辞めて何するの?
こんにちは、中野万里子です。54歳、東京の真ん中あたりで暮らす女性です。家族は夫と娘、ペットの犬1匹。2019年元日から30年勤めた会社を辞めるという話を書き始めました。
毎日更新が目標でしたが、すでに破られています。会社に行くのと違って、自宅にいるというのはなんと誘惑が多い生活なのでしょうか。驚くぐらい時間がなくて、でも、あれもこれもやりたくてジタバタもがいています。少し早起きしてみたり、走りに行ってみたり、ちゃんと出汁を引いてごはんを作ってみたり、といういわゆるていねいな生活をしようとすると、時間はいくらあっても足りないのですね(驚愕)。
そのうちこの生活にも慣れて、適当にマイナスしながら一定のリズムが出来上がっていくのでしょうか。今は無駄に時間を過ごしているような気がしてなりませんが…(涙)。
さて、本題です。
会社を辞める! と言うと、人から必ずこう言われます。「辞めて何するの?」と。
こう聞かれることにへえって思ったんですよね、最初は。
「なんで辞めるの?」じゃなくて、「辞めて何するの?」です。
私の年齢的なものもあるかもしれませんが、「何するの?」に含まれる意味としては、どうやら2通りあるようだと徐々にわかってきました。
ひとつは「どこに転職するの(すでに決まってる?)?」、もうひとつは「起業するの?」です。
ま、そうですよね。転職するとしたら、もうこの年ですから、就職活動する(した)とは考えないでしょう。どこかに決まったから辞めるんだと考えるのは当然です。
起業にしたって、「すでにアテがあるんだろう」と考えますよね普通。
でも「そのどれでもない」と答えると、その次にくる反応は実にさまざまなのがまたおもしろい。
「もったいない!」(←ありがたい)
「じゃ、●●すれば!」(←参考にします)
「そうだよねー…」(←わかってくれる?)
「大丈夫?」(←ご心配ありがとう)
「わからん」(←私もよ)
「いいなー」(←あなたもする?)
……などなど。本当にさまざまな反応をありがとう(笑)です。
正直なところなぜ退職を選んだかというと、ひとまず区切りをつける、ということなんです。きれいに表現するならば、「無理やり仕事や職場から我が身を切り離して空白の時間を作り、人生100年時代に備えるため」です。でないと擦り切れた心身のまま走り続けることは不可能だったから。
誕生日がくると55歳になるわけですから、あと5年ほどがんばれば明るい定年を迎えることができるんですが、まあ無理でしたねぇ。すでに3年ぐらい前から無理を感じていたので、ここらが限界でした。
もちろん仕事の内容や会社が嫌だったってわけじゃありません。むしろやりたいことをやらせてもらえた会社には感謝の気持ちもありますし、逆に会社に対して多少の複雑な思いがあるのは誰でも同じだろうと思うので、詳しくは書きません。
そんなことより、私の“心”を自由にさせてあげたいとお腹の底から願う気持ちが強かったのです。
その願いが現実になった今、本当に、ほんとーに退職を決意してよかったと思っています。
え? でも明日から世間が本格的に動き出すじゃん、いきなり置いてかれた感が強くなったり、これでいいのって迷ったりしない?
んー。かもしれませんね。
でも、それの予測も含めて、自由を満喫したいと思います。