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超自習室−自習力でstay homeを味方につける⑤禁断のテーマ『やる気が起こらない』/元塾教師

禁断のテーマ『モチベーションがわかない』『興味がわかない』問題について切り込んで行きます。


『学校の勉強がつまらない』
『何に使うのか、将来役に立つのか、勉強する側の子供も勉強してきた大人もいまいち必要だと言いきれないのでもやっとしている』

自宅での学習、自分で課題を設定する自習であれば尚更です。
今回は特に学校の勉強での動機づけについて実はチャンスだというお話をしていきます。


(1)短期決戦:なぜ勉強するのかという疑問を捨てて、処理すべき作業として集中するパターン
(2)長期戦(半年後に受験など):一旦ゴール設定への理由をひたすら書き出す時間を作る

(1)の場合は、これまで記載してきた自習室での自習の方法を使ってコミットするだけなので、至極簡単です。一切の理由追求を捨てて『やる』ということにコミットするだけです。
・ゲームだと思って数値を上げることを楽しむ
・実績作りだと思って、こんなに低いところからこんなに上昇させたという自分の経験値をのちのち自分の商品として売るつもりでコミットする


ただし、長期戦の場合には(1)は力を発揮しません。
(2)の場合、そもそもなぜ勉強しなければならないんだー!!という疑問に
本人が自分の将来を見据えて頑張るタイプであればあるほど早くぶつかります。


そんな時に、必要なのは一旦作業の手を止めて理由を書き出してみることです。

例えば、メモリーツリーのような形で書き出して今勉強
していることを書き出してみます。
真ん中に自分
周りに勉強している項目『数学』など
そこから派生させる『理由(なぜ勉強するのか)』、『必要レベル(どのくらいのレベルを目標としているか』『課題(成果を出すための障害になっていることは何か)』など

書いていくうちに
・この勉強は実はもう必要レベルに達しているのに、ほかの科目と同じ力の入れ方をしてしまっていた
・この勉強は成果がなかなか上がらないと悩んでいたが、実は取り組んでいたことが課題から大きくずれていた
・実は、勉強は頑張っていたが自分には頑張っている理由がなかった、突き詰めていくとその学校でなくてもよかった

ということを自分で見つけることができるようになります。
実は、自習力の本質はこちらにあります。

自習力を分解すると
・作業にコミットする力
・自分の学習を俯瞰して組み立てることができる力

になりますが。2つ目の力を向上させることで、今までと同じ作業時間でも一気に
成果を出すことができるようになります。


とはいえ、ついつい『自分はこれだけ作業しているんだ』という自己満足に囚われてしまい、分析という過程に目を向けずに結果が出ないことを悲観してしまいがちです。


自己分析力は、大人になってから大きくその力が試されます。
誰も『これを勉強しなさい』といってくれなくなったとき、自分で課題を発見し勉強を組み立てて、分析を繰り返しながら学習の質を向上させていく力が必要になります。

分析を繰り返して出てきたいらない勉強ややらなくても良いものを、どんどん切り捨てていくことで、精度を上げていきましょう(๑╹ω╹๑ )


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