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『小説』永遠に宇宙に~さよならは言わない~ 第33話
由美子「じゃァね?ミーナ、凄く楽しかったよ、また来年も呼んでよね?」
麻子「まァ今年は色んな事があったけど、次も呼んでくれるんでしょ?」
美菜「当然じゃない、麻子と由美子が居なかったら、誰が暴走男共を止めてくれるの?来れないなんて言ったら一生恨むんだから」
麻子「それは怖いわ」
由美子「だねェ」
美菜「ウフフ、2人ともありがと」
亜季「ミーナ!!今日のミーナも最高だったのだァ」
翔「楽しかったぜ?まァ矢野の言う通り、始まる前からバタバタあったけど、逆に良い思い出になったろ?」
美菜「うん、ありがとォ翔、亜季(あっきー)」
健太「ミーナ┄┄」
美菜「ウフフ確り栄養は取ったの?」
健太「うん!!バッチリ食べた」
美菜「健太さァ、お菓子ばっかじゃ駄目だよ?」
健太「そォだね?ご飯も思ってたより良かったから、今度からはご飯も食べる様にする」
美菜「そっか、それじゃァガリガリ君を食べる時は、また誘ってね?」
信之「んな事よりもよォ、健太の食レポ┄まだ食ってねェのまで先に言っちまうもんだから、楽しみが減っちまったぜ」
良介「良く言うよ、確り聞いて感心しながら食べてたじゃん」
信之「あァ~┄ハハハ健太は将来グルメ関係の仕事が合うと思うぞ?」
健太「そォなの!!じゃァ頑張る」
美菜「ウフフ3人共楽しめたみたいで良かった」
信之「最高だったぜ、な?」
健太・良介「うん」
美菜「信之(のぶ)、良介、健太、今日は来てくれてありがと」
良介「あ、そォだ、ミーナパソコン何にしたの?」
美菜「あァ、信之が勧めてくれたやつにした」
信之「ほらな?」
良介「うわァ信之凄い┄あれ?健太どこ行くの?一緒に帰ろォよ」
健太「ちょっとコンビニ寄ってくから」
信之「まだ食うのかよ」
健太「お菓子は別腹さ」
良介「そんなもんかねェ」
信之「しゃァねェなァ、付き合ってやるよ、行くぞ?良介」
良介「そォだね?、バイバイミーナ」
美菜「うん、気を付けて帰ってね?」
摩紗斗「ウップ┄もォ食えねェ」
春美「大丈夫なの?摩紗斗君、辛そォだけど」
摩紗斗「食い過ぎた」
春美「何で最後にあんな無理矢理詰め込んだりしたの?」
摩紗斗「何でって┄藤川あのデザート知らねェのか?あれ本場のフランスでしか売ってねェんだぞ?」
春美「そォなの?」
美菜「そ、昔一度パーティーのパティシエをして貰ってね?また今回も頼んだのよ、特別な日だからさ、それで急遽フランスから来てくれたんだ」
春美「そォだったんだ┄それなら一つだけでも食べておけば良かった」
麗美「ウフフ、お土産の袋の中に入っているから、帰ってからゆっくり食べなさい、紅茶と一緒に食べると良いわよ?」
春美「はい、ありがとォ御座います」
摩紗斗「ふ、藤川┄お、俺のやる」
春美「良いの?」
摩紗斗「あァ┄食い過ぎてもォ見たくねェから」
美菜「ウフフ、良かったね?春美(はる)、摩紗斗も今日はありがと」
摩紗斗「また来年な?」
美菜「うん、絶対呼ぶから」
恵子「ミーナ色々ありがとォ┄何かミーナの幸せな日に便乗しちゃったみたいになって」
美菜「ウフフ、ねェ茂?」
茂「分かってるよ、皆の前で誓ったんだ、嘘はねェから」
美菜「うん、幸せにね?茂(しげ)も恵子(けい)も今日はありがと」
優也「屋中┄何か俺も便乗した形に」
美菜「優也君は良いの、私がそォする様に指示したんだから」
優也「そォ言ってくれると」
美菜「そんな気ィ回してる場合じゃないでしょ?本当に大変な事なんだからね?」
