見出し画像

家具職人が出てくる小説や漫画ってありますか?(と突然の思い出)

先日、ジユクに来たお客さんと
「家具職人が出てくる小説や漫画ってありますか??」
と聞かれて、そういえばあんまり出てこないですよね。って話で盛り上がりました。
ドラマでも2時間サスペンスなどで木工技術を習得した刑務所帰りの人ぐらいでしか同じ職業の人が出てきたのを見たことありません。(設定がピンポイント笑)
あとは、たまにある大工仕事のシーンとかあれば、凝視してしまいます。
そんな作り方しないよ!!板の表裏が逆だよ!とかツッコミどころが満載だったりするのは、他の職業でもよくある感じなのかもしれません。

漫画では、すぐさま「ツルモク独身寮」が浮かびましたが、あれって仕事している場面ありましたっけ?
江戸川乱歩の「人間椅子」は家具職人という名の変態だし・・。

多分なのですが、小説や漫画などを書く人たちにとって、家具を作るという仕事があることを認識はしていたとしても、登場人物の仕事として候補に挙げること自体、ほぼ無さそうです。

具体的に仕事がどんなものなのか、エピソードとしてどんなことがあるのか?想像がイマイチつかないため、物語に落とし込みにくい部分があるのかもしれません。
会社で家具デザインしてるとかだったら、登場する作品もありそうですが、家具職人とは仕事の性質が違うし・・・。

私の周りには家具を作ってる人が多いので、一般的な仕事の一つだと思っているけれど、家具作りという仕事がストーリーの重要なポイントにもなりにくい割には、登場させてしまうと、そこに何か意味ありそうに読めてしまう可能性があるのかも。
やっぱり、作品に出てくるのは意外と無いですね。
などと話をしていたのですが、後でふと、村上春樹の何かの小説で家具職人が出てきた気がしました。

なんだったっけ??思い出せないのでウィキペディアで作品リストを見てみました。
すぐに「海辺のカフカ」だと判明。かつて民芸家具を作ってたって人が登場していたのがわかってスッキリ!

そのままウィキペディアの「お任せ表示」(左上のにある)をポチポチしていると、「米国仏教団」の項目がたまたま表示されたので、何気なく読んでみました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/米国仏教団

その中に、

1999年には「北米開教100周年」を迎え、大谷光真門主臨席の下、サンフランシスコで盛大な記念式典が催された。

とあります。

あれ?それ・・・何か知ってるぞ?
というか、その記念式典に私はひょんなことで参加していたことを思い出しました。

  • アメリカを放浪していた時、サンフランシスコの宿で日本人の住職のおじさんと知り合いになる。

  • その方はアメリカ仏教の100年の式典に参加するために来たらしい。

  • へぇー、そんなのあるんだ。

  • (なんとか共通の話題をひねり出そうとして)「そういえば、大学で仏教学をやりましたよ!」と言ってしまう。

  • 勉強のため式典に出るべきだ!と言われる。

  • えー何で?イヤだ。

  • なんだかんだ無理やり連れていかれるが、この格好なら会場に入れてくれないだろう!と、ショッキングピンクのド派手なTシャツと短パン着用。(放浪旅行なのでそもそも式典に出るような服は持ってない)

  • 服装関係なく、すんなり入れてしまう。

  • アメリカでの仏教の式典にわざわざ日本から参加するような方々はめちゃくちゃ信仰心が厚く、真面目な感じなので、圧倒的な温度差を感じている。なのに住職は私のことを仏教を勉強している学生さん(違うのに)としていろんな方に紹介してくれる。ひょっとしたら住職は仏教界の有名な人だったのかもしれない。

  • ショッキングピンクが裏目に出て、必要以上に目立つ。

  • 新聞記者の目に留まり、インタビューされてしまう。

  • こんなファンキーな奴も日本で立派に仏教を学んでいて、サンフランシスコの式典までやって来た!みたいな感じで地元の新聞に載る。

すっかり忘れていたし、自分からは絶対に調べない言葉だったのでこんなところで思い出すとは!とびっくりしました。
なぜか参加してしまったあの式典が、結構すごいものだったっぽいと今さらながらに知りました。

話がズレましたが、家具職人の出てくる作品(小説、漫画、ドラマ、映画など)、あれば教えてもらえればうれしいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?