TRY ANGLEとは何か?
達人と呼べる人達って、共通して「謙虚で素直」「好奇心が強い」だから…人の話しを聴ける人達。
脳や思考が柔らかいんですよね。
この逆は?当然、人の話を聴けない人達です。
アタマが硬いから新しい情報が入らない。思考もガチガチで脳内自己完結。こういう人が老害になるんですよね。
だから私は「聴く耳」を大事にしています。
自分を時間軸と空間軸の中心に置けば…先人(過去)からも、若者(未来)からも学べるし、異ジャンルや異文化から学ぶことは多いので。
自分をアップデート出来れば、常に若い自分でいられますから。
芸術も武術も探求心ある人は、本当に深く細かいことへのこだわりを持つ分…
視野の広さを持たないと、傲慢で独善的になりがちですね。
自分が何かを悟った!などという勘違い程度ならまだしも…
ズレた全能感•万能感に支配されると、カルトの教祖みたいな状態に…
怖いですよね?時代に淘汰される典型のタイプでしょう。
年齢関係なく、本物は自信と余裕があるから柔和です。
昨日お会いした岡部武央さんも、正にそのタイプ!
月刊「秘伝」での記事や、NHK「明鏡止水」での演武でも評判を呼んだ武術家さんです。
私とお盆に横浜でコラボセミナー「腸トレ!」をさせていただき、とても濃い内容のセミナーが出来たので、早くもその続編…
9月のコラボセミナーの為、岡部さんのメソッドをもっと知るべく稽古に参加させていただきました!
会場は押上から徒歩圏の某合気道道場。スカイツリーを超えてすぐなので、浅草に住む私の自転車圏内という立地です。
岡部さんの今日の稽古内容は「体幹部主導」をテーマとした動きのワーク。とても濃く、素晴らしい内容でした。
武術的動作の意味を、ここまでわかりやすく指導出来る人は、数少ないかも…
一人稽古が自己満足にならない様な基準をしっかり伝えてくれるので、技の枝葉でなく…根幹をしっかり指導してくれるのは、素晴らしいです。
根幹でなければ汎用性に欠けるから、英会話で言えば、例文をいくつ覚えてもフリートークが出来ない英会話教室…みたいになっちゃいます(そういう教室多いんじゃないかな?)。
一人推手や陰陽転換のムーブなども、臍下丹田の回転と末端の筋を繋げるもの。達磨四股も利きまくる稽古だし、対人での稽古でも活きるのが実感出来て「楽しい地味トレ」です。
更に勉強になったのは「触れ方」。
相手に触れた時。押すのでも、引っ張るのでもない触れ方をすることで、皮膚の同調が生まれます。
例えば肩に後ろから掌を乗せる時(写真にはありません)、当然上から押さえてしまえば、物理的に拮抗するので、相手は崩れません。
しかし、手指を触れつつ浮かせる感覚…触れている自分も相手と「共に」浮く感覚だと相手と繋がり、相手は勝手に動かされた状態になるという…皮膚接触の基本(にして極み)ですね。
私のダンスはペアダンスみたいな接触をあまりしませんが…常に床との接触はしています。
基本の立ち方の「引き上げ」も、床を「押し」上げていません。
もちろん体質•気質で床を押した方が、伸び上がる感覚が掴みやすい人もいるでしょう…
しかし床反力•地面反力というのは、あくまで物理の世界。
天から吊るされている…もしくは引っ張られている…というイメージを大切にすると、「引き」上げている感覚になるのです。
引き上げて軽くなるから、ジャンプの着地を無音で出来るわけで…床を蹴る必要はありません。
そもそもジャンプの着地で足音をさせることは、あまりに無作法。
体重コントロールが出来ていない、力任せな印象ですね。
岡部さんの皮膚接触の稽古で、次の段階は…何もしない(けど作用させる)イメージの稽古。
ただ触れるだけで相手が崩れるという、達人技の領域を初心者にも指導されています(もちろん簡単には出来ません!)
何かを体得するには「行わないを行う」という矛盾を成立させないと、自然な動作は身につかないんですよね。
一度覚えた自転車の乗り方を、忘れないのも皮膚の記憶力です。
自転車に乗る時に、いちいちペダルやブレーキを意識しません。
呼吸を無意識で行うのと同じレベルで動きを行うことが、パフォーマンスに必要不可欠なのです。
腸と皮膚は第二の脳とも言われますが…本当は脳が司令塔でなく、体外(皮膚)と体内(腸)が脳をコントロールしているのかもしれません。
私の柔芯躰メソッドでも「自動化」というワークをします。
思考に運動の邪魔をさせない「脳ストレッチ」と呼んでいますが…だいたい女性の方が思考が柔らかいからか、習得が早いですね。
こだわるけど、捉われない…
そんな思考のバランスはとても重要。学びの道は深遠です!
岡部さんの触れ方の絶妙さは、整体に通じますね。
稽古に参加されていた男性の1人が、なんと脳幹梗塞で左半身麻痺だったそうで…
それが岡部さんの稽古で改善!
私がその方と組んだ時も、わからなかったですから。
岡部さんは様々な武術や格闘技の修業(試合経験も多く、結果も出されています)と同時に、治療家の学校にも行かれ整体もされています。
そう考えると「触れる」の意味がより深いのも納得!
岡部さん自身は武術家というだけでなく、人としての武者修行を様々な国で体験。インドでは行きの旅費だけを持って渡航したり…
武術•武道家という面だけでない人としての「幅と奥行き」があるのです。だから考え方の視野が広いというか。
そんな岡部さんと私のコラボセミナーが、来月にまた行われます!
9/18(月•祝)東京セミナー及び、9/23(土)-24(日)に富士宮CAMPを開催⬇️⬇️⬇️
詳しくは貼り付けたリンク⬆️⬆️⬆️をご覧いただくとして…
内容の濃さに間違いありません。皆さま、是非ご参加ください。
パフォーマンス向上から、健康•養生まで様々な角度から心身を整えます!
私がコラボする相手は、皆さん専門分野の「先」の世界を観ている方ばかり。
護道の廣木道心さん
真田忍者吾妻衆の伊与久松凬さん
杜の賢者•カジュアル仙人の葛西康介さん
そして今回の武術家・岡部武央さん
もちろん振付家の私も…
専門分野を指導するだけでなく、その先にある世界を観る人達。
コラボセミナーというのは、一歩間違えたら「混ぜるな危険」なリスクもあって…
どちらかがメソッドの優位性を競ってしまえば、新しい価値を創造出来ません。
共に価値を創造する為には…
相手を尊重し、自分が知らないことを認め受け入れる姿勢が必要不可欠!
年齢•ジャンルなど関係なく、認め合える一流のプロがコラボセミナーを行うのが"TRY ANGLE"です。
私は指導者•プロデューサーとして、カラダの学びから新たな価値を提供し続けます!
9/17(日)には、伊与久さんと葛西さんのコラボセミナーも開催。
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9月のTRY ANGLE全体は⬇️⬇️⬇️
にまとめられています。
私達と共に、心身の可能性を拓き、健康と充実を目指しましょう!!
お問い合わせはお気軽に、Emailにてお願いします。⬇️⬇️⬇️
meviusjapan1744@gmail.com