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さて、年を明けて1ヶ月過ぎたがが、年末から年明けにかけて、ビックスキャンダルが世間を騒がせているのはもう皆さんご存知であろう。

元スマップの中居正広氏の性的加害疑惑をきっかけにフジテレビが組織的に関与した疑惑である。

元々、エンタメ業界、テレビ局はそういった噂はいくらでもあった。が、今まであまり表に出てくることはなかった。しかし、近代になって、ハラスメントに厳しくなり、特に世界的に見てもセクシャルハラスメントは一発アウト、これが世界のスタンダードとなっている。日本の世間は世界のスタンダードから一歩も二歩も遅れていると言わざるを得ない。

私に言わせれば、そんなもん、昔からグレーなのだ。

そんな中、疑惑をかけられたフジテレビにしてみれば、株主、スポンサーのこと、会社の今後の売上を考えるとなんとかして疑惑を払拭しないければいけない。

その、一発目があの1/17の会見

当たり前だが、これは不評どころか、逆に火事にガソリンを投入してしまったようなもんで、更に炎上を招いた。こんなので鎮火する訳がない。二発目の記者会見を開かざるを得なくなってしまった。それが、異例の10時間会見。あのジャニーズ会見の記録を大幅更新する日を跨ぐ、10時間である。(笑)



ここで、気がついたのは、これって、以前のなんかの時に似てないか?


そう、あのジャニーズ事件の時である。あの時も、一発目はジュリー藤島氏が、動画で謝罪会見。世間は

「は?なんじゃ、こりゃ?前代未聞やろ?」

で、鎮火するところが更に炎上。これも火事にガソリンを投入してしまった。

で、あの歴史に残る記者会見である。

エンタメ業界、テレビ局は同じ穴のムジナでありお互いにつながっているとは言え、あまりにもパターンが似てないか?

ここで、ジャニーズ事件、今回の中居/フジテレビ事件でその裏に見える共通しているものは・・・                                                  

                                  慢心


である。2023年のジャニーズ事件と同時期にビックモータの不正の事件もあった。これらの事件を通して共通しているのは、これらの3社は業界のトップで揺るぎない地位を築いていた。

ビックモータは中古車業界のトップ。ジャニーズは男性アイドルタレントエンタメ業界のトップ。フジテレビは今はキー局の中でトップとは言えないが、過去の90年代にフジテレビ黄金時代があり、おそらく、経営陣はまだその黄金時代の余韻に浸っていたのだろう。(HDとしてみればまだ売上はトップかもしれないが、放送業は全体の3割程度である)

いずれも、業界のトップの座に居座り、多少のスキャンダルくらい力技でねじ伏せたるヮ・・・ぐらいの気持ちでいたに違いない。トップの座に居座り続けたが故の「奢り」がでていたのであろう。

その前にも、こういったスキャンダルに端を発する企業の根底を揺るがす事件以外にも日本企業の不正の組織的関与等など、色々な事件があった。(品質不正、改竄事件等など)

大企業であればあるほど、また業界の中でシェアが高く、唯一無二のポジションを築いている企業であればあるほど、そのポジションに慢心していると、足元からすくわれかねない。

2023年からのビックモータ、ジャニーズ、そして今回のフジテレビ。日本のその地位が揺るがないと思っていた大企業がこういったスキャンダル、一発で足元をすくわれ、凋落していくのが、今後は日本の社会現象になるかもしれない。


次は、どこの大企業なんだろうか・・・?

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