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熟のススメ

熟のススメ…と突然書きましたが
人として「熟した行動」のススメという事ですね

①ココロ編

スレッズではダンスや運動(ストレッチやヨガ・ピラティス含む)関係の方のスレッドがたくさん上がってきて…

他人の投稿にコメントする時に、例え意見が違うとしても…礼節を書いたコメントする人がいます

X(Twitter)は匿名性が高いし…短文SNSだから仕方ないところもあるけど

スレッズは少し違って、同じMeta社なのにInstagramとは違い、文章で伝えたい言語脳タイプの人が多いですね

投稿主がどんな意図で書いて、何を伝えたいか?を理解すれば…もう少し違うコメントになるものを

まるで脊椎反射の如く…
頭ごなしの対立意見を、乱暴な口調(文体)で書く人いるのですね

良く読めばわかるのに…
余裕や読解力がないのかな?

投稿主は自分のフィードに書いてるので、コメント主に向けて書いたわけじゃないはず…

なのに
「否定された!」「攻撃された!」と短絡的に反応する思考回路

いつも私が言う一人称思考だし…脳内が距離感障害(境界線障害)なんですよね

他人が自分のフィードで書いてるだけなのに…

読んでいる自分の脳内では、自分のフィードに侵入されたかの様な、自分勝手な錯覚の脊椎反射ですから

本当にめんどくさい人種ですよね?

まあこのタイプは直接会うと、境界線を急にリアルに感じてしまう人

そもそも脳に落ち着きがないというか、根源的自信がないので

だから過剰反応しちゃうという…

世の中が時短・タイパ文化で、熟成と逆方向の流れだから、そこに流されているんですね

時短なら食事だって、全て栄養素を液体にして飲むか、サプリみたいな錠剤で1日分の栄養摂れば良いわけで…

でも違うじゃないですか?

じっくり味わって食べるのは無性の歓びだし、生きてる証しでもあるわけで

味わうにはよく噛んでじっくり食べる必要があります

そのじっくり…が、思考を整理するのに必要不可欠

イントロが邪魔くさい
ネタバレを読んでから読む
早送りで動画や映画を観る

否定はしませんが…

じっくり読むことで味わえる行間
じっくり観ることで味わえる空白

それが感性と思考を磨いてくれるはず…

相手が直接の知人か?やり取りがあって関係性ある人なら…

文章の表面しか見ずに内容を勘違いしても、コメントの文体も変わるだろうし、恐らく質問するでしょう

リアルな人間関係なら、それで誤解も解けますよね?

SNS上の付き合いも、リアルに近い関係がきちんと作れれば問題ないと想うのです

SNSとはいえ…感情のゴミを他人の庭に撒き散らす様な人は、自分の脳内の世界が世界の全てなんです

まあそこまでいかずとも…

私達日本人はせっかちな人が多いから、ゆったりじっくり考える癖をつけたいものですね

昔の短文文化(俳句・川柳・短歌など)は、短い文章に深みある内容を込めたもの

書き手と読み手が短い文章で思考の遊びが出来るって、凄く知的ではありませんか?

便利な時代になったからこそ!じっくり考えるべきなんです


②カラダ編

以前も何かに書いたけど…
書店の健康系書籍のコーナーには

ストレッチお勧め本の隣りに、ストレッチが健康に悪いという批判本が並んでいたりします

色々な意見はあって良いけど、あまりに両極端だと…
一般の人は買う時に迷うだけ

迷う人達は基準がないから、断定的意見の本のタイトルに惹かれると想うのです

時々スレッズに出てくる短絡的極論を、熟考してみましょう!

⭐️カラダが柔らかいと怪我しやすい?

いやいや…わかるけど
では硬い人は怪我しないのかと想いませんか?

転んだ時、子供の方が大怪我にならないのは?

猫が高いところから飛び降りて、怪我しないのは?

柔らかいからですよね?

そもそも柔らかさとは、動きのしなやかさのことで…

関節の可動域は軟らかさということです

全身の繋がりから柔らかさが生まれるので…
段差で躓いても瞬時に立て直せる為、怪我をしにくいわけです

これを体幹の強さなどと言う人いるかもしれませんが…

体幹が強くても、瞬時の反応が悪ければ怪我に繋がります

軟らかい人はブレーキが効かないカラダなので、緩みっぱなし状態

だから全身がバラバラで、繋がりがない為…
繋げるべく一度チカラを入れる…という無駄な工程が必要になるわけで

そうしないとブレーキが効かず、関節を痛めたりします

軟体凄技のコントーションパフォーマーは…
その可動域を支え、コントロールする為の筋力があるから怪我をしないということ

柔軟性と筋力のバランスですね

柔らかいと怪我をしやすい…なんていうのは、根拠が無いとわかりますよね?

