ウェブライターを1年続けて、伸びた力と伸びなかった力
初めはただの子育て雑記ブロガーでした
昨年プチIT起業して、念願のウェブライターになりました。
5年半のうちに4人の子を続けて出産したので、専業主婦の期間が10年間ありました。
その間ずっと雑記ブログを続けていたので、思い切ってライターに挑戦したのです。
ウェブライターといっても普通の文章力です
私のお仕事は、HPの更新、ブログの執筆、更新、ホームページのリライト、企業とのメールやり取りなどです。
在宅の仕事なので、先方にお会いすることはありません。
気楽ではありますが、言葉の端々に気を付け、状況を推測する点にとても慎重です。
文章力はどうかというと、たぶん人並です。
小学生の時はさておき、中学校から作文は好きじゃなかったですね。
理論の組み立て要素が求められるともうダメ。
弁論大会なんて苦痛でした。
私が入っている札幌第三友の会では、毎週読書をして自分の意見を発表する場が2分ほどあるのですが、いまだに得意ではありません。
まだまだ精進している途中です。
普通の人でも、1年ライティングすると文章力がつきます
人様のHPは更新していますが、自分のHPはほぼホッタラカシ。
これはいけないと思い、
先日1年ぶりに自分のHPのブログを見直してがっかりしました。
こちら、ブログの書き出し部分です。
ヘタクソ過ぎる。。。
長くどい。
雑記ブログにしてもこれはひどい。
誰も読みたくならないわ💦
10年前のHPブログなので、文章にスキマが無く、改行が少ないのも読みづらい原因ですね。
ここでは割愛しますが、先を読むとさらにおかしくなっていきます。
気付いた点をまとめると、
と、文章力HowTo本に書いているポイントが全て当てはまりました。
よく起業しようと思ったね、自分。
その勢いをほめてやりたいよ。
すぐできる、文章力を上げる2つのポイント
そんな私でも、1年間執筆やリライトを続けてかなりわかりやすい文章が書けるようになりました。ポイントは次の2点です。
こんなこと基礎の基礎ですが、
50代の大人でも、有名病院の医院長でも意外とできていない
のです。たとえばこの文。
ん?何が言いたいんだっけ?
主語と述語はどうなっているのか?
修飾語と被修飾語が離れているから読みづらくて、スッと頭に入ってきませんね。
以下、リライトした文章です。ちょっと単語も変えてみました。
ややスッキリしましたね。
もうひとつ例題を。
主語が「私」「娘」
述語が「調べた」「まとめて」「しなくてはならない」です。
ごちゃごちゃしていて、読んでいて腹が立ってきますね。
これをすっきりするために、長い文章を2つに分けてみましょう。
大したことはしていませんが、だいぶん読みやすくなりました。
いい文章は読む人にストレスを与えない
学生の頃、先生に「いい文章を書くのに必要なことは?」と聞かれたらなんと答えたでしょうか?
きれいな日本語?
てにをはがしっかりしている?
情緒的な文章?
教養が豊か?
論理的な構成?
どれも正解ですよね。
ただ、インターネット上の文章において一番目指すべきものは、読む側にストレスを与えない文章だと思うのです。
小説や文学のように、時間をかけてじっくり読むような文章は必要ありません。嫌がられます。
ビジネスメールは文章力アップのチャンスです
毎日ビジネスメールをしている方は、文章力がアップする機会がたくさんあります。
必ず読み手を意識しますし、誤解の無い簡潔な文章を書くように、いつでも目標がハッキリしています。
私はこの1年間、ビジネスメールで文章力を鍛えられました。
ネットで検索すれば定型文が出てくるのもいいですよね。
定型文を参考にしながら、読みやすい文章の作り方に慣れることができます。
ウェブライターをしても伸びなかった力
私の場合でいいますと、
60文字程度のわかりやすい文章を書くのは得意になりました。
しかし、古い本や小説のような長文は全くダメ。
特にSFのような指示語、代名詞が多い文章の読解力は全然伸びませんでした。
難しくて長い文を、いかに簡単に短くするかを毎日考えているので、文読解をする忍耐が育たなかったです。
3行以上の文を見るとムズムズと腹が立ってきます。
ライター起業に最低限必要な力とは
長文やSFを理解できなくても、感想文が書けなくても、ライターは目指せます。文章力も後からちゃんとついてきますしね。
ただ、資料や指示を理解するための読解力と、自分の状態(理解度)を伝えられる力はあったほうがいいです。
会社や組織で働いたことがある方なら大丈夫、余裕です。
私も日々研鑽中です。