すべての悩みは比較から生まれる
比較というやつは実に面倒な存在だ
中小企業の経営者の悩みは多くて、深い。
資金繰り、営業、採用、デジタル化・・・数え上がれば切りがない。
「忙しい、忙しい、まいった、まいった」が口癖の
「男はつらいよ」シリーズのタコ社長の気持ちがよくわかる。
それにしても中小企業の経営者はなぜ悩むんだろう。
お金や営業などの悩みは正直いって尽きることはない。
でもね、悩みの多くは比較から生まれると僕は思っている。
反対に比較で自分を納得させている面もある。
比較の対象は他人ではなく、過去の自分
頻繁に海外に行く知り合い、おいしいものばかり食べている友達、
デジタルに強い社長、社員は休みを取っても自分は取れない・・・。
「いやいや、他人は他人、自分は自分」、それでいいじゃあないか。
とはいっても、いつも誰かと比較して、悩んでいる自分がいる。
比較はなくならないけど、大事なのは勝ち負けを考えないこと。
買った、負けたなど、よく考えてみると大したことはない。
そうだ、他人と比較すること自体を笑ってしまおう!
もし比べるとしたら、誰かではなく、過去の自分だ。
比較など意味がないほどすごい人がいる
もう一つ、小さな世界で閉じたままなのがよくない。
身近な他人は比較の対象として好都合だからだ。
ところが世の中には比較など意味がないほどすごい人がいる。
比較している自分の小ささを実感させられる。
でもね、その人のようになろうとは考えない方がいい。
それよりも、自分ならば何ができるかを考えることだ。
独自であること、特殊であることを怖がる必要はない。
大事なのはいまやっていることが、自分に価値があり、楽しいかどうかだ。