ちなみに…酢を飲むと軟らかくなるというのも、根拠ゼロですから😅


⭐️姿勢…骨盤後傾は猫背?骨盤前傾は反り腰?

全く違います!

まず背中を丸めるのも…
伸展させて丸める(弓の様に張る)のと
お腹が落ちて丸まるのでは、全く真逆の姿勢

また胸を収縮して背中を丸め伸ばすのと
骨盤後傾にした結果、背中が丸まるのも違いますね

骨盤が後ろに抜けた状態と…
尾骨を敢えて後ろに突き出した状態も、似て非なる動き

腰椎をただ縮めてお尻が抜けた動きは、腹部の筋力が弱いことで虚脱状態になっただけ

意識的に骨盤を前傾させ、反った動きをする場合

腰椎の収縮と同時に腹部が伸展しますから…全身運動として連動しているわけで

骨盤の後傾前傾や、胸部の開閉を連動させる動き…
アイソレーションやリズム動作(アップダウン)でも、中丹田主体=上体主導で動くのと…
下丹田=骨盤主導で動くのでは違います

それを使い分けたり、両方同時に動かしたりすることが、ボディコントロール(身体操作)なのです

柔らかさや姿勢だけでも、如何に深く考えずに薄っぺらい思い込みで、他人の投稿に意見する人が多過ぎるんですね

コトバに責任を持つ気がないまま、テキトーな発信しちゃう人が多いという…

もちろんそれも自由だけど…せめて自分のフィードだけにすべき!

そもそも自分の意見じゃなくて、元ネタは聞き齧りの情報なのだし

体幹というワードも
体幹を「鍛える」などというけれど

じゃあ…
体幹とはどこを指すのか?
体幹を鍛えるとはどういうことか?

誰かの情報でなく、ちゃんと自分のコトバとして言語化出来るまで、熟考したのか?

と想うんですね

ストレッチがカラダに良いとか、悪いとかも

筋肉や皮膚を伸縮する運動は全てストレッチと言えるし

どんな動きも、筋肉や神経が働いて初めて動きになるのだから…

ストレッチがどうとか
筋トレがどうとかでなく

どんなストレッチや筋トレを、どう行うのか?が重要なのです

借り物の情報の上辺だけ知っただけで、理解まで至らないのに…

わかった気で、他人に語ってしまう人が余りに多いのは

やはり熟成(熟考・熟慮)が足りないんです!

これは若者とか大人とか関係ありません

ネットをはじめとした情報の上辺だけを鵜呑みにする人は、年齢関係なくて

マーケティングから都市伝説に至るまで、騙されやすいのが日本人

陰謀論もあるかもしれないけど…
全ての政治家が悪人なら、この国は既に滅んでいるはず

ちゃんとした政治家もいるから、何とか回っているこの国

ニュースは良いことを報道しないし、不安を撒き散らすのに…
そこに踊らされ洗脳されてしまうのです

日本人に必要なのは熟成(熟考・熟慮)です!

まずは主体性を持って考えること
信じつつも疑い、自分の意見(とコトバ)に責任を持つこと

誰かに決めて欲しいという依存心…羊🐏やカモ🦆のマインドだから、情報の奴隷になるわけで

情報を発する側には「意図」があるのを知るべき

本を読むにしても
ニュースを読むにしても
熟読癖をつけましょう

意図を読み取ることが出来れば、脊椎反射で余計なトラブルも起こしません

その代わり…近道はありません
安易に外側に答えを求めたら、内側に気付きは起きません

内側に確固たる核心がないから、外側の情報に振り回されるのだし

マスコミが嫌いなわけじゃないけれど、情報発信する側は…その情報の中身より、情報によって大衆がどう動くか?を意図して発信しているもの

熟成(熟考・熟慮・熟読)は必要です
ストレッチを日々の習慣にするのと同じことですよね

考えて答えが出ない人は動きましょう!
動いて答えが出ないなら瞑想しましょう!

答えは内側にあるのだから
気付くかどうか…それだけなのです









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