできねえよってとこまでがんばって書いた。やれるものだ。終わりも見えてきてるねこれ、だんだんと終結部へ向かっている。この小説がおもしろいかどうかは、いわゆる読者の判断にお任せするというものだが、書き手としてはのたうちまわっておもしろくしようと四苦八苦してたんで、まあ、おもしろがられればいいな。売れたい。売れるって広く読まれることやからね。
メモパッド書きがやまぬ。昨夜も執筆前にばりくそ書いていた。この書き飛ばし感はやみつき。書いてちぎってまた書いて、そんで三十枚もたまればなにやら達成感すらある。エンジンを暖めるような役割も果たす。小説の爪とぎというのならむしろこのメモパッド殴り書きであろう。キレッキレにといで書き始められる気がする。スランプなクリエイターにおすすめ。やる気出るよ。
締切終了に向けてやりたいことを書き出しておこう。まず別宮貞雄のコンチェルトのプログラム、これが締切当日の公演。その後来月になるとモーツァルトとベートーヴェンとブラームスという凄まじいプログラムの公演がある。これらに行くためにネクタイは新調した。あとは岡本太郎の展覧会、十月からかな。ひとまずそんなもんで、あとは酒と読書と音楽と映画ってところだろう。
とある神社で売っているお守りに、人気が出るといういわれのものがある。数年来、毎年なんとなく買って持ち歩いているんだけれども、いまのところ私に人気はない。そろそろ前回買ってから一年が経つ。二度目か三度目のお焚き上げ&ゲットをするかどうかだ。ゲンは担ぐほうなのでまた買うのでしょう。来年あたり人気者になれるかもよ。売れるかもよって話。
カメラを持ってどっか行っちまいたいけども、それも締切が済んでからのことだな。見知らぬ町を撮って回りたい。おもしろい風景は必ずあるもので、目を撮影モードにすればほら、これもおもしろい、あれもおもしろい。道に落ちてる軍手すらおもしろくなっちゃうことがあるでしょう。カメラを持てば人はなんでも撮りたくなるものだ。そこで人々、昨今スマホで撮りまくってますね。私のスマホにだって撮影機能はある。だがカメラ、この、写真を撮るためだけのデバイスに何かしらのフェチや趣味やこだわりは出てくるものよ。ニコンのZ fcがいま欲しいけど、長いこと欲しがってるんだけど、いまの愛機、キヤノンのGⅠX Mark Ⅲもかなりいいものだったりしてるし、まだ使えるし。Z fcを欲しがるのはただの物欲であるから、必要な買いものではないので、ここはキヤノン使っとけって話になる。いったい物欲とは果てしない。買っても買ってもだ。足るを知れ。