クラブ会員が塩路家具に集まった「ブランディングセッション」が実に熱かった!
「ブランディングクラブ」という中小企業のコミュニティを主催しています。クラブコンテンツに「ブランディングセッション」と「ブランディングツアー」があり、先週はこの二つを合体させた楽しい企画を開催しました。
盛りだくさんの内容なので、何回かに分けて紹介します。まずは「7月度ブランディングセッション」の開催報告です。日時は7月24日(水)、会場はクラブ会員の塩路家具(和歌山県御坊市)さんの店舗でした。
当日は北海道、岩手、富山、東京、広島から6社8名の会員が会場にて参加されました。2024年のセッションのテーマは「価値の創出」、今回のテーマキーワードは「ランドマーク」「リアル店舗」「特別な体験」の3つです。
セッションの第1部は塩路家具の店舗視察、第2部は問題提起として僕が「地域が味方になる経営」という話をしました。第3部は塩路社長からランドマークを主軸とした経営の考え方をスピーチしていただきました。
ランドマークから何を想像しますか。僕はヨーロッパの街の中心にある教会が浮かんできます。建物自体もランドマークの機能ですが、人が集まり、交流し、新しい文化が生まれる場所であることがランドマークの本質です。
塩路家具が目指しているランドマークも同様です。同店は5月に店舗に併設する形で「GARDEN BASE CHILL」というカフェを開業しました。家具・インテリア・雑貨のスペースに加え、人が集まり、交流する場ができたのです。
僕は問題提起として、「これからの店舗や商業施設はものを売る、買うだけの場所でいいのだろうか?」と問いかけました。問いかけの背景には6年半連載している毎日新聞の経済プレミア「地域で光る小さな会社」があります。
問いかけの答えとして、「リアル店舗は出会うこと、話すこと、買うことが同時に行われる場所であり、地域のコミュニティとしての存在である」と位置づけ、地域のコミュニティ化を促進させる4つの取り組みを紹介しました。
一つ目は「Find(地域の良さを探し出す)」、二つ目は「Alliance(地域内で連携する)」、三つ目は「Share(地域で共有する)」、4つ目は「Support(地域で助け合う)」です。具体的な事例もいくつか紹介しました。
セッション終了後は「GARDEN BASE CHILL」で交流会を開催。」塩路家具のスタッフや地元企業の方も参加され、大盛り上がりです(まあ、いつもそうなんですが・・)、この時間はセッション・バージョン2なのです。
お酒が進むつれ、思いを熱く語る人もいれば、悩みを個別に相談する人もいます。これはオンラインではなかなか難しい。やっぱり、現地に行き、現地の空気を味わい、現地を五感で実感する・・ここから生まれる瞬間です。
「同じ志しを持つ仲間と、話し、食べ、飲む時間はいいなあ」とつくづく実感、これって主催者の醍醐味です。誕生日が間近の会員さんには、塩路社長からサプライズでバースデーケーキを出していただきました。感謝です!
気がついたら23時近いではないですか。明日もあるので、解散となりましたが、場所を変えて2時近くまで話した会員さんもいたようです。場の力が熱量を持つと、時間と疲れを忘れるみたいですね。
最後に今回のセッションで大変お世話になった塩路社長とスタッフのみなさんに心から感謝です。次回は翌25日(木)の御坊市の企業訪問と19時から開催したブランディングセミナーを報告します。こちらも実に濃厚でした。
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