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「教育におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)」について

一般会社の女性社員に質問されました。
「DXって分かります?」
私が学校のICT支援員だから分かりやすく説明してもらえることを期待したらしい。しかし、DXが何かさえ知りませんでした。現在、一般会社ではDXが分からないと一人前に扱ってもらえないようでした。
 学習する必要を感じて一般会社におけるDXについて調べた後で、教育における「DX」について調べたので、その内容を載せます。

 第一段階、紙媒体の学習プリントをPDFにしてタブレットに送るだけではDXではなく「代替の段階」と呼ぶ。デジタルに変えるだけでなく双方向性機能を使って生徒がデジタルのプリントに意見や回答を書き加えて教師に転送して、それを教師が採点する「増強の段階」もDXとは違うらしい。「代替」と「増強」の段階はICT化(デジタルシフト)と呼ぶらしい。
 第3段階からDXになるそうです。第3段階「変容」は生徒同士が双方向アプリで協働して発表資料を作成する。さらにクラス発表のために全員に資料を共有する。これが「変容」の段階で最終段階「再定義」は生徒が主体的にタブレットを活用した学びを創造するのだそうです。 この段階で生徒は時間や空間を超えた学びに発展するそうです。この第3段階と第4段階を教育におけるDX(デジタルトランスホーメーション)と言うらしい。
 分かったようでわからない説明だったので、具体的にはどんなDXがあるのか生成AIに聞いてみた。

1. デジタル教科書と教材の活用
2. 学習管理システム(LMS)の導入
3. オンライン授業の実施
4. AIを活用した個別指導
5. データ分析による学習状況の可視化
6. バーチャルリアリティ(VR)/拡張現実(AR)の活用
7. 電子黒板とICT機器の活用
8. 学校業務の効率化
9. オンラインコミュニティの形成
10. ゲーミフィケーション※による意欲の向上
※ゲーミフィケーション:ゲームの要素や思考法をゲーム以外の分野に応用すること
上の説明は教育関係者の動画を見てまとめたもの。下半分はチャットGPTが示したものです。

 DXとは、何でもかんでもコンピュータで効率的に学習効果を上げることらしいことだけは理解できた。しかし、学校は会社ではなく、成績や作業効率を上げれば良いというわけではない。コンピュータを使いこなせるようにするのは教育ではなく、職業指導である。
「じゃあ、教育ってなんだ?」
こんな大きな質問をされても困るけれども、コンピュータのような便利な道具など使わなくても立派にできるものだと思っている。
 私はICT支援員として不適格だと言われるかもしれないけれども、コンピュータなどは教育に使っても使わなくてもどっちでもいい。ただの道具だと思います。うまく使えないからICT支援員に仕事を丸投げする。あるいは、困った時に助けてくれる人でありたい。

写真は我が家のたこ焼きマシーン

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