自分で決める、別れるべきか
相手を変えられないならば自分が変わればいい No5 存続の可否
おはようございます。今日は暑くなりそう…
誰かとの親密な関係について考える時、「もうこんな関係とはおさらばしたい」と考えたことは?あるいは、今、どうですか?著者のラス先生は、さらっと、「私はある」と断言します。人間の進化から見ると、もっとも理にかなった行動は、”逃げ出すこと”だと…。もう一方で、”闘うこと”もあるけど…。しかし、現在の私たちはそれほど単純じゃないですよね。そこで、ラス先生は、4つの役立つアプローチを提案してくれます。
オプション1 別れる
はい、シンプル。それによって、自分の人生が好転するか考えてみましょう。もちろん、このオプションを選択する前に、今後出てくる様々な関係が上手くいくためのエクササイズをして欲しいとは言いますが…。
オプション2 関係を続け、変えられる部分を変える
ここからは現在の関係に留まる場合ですね。まずできることは、状況が少しでも良くなるように変えられる部分を変えること。最もコントロールできるのはやはり自分の行動、というわけ。逆にパートナーをコントロールすることはできない、そうラス先生は言い切ります。いかがですか?
オプション3 関係を続け、変えられない部分を受け入れる
それでも、そう、自分が変えられる部分を変えても、関係が良くならない。しかし、関係を続けることを選んだ。そういう場合は、アクセプタンス(受容)の練習をすべき。これ、二ーバーの祈りですね。ご存知ですか?
ニーバーの祈り
神よ、変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。ラインホールド・ニーバー
オプション4 関係を続けるが、あきらめて状況が悪くなるようなことも続ける
まぁ、確かに、こういう選択肢もあり得ます。心理学的に言うと”共依存”でしょうか。心配し、くよくよ悩み、思案し、いつまでも分析し続ける。他者に文句を言い、関係に執着し、自分やパートナーを責める。自暴自棄になって逃避行動をする。しかし、この方法は、間違いなくあなたのエネルギーを奪う、とラス先生は言います。そりゃそうだ。
さて、どれを選ぼうかな…