ホリエモンに勇気づけられた話 - 「多動力」要約(前編)
1610です。
プログラミング、中国語、英語、動画・映像編集...やりたいことがコロコロ変わる今日この頃です。
こういう「やりたいことが多すぎて決められない」人を「マルチ・ポテンシャライト」と言います。
決して悪いことではないと思うのですが、なかなか不安になるのも事実。
そんな折、尊敬するホリエモンの書籍「多動力」にこんな一節に励まされました。
なお多動力とは「いくつもの異なることを同時にこなす力」のことです。
これからの時代、多動力を身につけ越境者になれ
「多動力」がある人は、次から次に、興味が移り変わってしまい、まったくもって落ち着きがない。 モノは忘れるし、なくすし、不注意で怪我だってする。
やるべきことをしていないのに、やりたいことばかりしてしまう。
(中略)しかし、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。 そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」なのだ。
かつてない時代とは何か。
それはインターネットによって情報が公開された世界のこと。
そこでは「情報そのもの価値はゼロだ」と堀江さんは言います。
あなたの貴重な時間を「情報」を得るために使ってはいけない。 オープンイノベーションにより、「情報」それ自体の価値はゼロになる。
オープンイノベーションとは情報や権利の囲いこみなどとは正反対の考え方です。
誰かが新しいプログラムコードやツールを作ったのならば、それは公開してしまって、みんなで改良したり、新しい組み合わせを考えたりして、さらに新しいものを作るというのが「オープンイノベーション」だ。
プログラムに精通している方にとってはオープンソースアプリをイメージいただくのがわかりやすいでしょう。
業界の壁が溶けあらゆる業界でオープンイノベーションが進む
つまりインターネットの広がりによって「囲い込み」の時代からオープンイノベーションの時代に移行する。
その際たる例として寿司職人をあげます。
堀江さんは以前「伝統的な寿司職人の修行など長いだけで無価値。技術なんて専門学校で学べばいい」という趣旨の発言をして大炎上しましたが、すでに専門学校出身の寿司職人は至る所で活躍していると言います。
大阪の「鮨 千陽」の土田秀信店長は迂遠な修業は積んでいない。専門学校で3カ月寿司作りを学んだだけだ。 その「鮨 千陽」が『ミシュランガイド京都・大阪2016』で「ビブグルマン」部門に選ばれた。開店からたった 11 カ月目の出来事であった。
誰でも一流になれてしまう時代。
それぞれの分野で情報公開が進んでいく。
伝統的な、「ひとつのことに修行を積み技術を磨く」単線的な仕事観はマイナーなものとなれば、おのずと「業界間のタテの壁」が溶けていく。
テレビのような専業的にコンテンツを作り続ける企業より、インターネットという誰もに開かれ誰もが発信できる世界が力を持っていく。
オープンイノベーションの時代。
複数の肩書きを掛け算し、レアな存在になろう
情報が無価値であるが故に、求められるのは行動力です。
考えようによってはむしろシビアな世界です。
そんな世界でぼくらが目指すべきものこそ、先にあげた「越境者」です。
あなたの代わりがいる限り、あなたの値段は上がらない。 複数の肩書きを掛け算し、レアな存在になろう。ダイヤモンドがなぜ価値があるか? それは美しいからではなく、珍しいからだ。
「ひとつのことに集中できない」のはむしろ強みだと堀江さんはおっしゃります。
堀江さん自身、非常に飽きっぽいそうで、「80点くらいまでやったらもういいか、となる」「80点から100点を目指すことは(労力がかかるので)しない」と言っています。
それよりも重視しているのが、業界の垣根なく軽やかに行動することなのです。
一つのことに1万時間取り組めば誰でも「100人に1人」の人材にはなれる。1万時間というのは、1日6時間やったと考えて5年
(中略)
軸足を変えて、別の分野に1万時間取り組めば何が起きるか。 「100人に1人」×「100人に1人」の掛け算により、「1万人に1人」の人材になれる。
では、具体的にどうすれば多動力を身に付けることができるのか?
それについては後編でまとめていきたいと思います。
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