出世の幻想の限界の恣意
本稿は初稿だけで力を使い果たした。
誤字脱字や表現の推敲すら 行う気力 が無い。
だから、誤字脱字、困難な表現に対しては寛大な態度で『解明』していただく『読み手の覚悟』をお願いする。
さて、本論
立身出世は古い言葉ではあるが、未だに、会社員や役人、そして政治家やNPOにおいても、組織運営の基本となっている。
上に立つものは絶えずその特権をひけらかして部下が自分の地位を目指して懸命に『業務に専念』することを鼓舞する。
特権のひけらかしが意識してのものなのか、無意識のものなのか、あるいはその組織の文化なのかの差異はあるとしても、組織の上層部に上がるにつれて何らかの特権を持ち、部下はそれに憧れて『業務に専念』する。
特権は、多額の収入、交際費、人事権、個室、専用スタッフ、専用車、資金分配など多岐にわたる。
しかし、民主主義を標榜する日本においても、民主主義の手本であるべき政治家や役人においては、特権を私利私欲のために行使し、また、私的に利用できることが、部下たちのあこがれの的にもなっている。
この状況自体も嘆かわしいことであるが、その奥底にはさらに深刻な問題が隠れている。
ちなみに、組織が上級構成員(重役や社長や幹事 等々)に特権を与えているのは、あくまでも効率よく『組織の業務を推進』するためであるのだが、実際は私利私欲のために使われている場合が多い。
もっとも、私利私欲といっても内容は多彩であり、政治家においては自分の理想政治を行うために政敵を攻略する武器として使われるなど、一見正当な使い方のように見えるものも多い。
しかし、このような使い方は『自分の理想を実現』するための特権利用であることから、大きな面で私利私欲に分類される。
特権の私的利用の弊害は非効率
特権を私利私欲のために使うことは、権力の集中につながる。
そして、権力の集中は、悲しいことにどれほど高潔な人物であろうと腐敗につながり、腐敗は組織の業務遂行を阻害する非効率化を招く。
長期のトップ君臨は、トップ自らの腐敗とともに、トップへの忖度のための腐敗を招き、
組織設立の目的の遂行 という本来の姿から、
組織や構成員の保身のための組織と業務 へと変化する。
この変化は組織の効率的運営にとって致命的であり、本来の業務よりも、エネルギーの大半が組織の保身、さらに大部分が、組織内の個人の保身に費やされ、効率的な業務が遂行されず、組織の存在意義が『周囲から疑問視』されるようになり、最終定期には解体か、究極の腐敗として周囲を巻きおkンでの『すべてが崩壊』する事態となる。
倒産した企業、政情混乱し避難民が続出するクーデーターが頻発する国、摘発され幹部が逮捕される団体などのような結果を招くのである。
国の場合は、国民という周囲までを巻き込む崩壊に至り、国民の苦行と難民対処という周辺諸国の苦行を招く。
会社や団体においても、従業員や団体職員の生活崩壊を招く悲惨な結果となる。
立身出世という底流の意識の見直し
立身出世のために自分の業務に専念するという効果は捨てがたい。
確かに、この意識づけは組織、ひいては社会の前身に大いに効果がある方策である。
しかし、良薬であっても『使用上の注意と用量』に気を付ける必要があるのは明白だ。
さらに、産業基盤が確立し、多少の混乱は吸収しうる経済力がある現状では、『立身出世』について見直す必要がある。
立身出世という底流の意識
今時に、立身出世など『時代錯誤』だと誤解されている。
社会的な意識、無意識の評価、無意識の動機は、社会の底流に流れて、巨大なトラックや貨物船以上の『慣性』を持ち続ける。
表面上は『現代的』であっても、行動の根源を支配する底流の意識は社会的な底流の意識に影響され続け、無意識の行動や反応を支配する。
野生の動物が保護され、長年調教されていても、突発的な反応は野生そのものの乱暴な自己防衛になりかねないなどの、成長の初期からの環境としての意識づけは、親子程度の世代推移では解消しきれない『底流の意識』である。
だから、
立身出世は時代遅れではなく
今も、世界を支配する
底流の意識
である。
このことを意識しているかどうかが大事なことである。
自らの行動が、社会の底流意識に支配された愚かな反応であるかについて常に注意する必要がある。
bye
ありがとー