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daraz
氷山の一角モデルについて
物事の全体を捉えるフレームワークとして有名な「氷山の一角モデル」。
見えている部分は、問題の一部に過ぎないというもの可視化する場合や説明用に使用されることが多いと思う。
U理論のファンページでは以下のように詳細を説明している。
水面上に現れ、氷山の一角として目にすることができるものを「出来事」として捉え、水面下にある目に見えないものを3つの層に分けて表現しています。その一つは、「時系列変化パターン」と呼ばれるトレンドです。その「出来事」にまつわる周辺の物事がどのようなトレンドになっているのかをグラフで表現していきます。たとえば、出来事が「会議室が常に埋まっている」だとすると、時系列変化パターンとして表現できるトレンドとしては「1年前くらいから1日あたりの会議の本数と議題の数が増え続け、人間関係が悪化している」といったことが挙げられます。
その下にあるのは、因果関係の複雑なつらなりである「構造」が存在しています。さきほどの会議の例でいえば、「業績の見通しが悪くなるにつれ、問題が複雑になり、解決しづらくなる。会議によって解決を図ろうとするが、問題の複雑さ故に話が折り合わず、人間関係が悪化する」といった構造が隠れているのかもしれません。
そして、そうした因果関係を生み出しているのは、人が持つ認知構造の根幹をなす意識・無意識の前提(≒固定観念)すなわち「メンタルモデル」であると捉えられています。会議の例でいえば、「どんな議題であっても話し合えば何とかなる」、「きちんと合議を取るために話し合うべき」、「会議に巻き込んでおけば、誰かがやるだろう」、「人間関係は難しいので、余計なことは言わないでおこう」といったようなものがそれにあたります。
表層の課題を解決するためには、根幹の前提を改善しなければならないというのは、非常に理にかなっていると思うが、そこにたどり着くまでも重要である。
たどり着くためには、なぜ?(Why)を繰り返し、本質的な課題を見出さなければならない。
MECEにする場合やロジックツリーを作る場合もなぜ?を繰り返すことはあるが、目の前の課題は本質なのか?表層ではないのか?と疑うこと(クリティカルシンキング)も大事ということ。