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空気圧、結局なんぼにすりゃええの?

「空気入れる時は110から120くらい。下の数字で8くらいまで入れたらええわ。パンパンにせぇ、パンパンに。」
もう10年くらい前になるだろうか、初めてのクロスバイクを買った時に大阪の自転車のおっちゃんにそう教わった。

その当時はロードバイクだとまだまだ23cが多く、25cが「太くて乗り心地重視のタイヤ」なんて言われていた時代であった。チューブラーも普通にあって、クリンチャーでも空気圧はほぼMAXまで入れていた。

その後、10年の歳月が過ぎ、タイヤはどんどん太く、空気圧はどんどん低くなっていった。ツールを走る選手の機材は今や30cは当たり前、空気圧は4~5barである。
どうしてそうなったのか、自分は結局何気圧入れればいいのか。

計算ツールを使おう

何気圧入れるのが自分にとって最適か、とりあえず上のリンクのようなサイトで調べてみよう。
このサイトはあくまでZIPPのホイールを想定した数値ということなので、全てのホイールに向けて最適な数値というわけではないが参考にはなるだろう。

情報を入力する

自分の場合の情報を入力してみる。タイヤやホイールについては自分の乗っているものを調べてみよう。ググれば大体のことはわかる。
結果は以下の通りであった。

もはや4.5barもいかないのか

この数字を最初見た時は、「嘘だろ信じねぇぞ。ってかそんなぷよんぷよんなの不安だわ。」と思って今まで通り高圧で乗っていた。
しかしやはりどうしても路面の振動を無駄に拾っている感じがある。ひとまず騙されたと思って下げてみよう。
前後4.5barにしてみた。革命が起きた。

まず乗り心地が圧倒的によくなった。高圧で乗っていた時に拾っていた振動が明らかに減っている。そして加速や巡航についても何ら問題なく、むしろ高圧の時より速度維持が楽になったとすら感じた。
カーブも安定感が増し、明らかに曲がりやすくなった。

全ての条件で低圧にすればいいわけではない

上のサイトで試してもらえればわかるが、昔の規格のホイールや細いタイヤを履かせているのであればもう少し高圧になる。

少し古めの規格で計算

昔自分が使っていた条件を思い出しながら再計算してみた。

5.5~6bar

結果としては5.5~6bar程度が良さそうとのこと。
多少は高くなったが、その当時自分が7barくらいまで入れていたことを考えるとやはり空気を入れすぎだったようだ。

なぜ低圧にした方がいいのか、低圧にするとしてどこまで下げていいのか、などはこちらの方が記事で綺麗にまとめてくださっているので参考までに。

微調整もお忘れなく

このように最適な空気圧がどの程度かを調べてその空気圧で走った上で、自分の理想の空気圧を探る必要がある。これらの数値はあくまでフラットな路面を走った時を想定しているので、路面の荒れ具合や、どのようなコースプロファイルかによって最適な空気圧は変わってくる。
ここで紹介したサイトの数値などは参考までに、最適な空気圧を探して快適なサイクリングライフを送ろう。


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