優也「覚悟している、だが俺だって太田」
美菜「茂と一緒にしないの、でも本当にお願いね?加奈は私に取って掛け替えの無い、唯一無二の大親友なんだから」
優也「あァ┄┄」
加奈「ミーナ」
麗美「加奈ちゃん?何が正しいのかなんて分からない、この先どんな事が起こるのかもね?だから今を大切にしなさい、これは百合子(ゆりこ)さんの教えよ?」
加奈「御祖母ちゃんの?」
麗美「私は子の育て方を、早苗(さなえさん)と共に百合子さんから学んでたのよ、だからアナタは確りと受け止めて、今を楽しみなさい」
加奈「はい!!ありがとォ御座います小母様!!」
美菜「加奈良かったね?」
加奈「うん、ありがとミーナ、じゃァまた」
美菜「うん、また」
恋「ミーナァ」
タタタハグッ、ギュゥ
恋「今日は楽しかったァ┄ミーナ大好きィ」
美菜「ウフフありがと恋、今日も最高に可愛いよ?」
恋「うん!!じゃァね?バイバイ」
天「┄┄┄┄┄┄」
麗美「ウフフ」
美菜「もォ天ったらァ」
スタスタ┄ガバッ
天「小父様、小母様!!本当に申し訳ありませんでした!!」
美菜「ちょっと天」
麗美「もォ終わった事よ?だから顔を上げて?」
天「そォは行きません!!今日は小父様のお客様が沢山居らして居たのに、それも皆様の前であんな騒ぎを」
司「本当だよ高木君!!」
天「す、すみませんでした!!」
美菜「ちょっとパパ」
司「美菜は黙っていなさい、高木君、君は私が今日と言う日を、どれだけ大切にしていたか知っていた筈だ」
天「は、はい!!」
司「それなのに君は、グレコなんかに止められてしまうなんて」
天「え?」
司「何故止められる前に殴り飛ばしていなかったんだ?そんな事では娘を守れないじゃないか┄本当に君にはガッカリさせられたよ」
天「あ、あの」
美菜「パパ?何言って」
麗美「ウフフ、本当よ、高木君なら美菜ちゃんを確り守れると思ってたのになァ、期待ハズレだったかしら」
美菜「マ、ママまで」
司「若し私だったら、確実にknockoutさせてたぞ?」
天「そ、そんな事してしまったら」
美菜「そォよ!!あの人フリーのルポライターなんだよ?」
司「それがどォしたって言うんだい?」
美菜「だって┄変な事書かれたら」
天「そォですよ、小父様の」
司「ん?大事になってしまうのか?」
麗美「そォなの?私は別に何も起きないと思うけど?」
美菜「マ、ママまで」
天「どォしてその様な事を」
麗美「じゃァ逆に聞くけど、今回の会場に、彼の味方になりそォな人って居た?」
美菜「え?」
司「私も同じ意見だ、100対1いや、ホテルの方も、私が何も指示していないのに率先して彼を連れ出していたか┄って事で、誰が事実を公表するのかな?」
天「で、ですが、流石に暴力は」
麗美「そォ言えば先グレコさんが言ってたんだけどね?若し彼があれ以上暴言を吐いていたら、グレコさんが殴ってたらしいわよ?」
美菜「そォなの?」
司「それ所か君達の話しを聞いていた近場のひとたちも、グレコと同じ事を言ってたんだぞ?」
天「そォは言いますが┄┄」
司「高木君!!」
天「は、はい」
司「フフフ、ありがとォな?」
天「そ、そんな┄は、はい」
麗美「あ、そォそォ、今回の事は帝尊(たいそん)さんには絶対に言っちゃ駄目よ?」
天「え?何故ですか?」
司「何故って┄君は当分の間精進食になってしまうぞ?」
天「そ、それは怖いですね┄父ならやり兼ねないな」
麗美「それと佳代(かよ)さんに言付けをお願い」
天「母にですか?」
麗美「えェ、来週末にお菓子作りを教えるから、家に居らしてって」
天「分かりました、では失礼します」
美菜「天、気を付けて帰ってね?」
天「あァ、じゃァな?」