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ミュージカル好きにおすすめの書籍

これまで私が読んできて面白かったミュージカル関連の書籍をまとめてみました。

役者ほど素敵な商売はない

市村さんのエッセイ。
「オペラ座の怪人」の初演時のエピソードが面白い。
ファントムへの並々ならぬ思いが伝わってくる。
確かに、これまで観てきた市村さんの役で「ラブネバーダイ」のファントムが一番好きかもしれない。

2010年に発売された「ステーキの横のクレソン」もおすすめ。


井上芳雄のミュージカル案内

芳雄さんによるミュージカルガイドブックのような本。
加藤敬二さんとの対談があったり、随所に芳雄さんのミュージカルオタク感が垣間見える一冊。

芳雄さん関連だと、「夢をかける」もおすすめ。
日経電子版に連載されているコラムをまとめた本で、かなり読み応えがある。
芳雄さんはいつも素直に自分の気持ちを書かれていて、それでいて各方面の思いを汲んだ表現をされていて、いつもすごいなぁと思う。


照明家人生

劇団四季の創立メンバーの一人、照明家 吉井澄雄さんの著書。
役者や演出家とは違う視点から語られる演劇論が面白い。
四季創立時や日生劇場建設時のエピソードなどの貴重な証言が収録されている。


知識ゼロからのミュージカル入門

踊るコンダクターこと、塩田明弘さんが執筆されたミュージカルガイド。
2009年に出版されたので、ミュージカルガイドとしての情報の鮮度は多少落ちるものの、指揮者ならではの観点が入っていて面白い。
(特に塩田さんが指揮もされている「ラマンチャの男」の作品紹介がわかりやすくて好き。)


『ミス・サイゴン』の世界

早稲田の教授が執筆された「ミス・サイゴン」の解説書のような本。
ベトナム戦争の背景や、舞台上演までの経緯・初演時の反応などが書かれている。

当時の南北のベトナムの関係性や「ベトコン」などの固有名詞の意味など、なかなか舞台を観ているだけではわからない詳細が載っているので、
観劇後に読むと、舞台への理解がより深まる。


ミュージカル『エリザベート』はこうして生まれた

『エリザベート』の生みの親、ミヒャエル・クンツェさんとシルヴェスター・リヴァィさんへのインタビュー。また日本版演出家、小池修一郎さんへのインタビュー等が収録されている。

『エリザベート』は東宝版を一度観劇してリタイアしたのですが、ウィーンミュージカルが日本に輸入されるまでの経緯が知れて面白かった一冊。

雑誌 ミュージカル

演劇雑誌の中でもミュージカルを専門とした雑誌。
二ヶ月に一度刊行される。
毎年、ミュージカル・ベストテン(作品・男優・女優)が発表されるイベントがある。



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