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ウェブライターを1年続けて、伸びた力と伸びなかった力
初めはただの子育て雑記ブロガーでした
昨年プチIT起業して、念願のウェブライターになりました。
5年半のうちに4人の子を続けて出産したので、専業主婦の期間が10年間ありました。
その間ずっと雑記ブログを続けていたので、思い切ってライターに挑戦したのです。
ウェブライターといっても普通の文章力です
私のお仕事は、HPの更新、ブログの執筆、更新、ホームページのリライト、企業とのメールやり取りなどです。
在宅の仕事なので、先方にお会いすることはありません。
気楽ではありますが、言葉の端々に気を付け、状況を推測する点にとても慎重です。
文章力はどうかというと、たぶん人並です。
小学生の時はさておき、中学校から作文は好きじゃなかったですね。
理論の組み立て要素が求められるともうダメ。
弁論大会なんて苦痛でした。
私が入っている札幌第三友の会では、毎週読書をして自分の意見を発表する場が2分ほどあるのですが、いまだに得意ではありません。
まだまだ精進している途中です。
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普通の人でも、1年ライティングすると文章力がつきます
人様のHPは更新していますが、自分のHPはほぼホッタラカシ。
これはいけないと思い、
先日1年ぶりに自分のHPのブログを見直してがっかりしました。
こちら、ブログの書き出し部分です。
「子どもは早いうちから台所に入れんどん料理をさせるべきだ。」「包丁も子どもが興味を持った時に使わせるべきだ。」とよくいいますが、それってものすごく手がかかることですよね。我が家は未就学児が4人いるので、危な過ぎて子どもは台所立ち入り禁止!包丁なんて順番争いでケンカになるし、とても持たせられないと思っていました。しかし最近は寒くなって外遊びの時間が減り、家で暇を持て余すようになってきました。そこで、居間のテーブルやキッチンカウンターで子どもに料理をさせたいと思っています。
はて?子どもって何歳頃から包丁を使わせていいんだろう?子供にピッタリな包丁ってどんなものを選べばいいのでしょうね?
※現在改修中で、文章は汚いままです。お恥ずかしい💦
ヘタクソ過ぎる。。。
![](https://assets.st-note.com/img/1643951933762-pOFFIo5BqA.png)
長くどい。
雑記ブログにしてもこれはひどい。
誰も読みたくならないわ💦
10年前のHPブログなので、文章にスキマが無く、改行が少ないのも読みづらい原因ですね。
ここでは割愛しますが、先を読むとさらにおかしくなっていきます。
気付いた点をまとめると、
・感情がこもりすぎて読みづらい
・誰に何を伝えたいのか不明
・修飾語と被修飾語が離れていて読みづらい
・オチがない…など
と、文章力HowTo本に書いているポイントが全て当てはまりました。
よく起業しようと思ったね、自分。
その勢いをほめてやりたいよ。
すぐできる、文章力を上げる2つのポイント
そんな私でも、1年間執筆やリライトを続けてかなりわかりやすい文章が書けるようになりました。ポイントは次の2点です。
・1文に主語と述語は1つずつにする
・修飾語と被修飾語を離さない
こんなこと基礎の基礎ですが、
50代の大人でも、有名病院の医院長でも意外とできていない
のです。たとえばこの文。
× リーマンショックを乗り越えてからの20年間我が社はずっと市場の動向を見つめ、改善の努力を続けてきたが、今後の不安定な海外情勢に翻弄されないためにも、社長の私は早急に今後の新しいシステムについても検討する必要がある。
ん?何が言いたいんだっけ?
主語と述語はどうなっているのか?
修飾語と被修飾語が離れているから読みづらくて、スッと頭に入ってきませんね。
以下、リライトした文章です。ちょっと単語も変えてみました。
〇 リーマンショックを乗り越えてからの20年間、我が社はずっと市場の動向を見つめ、改善の努力を続けてきた。今後は不安定な海外情勢に翻弄されないために、新しいシステムについても早急に検討することが、社長である私の課題だ。
ややスッキリしましたね。
もうひとつ例題を。
× 私は、娘が江戸時代の歴史について調べた自由研究について、保護者からのひとこと欄に意見をまとめて、明日までに提出しなくてはならない。
主語が「私」「娘」
述語が「調べた」「まとめて」「しなくてはならない」です。
ごちゃごちゃしていて、読んでいて腹が立ってきますね。
これをすっきりするために、長い文章を2つに分けてみましょう。
〇 娘が自由研究で、江戸時代の歴史を調べた。私はそれに、保護者からのひとこと欄に意見をまとめて、明日までに提出しなくてはならない。
大したことはしていませんが、だいぶん読みやすくなりました。
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いい文章は読む人にストレスを与えない
学生の頃、先生に「いい文章を書くのに必要なことは?」と聞かれたらなんと答えたでしょうか?
きれいな日本語?
てにをはがしっかりしている?
情緒的な文章?
教養が豊か?
論理的な構成?
どれも正解ですよね。
ただ、インターネット上の文章において一番目指すべきものは、読む側にストレスを与えない文章だと思うのです。
小説や文学のように、時間をかけてじっくり読むような文章は必要ありません。嫌がられます。
ビジネスメールは文章力アップのチャンスです
毎日ビジネスメールをしている方は、文章力がアップする機会がたくさんあります。
必ず読み手を意識しますし、誤解の無い簡潔な文章を書くように、いつでも目標がハッキリしています。
私はこの1年間、ビジネスメールで文章力を鍛えられました。
ネットで検索すれば定型文が出てくるのもいいですよね。
定型文を参考にしながら、読みやすい文章の作り方に慣れることができます。
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ウェブライターをしても伸びなかった力
私の場合でいいますと、
60文字程度のわかりやすい文章を書くのは得意になりました。
しかし、古い本や小説のような長文は全くダメ。
特にSFのような指示語、代名詞が多い文章の読解力は全然伸びませんでした。
難しくて長い文を、いかに簡単に短くするかを毎日考えているので、文読解をする忍耐が育たなかったです。
3行以上の文を見るとムズムズと腹が立ってきます。
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ライター起業に最低限必要な力とは
長文やSFを理解できなくても、感想文が書けなくても、ライターは目指せます。文章力も後からちゃんとついてきますしね。
ただ、資料や指示を理解するための読解力と、自分の状態(理解度)を伝えられる力はあったほうがいいです。
会社や組織で働いたことがある方なら大丈夫、余裕です。
私も日々研鑽中です。
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