【3分で読める】肉を切らせて骨を断つ。作戦(木戸)
*博報堂時代の『心・技・体』…心その⑮
こんにちは、HDAの木戸です。
自身で事業を進めていてよく頭に浮かぶコトバが、「肉を切らせて骨を断つ」作戦。
言い換えると、「小を捨てて大を取る」作戦。
ま、要するに、目先の利益を捨てて、遠くの利益のために体力をつける、ということです。
初めからそう言えよ、と言われそうですが、「肉を切らせて骨を断つ」作戦と言った方が面白く自分の中でもワクワクしてくるので、いつも身内ではこう話しています。
何事も、「自分の言葉で語る」ということも大切にしています。
という話はテーマが反れそうなので、「肉を切らせて骨を断つ」作戦について。
例えば、今、自分がやっているキッチンカー・ランチデリバリー事業「キッチンHEROヒロ」において、今、コロナで売上は微減しています。
病院での販売機会が無くなっているのと、企業ケータリングが無くなっていることが要因です。
ただ、太いパイプの受注が減った代わりに、以前よりも多くの企業さんに少しずつデリバリーする機会が増え、確実にポテンシャルは高まっています。
この後、コロナが少し落ち着いた頃に、既存の大口受注が戻ってきた頃を見据えて、目先のデリバリーを増やす営業よりも、新たな調理場を準備するため、設備投資に向け動いています。
費用は当然かかるが、ここは必要な投資と位置づけています。
一方、目先の受注数・売上が減ることは多少不安や葛藤はありますが、目先の利益を捨ててでも、今後のために時間と費用を使っています。
「小も大も両方やれよ。」という声も聞こえてきそうですが、マンパワーは限られているので、そこは取捨選択することも必要かなと、小を捨てる覚悟です。
しかも、良いニュースもあって、、、ある程度、目先の受注のための営業は自動化できてきています。
ココからは少し余談ですが…
ランチデリバリーのチラシを郵送で工場エリアなど”ランチ難民”がいるエリアにセールスしています。
そのチラシの梱包・郵送セールスは障がい者対象の就労支援事業所「アンコラージュ」という施設にてお願いしています。
もちろん、正規の作業費を払っていますが、それでも一般的な人件費よりは格安です。
また、コスト削減だけでなく、強力な武器も得ました。
作業をお願いする際に、施設の方の打診もあり、作業の目的・ゴールをお伝えしました。
何事も、目的・ゴールを共有してないと、目の前の業務に気持ちはこもらないので、このチラシの営業目的や営業戦略を伝えています。
そのうえで、「是非空いた白紙のスペースに、自由に描きたいイラストやメッセージを描いてほしい」と依頼しました。
すると、こんな、気持ちと熱意のこもった作品を書いてくれています。
もう、チラシとメッセージのどっちがメインか分からないくらい、気持ちのこもった”手紙”になっています。
コレ、捨てれないですよね?苦笑
おかげさまで、オーダーも順調にとれています。
少し余談が長くなりましたが、「肉を切らせて骨を断つ」作戦で、先の計画に向け、準備を進めています。
いやぁ、これからが楽しみです。
では、今日はこのへんで。
このnoteでは、★色んな働き方、生き方があるということをシェアして、結果的に、多くの人が目の前の仕事に忙殺されるだけの人生ではなく、自分の意志で取捨選択した人生やキャリアを歩める世の中になることを願って書こうと思います。僕にとっては、博報堂時代のサラリーマン人生も、その後のフリーの木戸俊介としての経験も、どちらも欠かすことはできません。両方あるから、今の木戸俊介がいると思っています。そういう意味では、特に、今後の将来に対する期待と不安が入り混じる同世代、★29歳~35歳の企業マンに向けて話すつもりで書けたら良いなと思っています。