闘うか逃げるかの、その先へ
相手を変えられないならば自分が変わればいい No29 闘争か逃走
パートナーとの言い争いが白熱すると現れる反応に、闘争か逃走の反応があるといいます。これは、我々の本能に叩き込まれた傾向なので出てきても仕方ないのですが、パートナーとの今後の関係を考えたら、見直す必要があるとラス先生。
自動運転モードに入らない
つい、この本能の自動運転モードに入ってしまうと、我々の原始的な反応に支配されてしまい、延々と続く口論や喧嘩にはまってしまう。あるいは、片方が逃げ、片方が追いかけるという悪循環に陥ると言います。
そそくさと逃げる人、それを鬼の形相で追いかける人。なんだか、想像つきますね。私は、どちらかというと、逃走する方かなと思います。
シンプルな答えなどない
まず、逃げようが闘おうが、どちらかか正しいということはないということを理解しすること。そして、その関係において最良のバランスを見つけることが重要であるとラス先生は言います。そのバランスは、カップルそれぞれで異なる。
同じパターンを崩す
しかし、今のままでは変化はない。よって、パターンを崩すことが重要だといいます。自分達のパターンを理解して、闘うパターンの人は、そこで追いかけるのを止め、逃げるパターンの人は、去るのを止める。まずは、そこから。
家族療法の考え方で、その家族で流れているパターンをどんな小さな方法でも良いから崩すことが重要とされます。それも一緒ですね。川の流れは、そこに小さな小石を落としただけで変わることがあります。なにも大きな岩を落とす必要はない。小さな小石を少しずつ少しずつ落としていくことから始めることが良いでしょう。