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LY3372993:Remternetug(イーライ・リリー)
今回はイーライ・リリーのLY3372993(remternetug)を掘っていきます!
レムテルネツグの試験では、皮下注と静注を比較する試験もしてて、どちらが有効かつ安全か?という洞察も得ようとしてくれているんですよね!(皮下注レカネマブ絶対倒すという意思も感じる)
— チクチク@製薬ブログ (@mrnetinfo) January 5, 2024
あとP3の主要評価項目がアミロイドプラークのクリアランス率なのも面白い…スケール使わないんや!?🤔 https://t.co/kdmV7VBbzq
余談ですが抗体薬なのに
『~マブ』じゃない製品ですね!
タグじゃなくてツグなんや…
うわ…抗体の名前~マブじゃなくなるんか…これは慣れるまで大変そう😱
— チクチク@製薬ブログ (@mrnetinfo) January 5, 2022
ざっと読む限り
-tug:未修飾抗体
-bart:人工抗体
-mig:多重特異性抗体
-ment:Fc領域を除く断片(Fab)
こんな感じの分類になるんですか… https://t.co/f8Av01naC0 pic.twitter.com/b4Po5Pqlwv
概要と作用機序
LY3372993(remternetug)は、アルツハイマー病の治療薬としてイーライリリー社により開発されている実験段階のモノクローナル抗体です。
この薬はN3pG-Aβ mAbと分類されており、アルツハイマー病の特徴である脳内のアミロイドプラークに集積するAβ(アミロイドベータ)のピログルタミン酸化形態を標的としています。
この薬の開発は、同じくピログルタミン酸化Aβを標的とする同社のフェーズ3抗体であるドナネマブに続くものです。
要はドナネマブと同ターゲットを標的とする後継品ですね。なので、詳しい作用点はこちらの記事をご参照下さい!!
ドナネマブがあるのに後継品を作っている理由
これに関してはあまり情報が出てこなかったのですが、興味深い記述をこちらの記事で見つけました!
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