授業
9:45からの2時間目、今までで1番の授業ができた。嬉しくて3・4時間目2年生の授業は気持ちが上気して夢心地だったけれども、それでもなかなかの授業だった。おにぎりを食べながら知多中央道を北上し大府の中学校へ向かう車中でも体の芯が温かい。午後、ICT支援員の業務を行う内に徐々に喜びが込み上げてきた。
私は教師を辞めることばかり考えながらいい加減な授業をしてきた。けれども教員人生の後半では荒れた学校に秩序を打ち立てるために働いた。これは人並みの仕事をしたと多少の自負はあったけれども、定年して振り返ると秩序を保つために不良を学校から追い出しただけだと思うようになった。
教員の本分である授業はまるで意欲がなかった。テストでいい点を取るために知識を詰め込めばいい。教える為の努力などしたことなどなく、知識を暗記する学習など教える価値がないから生徒が勝手にやればいいぐらいに思っていた。
全く学習指導に興味のない教師が BASICに夢中になって学習アプリを懸命に作った。不思議と矛盾しているとは思わなかった。「教えること」と「作る」ことは違うと信じていた。ところが、不良を追い出している頃からプログラミングを教えたくなった。プログラムを作るうちに考える力が身についてきた様に感じた。
その頃から始めたプログラミング指導だが何度指導してもうまくいかない。試行錯誤を繰り返して70歳を過ぎて非常勤講師でやっと満足できる1時間目が出来た。
授業内容は別の作文で送ります。
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