『自殺会議』にいた天使(向谷地さんの章)のおかげで書けるようになったこと(終)
<(2)からの続きです/元はこの記事からはじまってます>
「肩代わりする」ということについてはじめて知ったのは、ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』の最終章を読んだときだった。
主人公の少年バスチアンは、自分が今さっきまで読んでいた本の中の国「ファンタージエン」に飛び込んだのち、何でも望むものを創造する権限を与えられて新しいものを次々と創り出していく。旅をしていて出会った生き物たちの要望や期待に応えて…または気の毒な境遇の者たちを救ってやろうという正義感から…彼はすべて