るんるんルッコラ
日中外に出るとめちゃくちゃ暑いですね。
日焼け止めを塗ったにも関わらず
顔の赤みが全く引きません。
夏だ。畑に出るとそれはそれは暑い。
雑草は次から次へと生えてくるので、
野菜が育つ畝を守るためにも
刈敷きしていかなきゃいけない。
わたしはこの作業が結構好き。
あぁ
あっちもだ
こっちもだ
と、気づけば暑さも忘れて没頭(危険)。。。
作ることが大好きなので、最後には食べるという報酬が1番嬉しいけれど
自然の暑さ寒さを感じながら試行錯誤する作業もまた楽しい。
さて、
日差しはとっても暑いけど湿度は42%の藤沢。
今日は
ルッコラの種を採りました。
ルッコラ?何それ?という方には
フォルムを思い出していただきながら
種取りの流れをお見せしましょう。
これがルッコラです。ダイコン、カブなどの仲間。
少しほろ苦いところがクセになる。下のギザ葉はパクチー。
4月に花を咲かせました。
種が熟してカリカリになったので、株ごと持ち帰り種を採取します。
乾燥した株を袋に入れて、袋ごとごしゃごしゃと揉み、さやから種をもみ出す。
ザルでふるい分ける。種の直径1mmほど。
ほう、77gですか。
発芽実験に100粒。6割いけるかな・・・。
と、ここまで見ていて
「少ないね」
と思われますか?思われますよね。
「まさに一粒万倍じゃん!」
と思われますか?思われますよね。
今感じた尺度って、どこまでカバーするかの想定の差だと思います。
市場流通前提の生産農家さんだったら
前者だろうし
関係性のある方だけにプレゼンツしている農家さんなら
後者。
ゆうのうえんは後者。
日本全土を豊かにするほど有能じゃない。
ゆうのうえんが有機農でいのちを支えられる数って
何戸くらいになるんだろ・・・
家族、地域、いつもスキをくださる皆さんが70人くらいだとすると
1出荷に対して
大体80〜100軒くらいになるかな。
このnoteで発信している意味は
やっぱり
読み込んでくれるあなたがいるから。
そもそもの考え方が違っても
あぁ、それなら有機農業の意味あるよね
って
考えを共有できる人に出会えるから。
ちなみに
日本で有機農業を学べる大学はありません。
びっくり。社会学の方面から切り込んでいる方はいらっしゃいますが。
自然との乖離を生んだ慣行農業だけど、経済の主体はこちらですから
学問として成立させられてないのかな。
自然農法も有機農法も、社会問題として発展してきた農法だからですね。
いい暮らしがしたいなら
自然に寄り添う暮らしを選択するし
豊かな暮らしに欠かせないお金の出しどころって
つまりは食じゃないの?
そういう人に届けたい。
一粒が万になる、
万は億になる、
お金じゃない
種の話。るんるんルッコラ。
⏫
以前HIROさんがゆうのうえんをご紹介してくださいました。
わたしが語る何倍もかっこいい「農」を味わうことができます♡