2024年…内なる扉を拓く時!
皆さま、新年明けましておめでとうございます!
石川県・富山県など北陸の地震、羽田空港の機体事故と…年明け早々に大変な幕開けとなりました。
被災された皆さま、特にお亡くなりになられた方々のご冥福を祈ると共に、1日も早い復旧を望みます。
私に出来るボランティア、チャリティイベントは今後企画したいと想います。
さて、この2024年…
生き方の質が問われる時代が始まったと感じており、この生命をどう燃やしていくか…自問する日々を過ごしています。
20年以上前からスローライフという概念が言われますが…
逆に世の中は時短・タイムパフォーマンス寄りに進み…
動画再生も早送り、映画もネタバレを読んでから観る。
つまりじっくり味わう楽しみを知らない人が増えていて、それを良しとする社会の空気を感じる日々。
どうにも違和感しかありません。
食事で例えれば⬇️
味わうのでなく、栄養補給するだけなら…
必要なカロリー摂取の為、サプリや栄養ドリンクだけで良いはず。
それで人として満足出来るのか?
そもそも食べるとは…
口から入れてよく噛んで、唾液と混じることで、脳を刺激しながら味わうことに始まり。
食道から胃、腸と体内を循環して栄養を摂り込み、排泄する…という生き物の自然な行為。
この循環プロセスこそ大切なのです。
食べる…という行為は、五感を含めた全身での生命活動と言えるでしょう。
ダンスや武術などの運動においても、ゆっくり動くことを練り上げるからこそ、音速の動きが出来るわけで…
神経や五感の全てが、通るべき道筋をきちんと通る…
このプロセスを端折らないことで、動きが熟練するわけです。
私のアメリカ人の師匠・故ルイジ先生(アメリカジャズダンスの父と呼ばれる先人)は、交通事故により半身不随になった後、カラダの声を聴きながら独自のリハビリによって半身不随を克服しました。
それが有名なルイジエクササイズです。
何故ルイジ先生は自身の半身不随を治せたのか?
そして90代までスタジオでダンス指導を出来たのが?
ルイジ先生の足跡を何年も探求していく中、ヨガや武術と出会い、視えてきた世界があります。
それを私なりに体系化したのが、動きの文法「柔芯躰メソッド」です。
言いたいのは…
ルイジ先生がそうであった様に、私は答えを外側に求めなかったということ。
時間を掛けて旅する様に、内側に真理を求め続けたから、出会いにも恵まれました。
ファストカルチャーに慣れすぎた「待てない人達」は、ネタバレの如く、すぐに答えを外側に求めてしまいますよね?
だからいつまでも見つからず、出会えないのです。
内側にあるものを、外に探しても見つかるわけありませんから^_^
日本人は誰かの正解に頼りたいマインドの人が多いです。
これはこうである!
こうあるべき!…
と、断言(断定)する人に追従してしまうのは間違いを恐れるから。安心させてくれる存在を求めるから。
「お上に従えば間違いない」という、フォロワーマインドが染みついてるわけで…
そういう層に刺さるので、白黒ハッキリ断定した方が、ビジネスになりやすいのですね。
誰もが学者や芸術家じゃないから、最良・最善・最高を求めていないのだし。
とりあえず良さそうだから…
とか
皆が良いと言ってるから…
と判断して消費行動をする人がほとんど。
まだ流行っていないのに…
「今年はこれが流行る!」という情報に飛びつくのは、大衆心理に対する洗脳を受けているということ。
しかも、自分が選択したように思わされているのだから始末が悪い(それが洗脳なんだけど…)。
本質から意識を遠退け、思考停止にしてしまうのが…ファスト情報社会の怖いところなのです。
私も根が単純なので…SNSの情報を見て、脊椎反射で感情が揺さぶられたりしますが(笑)
思考停止=情報依存は、学校教育から始まる根が深い現実。
時短社会・ファストカルチャーの今だからこそ!
敢えて立ち止まり、耳を澄ますことが大切なのです。
広告代理店は、大衆を洗脳して経済を動かすのが仕事。
不必要なものを必要に感じさせ…買わないと周りに遅れてしまう様な、まるで幸せになれない様なイメージを"刷り込む"わけですから。
人類の歴史は貨幣経済以前からあるもの。
経済と人の幸せはイコールでは無いのに…
洗脳によって幸せを感じる能力を落としているのが、ファストカルチャーの弊害です。
(頑張っているのに、自己肯定感が低い人…いますよね?)
弊害の外側にあるもの。
例えば、一見さんお断りの高級料亭…
家庭菜園で無農薬野菜や採れたて卵のある家庭…
正反対な様で、どちらもファストカルチャーの外側に在るもの。
どちらも流行や、外部要因に左右されにくいですよね?
在る意味、変わらない普遍性(ぶれない軸)があるのです。
自分の内側に答えを持つ在り方のヒントになりませんか?
誰もが家庭菜園を出来なくても、そういう価値観を持つことは可能。
自分らしい生き方を基準にしたら、白黒を分ける必要がなくなると想うのです。
似非スピ界隈では…
「闇の勢力」とか「ライトワーカー」とか言いますが(ガチの厨二病ですね!笑)
「闇の勢力」が作った経済圏の恩恵を受けていない現代人て、いるのでしょうか?
ガソリンも電気も銀行もコンビニも、絶対使いますよね?
ライトワーカーとか、光の世界というけれど…
世界中は正義を旗印に、戦争している現実。
白黒なんてつけようがありませんよね?
太極マークが表す様に、全ては陰陽のバランスだと想うのです。
環境活動家のデモ活動に、過剰な攻撃性を感じるのは…
彼らの活動のヒステリックさだけでなく…私達自身に、闇の恩恵を受けている後ろめたさがあるから。
本当は完全な闇も、完全な光もありません。
光の勢力の味方ぶる似非スピさん達は、人生で一度も嘘をついたことが無いのか?
人を傷つけたことが無いのか?
そんな人いませんよね?
似非スピさん達の嘘臭さも、答えを外に求めたメンター依存が原因。
答えを自分の中に見出し…
本質的な気付きを得るには…アタマでなくカラダに向き合い、カラダの声を聴くこと。
「このストレッチが良い!と言われてるから」とか
「TVで有名トレーナーが勧めていたから」でなく。
自分のカラダが心地良いと言っているから…
これしかありません!
ダンスでもヨガでも武術でも…自分の内側に向き合うことで観える世界があるもの。
それを基準にしたら…物事や環境、事象の感じ方も変化するでしょう。
すーさん(葛西康介さん)は、アメリカ先住民のカルチャーによるアウェアネス(気付き)を問いています。
フェルデンクライスメソッドには、ATMというコンセプトのワークがありますが…
ATM=
アウェアネス・トゥルー・ムーブメント
本質に気付く為のワークということですね。
非常に瞑想的です。
ヨガにも通じるし、まさに私のダンスはそこを目指しています。
長年舞台活動をしてきたけれど…そもそも私は習って踊り始めたのでなく、即興で踊り始めました。
その時の気付きと衝撃が、踊りを探求するモチベーションとして、今もずっとそれを続けているのです。
私の踊りは私の中にあるもの。
ダンサーとしての表現活動。
クリエイターとしての舞台活動。
指導者としての教育活動。
その先を今は旅していて…
新たな景色を観るべく、カラダの声を聴く日々を過ごしています。
2024年…私は気付きの扉をまだまだ開け続けるでしょう。
初めは小さな渦でも、回し続け回り続けて、大きな渦にしたい!それが私の目標です!