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6/14 AdvertisingWeek JAPAC

昨年は東京ミッドタウンにて開催されたAdvertisingWeekでしたが、今年はコロナウイルスの影響もありオンライン開催という運びとなりました。でもまぁ、中止ではなくオンラインであっても開催されたことが嬉しかったし、会場間の移動とか無かった分いつもより楽だったようにも思います。

昨年は岡康道さんのセッションがあったりしてとても刺激になったので、リアルな場を失ったのはやはり残念ではあるけれど。

多種多様なセッションが多かった中で個人的に印象に残ったセッションをご紹介したいと思います。

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新型コロナウイルスパンデミックが再形成する、新しい社会のビジュアル
presented with gettyimages

GettyImages社と聞けばお気づきかと思いますが、写真やイラストなどビジュアルからトレンドを見るという内容のセッションです。

普段あまり意識することは無いと思いますが、テレビやネットニュース等に付随する写真というのはその時々の世相というのを色濃く映し出しています。同セッションでも紹介されていたのですが、時代ごとにいくつかキーワードというものがあるようです。

例えば1995年ドットコムバブルの時には「カラフル・遊び心・リスク」といったキーワードの画像(イメージ)が多く使用され、2000年にそのバブルが弾けた時には「落ち着いた青・ヨガ」などのイメージが求められました。

さらに2001年9月11日。同時多発テロが起きた年には「家族・コミュニティ・一体感」が。2008年のリーマンショック時には「日常のヒーロー・UGC(User Generated Contents)・安定感」というのがキーワードになっていたようです。その時々の空気感に呼応して求められるイメージが異なるというのは当然といえば当然なのですが、改めて言語化してみるととても興味深いモノのように思います。

最近の傾向として「リモートワーク」と検索してみます。そうすると以下のような画像が出てくるのですが、印象的なのは家で子どもと一緒に仕事をする画像というのが少なくないということです。

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日本国内においてリモートワークがどれだけ広まってきたかについては、東京では49.1%ほどが実施しており大都市圏ではある程度の浸透がみられたようですが、地方都市において一向に進まなかったというのが現状だと思います。

同じくGettyImagesのサイトで「働く」と検索して表示される結果は以下のような画像です。やはり、オフィスで大人数が集まって働くというのが大半のイメージですよね。

スクリーンショット 2020-06-14 20.31.23

「withコロナ」や「afterコロナ」というキーワードがメディアを賑わせていますが、コロナウイルスによって我々の働き方が変わるのであれば、近い将来「働く」とキーワード検索して表示される結果一覧には、家で子どもやペットと共に仕事をしているイメージが、ごくごく当たり前のように表示される時代がくるのでしょうか。

「そんなのITとか一部のサービス産業だけだろ!」という声が聞こえてきそうですが、果たしてそうでしょうか?それは、我々がその未来を選択するかどうかだと思います。相変わらずオフィスに集まって働くことを選択するのか、はたまた選択せざるを得ないのか。日本の産業構造とか射程の長い話になる感じではありますが、そういう根本的なところから議論を始める良い機会にすることもできる訳です。

ちなみに私の所属する広告業界はどちらかと言うとリモートワークにそれなりに適した業界であることがこの数ヶ月で(現場だけではなく上層部も含め)ある程度分かったと思うので、先ずはそう言う”変わろうと思えば変われる業界”から変わっていけば良いのだと思います。”変われるはずなのに、変わらない判断をする”のであれば、そういう古い体質なんだろうと思ってください。今後はそういった側面からも色々と注目して頂きたいですね。

よかったら皆さんも色々と画像検索してみてください!






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Tsukushi/広告代理店
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