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ご機嫌に働く人がいる場所へ①

うちから車で10分程の所で一人暮らしをする次男が、先日新しい髪型で現れた。

久々に賢そうな(笑)すっきりした凛々しい髪型だったので、

「それ!!それいいわぁ。。一番似合ってる!」

と絶賛してみた。

すると、行っている美容院の魅力を次男が話し始めた。

気に入っていた美容師さんが今年初め専門学校の先生に転職され、美容院迷子になっていた私は、自分の求めていた美容院はここなのではないか?とピンときて、

「余計な次男情報をベラベラ絶対話さないから紹介して!」と、お願いしてみた。

押し問答の末、その美容院への出入りの許可を得た。

こういう時長男はむしろ勧めてくるけれど、次男は自分のフィールドになかなか私を入れたがらない。

同じように育てても違うものが育っていく。

面白い。


その美容院はご夫婦経営のようで、入った瞬間柔らかい笑顔で溢れていて、働いている人達の機嫌が良いのが手に取るようにわかった。

ついついその柔らかな笑顔と紹介特典のヘッドマッサージにつられて、
実は~息子の紹介で~と話してしまい、、、
話が弾んでしまい、、、

アカンやん( *´艸`)


何人かいた美容師さんの中で、子どもたちと同じくらいの年齢だと思われる青年が、そのご紹介特典のヘッドマッサージをしてくれた。

瞬間的に、
この人には多分天性のものがあるな、きっとちゃんと努力もしているけれど、教えられて出来ることではないことを元々備えている、と感じた。

思い切って、
「努力もあると思うけど、力加減とか手の運びとかにセンスを感じる」と伝えてみると、彼はこう答えてくれた。

「うち、両親、なんなら祖父母や叔父も美容師で、、、」

「そういうことかぁ、生まれながらにこの環境があったのね」


蛙の子は蛙、とはよく言ったものだ。

そして、家族で美容院やっていたから、自分もここを選んで修行にきたと。

ご夫婦経営のこの温かい美容院で、彼は自分の才能をまた育てていくのだろう。

書き残せない技術やセンス(感覚)が引き継がれる。


エンディングノート講師として、エンディングノートのご相談に乗っているいると、引き継ぎたいもの、残したいものより、どれだけ残さないかが重要な気がしてくることがある。

余計なものをそぎ落とした後は、本当に残したい、遺していきたいものは何なのか?にも目を向けていきたいと、改めて思った。


「ご機嫌に働く人がいる場所へ」はシリーズにしたい。

またまた薬治療に逆戻りの私が新たに見つけたびよういんではなくびょういんの話も書きたいなと思っている。


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