オリンピックの特別視と忖度と民度

 オリンピックは特別です。
 だから、外国選手の受け入れも特別です。
 開会式の入場者人数も増やします。

 何かにつけて『特別なもの』を理由にして『優遇する』ことが、正当な理由であるような言い訳。

 何かに引っかかるからと思っていたら、森友学園の土地値引き。
 加計学園の特別認可。

 昔から政治家と役人は『特別なもの』と祭り上げて、それを理由に忖度を正当化してきた。
 安倍首相だから特別。
 オリンピックだから特別。

 企業でも同じ。
 社長だから。専務だから。大株主だから。

 市民も同じ。
 町長だから。会長だから。お金持ちだから。

 特別なことを理由にして忖度するのは、人間の本能のようだ。

 しかし、忖度は全体の非効率を招く。少なくとも『不公平感と不平』は社会の歪みを作り、これが非効率に繋がる。

 目の前の力に屈して「オリンピックは特別だから」ですべてを押し通そうとする組織委員会、五輪大臣、IOCの『人としての成熟度の低さ』『民度の低さ』を実感する。

 それを選出しているのも日本人、世界人。
 日本人の民度も、人類全体の民度もまだまだ道は長いようだ。

bye

ありがとー