電源がないので、ウォシュレットが設置できない・・・困ったぞ!
事務所移転でいくつものトラブルが発生しました
今年2月に中央区築地から文京区千駄木に事務所を移転して、今日でちょうど丸8ヶ月が経ちました。リモートワークやオンラインミーティングが増えたこともあり、スペースは以前の三分の一ですが、なかなか快適です。
それはそれとして、18年ぶりの移転だけに廃棄や処分しなければならないものの多さに閉口しました。そして大なり小なり、移転にトラブルはつきものです。今回はトイレのウォシュレットの設置がその一つでした。
新事務所はマンションの1 階で、バス・トイレ・洗面台はユニット一体型です。設置を依頼した業者さんはなかを見るなり「内部に電源がないので設置できません。外から引っ張るのも漏電の危険があるので無理です」の一言。
電源不要の「非電源ウォシュレット」を購入しました
ウォシュレットがなくても困るわけではありません。仕事が重なっていた時期でしたので、まずは仕事が優先でした。それでも気になり調べると、おおっ、電源なしでも使える「非電源ウォシュレット」があるではないですか。
非電源ウォシュレットの構造はいたってシンプル、電気ではなく、水圧によって洗浄する仕組みです。今回のように電源のないところだけでなく、災害時でのニーズも高く、国内だけでなく、海外でも販売されているそうです。
複数の会社が製造・販売しているのですが、ネットのレビューで高評価だった「杉半」(岐阜県可児市)の商品をAmazon で発注。数日後に到着したのですが、仕事に追われ、やっと週末に箱から取り出して設置開始です。
取り付けの問い合わせに対応してくれたのは社長さん
しかし、ここで再び問題が発生。トイレのタンクの位置などの構造が異なり、設置方法がわかりません。対応がいいというレビューの声を頼りに、土曜日にも関わらず、杉半に電話をかけると、何とすぐにつながったのです。
事情を説明すると、いくつか個別対応が必要なことが判明、その一つはパイプの長さです。同梱のものでは足りず、ホームセンターで購入する必要がありました。型番を確認して、後楽園近くの店に行ったのですが、在庫なし。
再度問い合わせると、某ホームセンターには必ずあるとのこと。「またかけるかもしれないので、お名前を教えていただけますか」、「代表の杉山です、困ったときにはいつでも連絡をください」、この一言で不安解消です。
これでよかったのかという購入後の不安への対応
商品を購入した際に、多くの人は「これでよかったのかな」という不安、そして軽い後悔を覚えるそうです。ネットのレビューは購入前の不安の解消もありますが、購入後の安心材料として読まれているのかもしれません。
販売側には「売るときだけ」ではなく、お客さまに「買ってよかった」と思っていただく対応が求められています。その手段は、商品お渡し時の説明、お礼状、定期訪問、ニュースレター、メルマガなどさまざま考えられます。
まずは「いいお買い物をされましたね」という一言。そして、杉半のように「何かあったらいつでもお問い合わせください」という誠実な対応がファンにつながります。最後になりましたが、非電源ウォシュレット、快適です。