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世界で初めての「界隈性」デザイン本 ができるまで (その2)

2023年7月7日(金)、七夕に出版させて頂くことになった世界初の「界隈性デザイン」究極の入門書「それでも今の居場所でいいですか?」ですが、その原点は意外と古く、2017年にさかのぼります。

当時、私はまだ電通社員で、大手不動産デベロッパー向けに大規模都市開発におけるエリアのコンセプトやブランドづくり、街の活性化施策などを受託し手掛けるコンサルティングチームに所属していました。一級建築士がゴロゴロいるような、電通の中でも珍しい部署です。

元々「界隈性」というワードは建築業界や不動産業界の専門用語から来ています。私はこの建築士が部長を務める部署にいた際、上司から「界隈性」という言葉を聞いたのが最初のきっかけです。

まだWE WORKやPlug and Playなどが日本にやってくる前の時代、不動産用語の界隈性を、オープンイノベーションにおけるコミュニティの活性化に向けた不可欠な要素として実践を通じて定義してゆきました。

その考え方や実践の内容を電通報に連載したものが2017年に寄稿したこれらの記事です。

オープンイノベーション×界隈性を原点に、その後転職や大学での教職など様々な経験を経て、「オープンイノベーションだけではなく、人の人生そのものに界隈性は絶大な影響力をもっている」と確信しました。

電通時代に学んだマーケティングやPR、プランニングの知見を結集したのが、「ウェルビーイング×界隈性」とでもいうべき「界隈性デザイン」の考え方です。

ご期待ください。

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