いちご農園を始める前の話
From:高橋和樹
苺の花ことば(いちご農園)を始める前の話、
新潟のスキー専門学校を卒業して
実家の愛知県に帰り
就職をして一生懸命働いていた。
サービス業だったから、
お盆も正月も関係なし。
月6日休みをエンドレスで回してた。朝は早くから出勤して遅くまで働く。
有給という概念も無かった。
(今じゃ怒られちゃうやつですね)
仕事は楽しかったし、
色々任せてくれたので、
仕事が嫌だとか、
行きたくないという考えは、
全く無かった。
むしろ毎日が、
あれもしなきゃ、
これもしなきゃ
って感じで忙しくて充実していた。
その時の彼女(今の嫁)が
妹と妹の彼氏と3人で、
愛知に遊びに来た。
(当時は、愛知と新潟の遠距離だった。
その時は、遠距離で
なかなか会えなかったのを覚えてる。)
「じゃあ、
折角だしどこか行こうか!?」
という事で
愛知県の知多半島に
いちご狩りをしに行こう
という事で
車を知多半島に向かわせた。
知多半島の先の方には、
色んないちご狩り園が
あったのは知ってたけど
どこがいいのか分からなかった。
その当初、
今みたいにスマホで調べるって
いう感じじゃなかった。
適当に道路を走っていると
看板があり
そこでいっかという事で
右折して入口に入って行った。
入口に入ると
少し登り坂で
砂利が引いてある
駐車場が広がっていた。
(今グーグルマップで見たらコンクリートに舗装された。)
そして、
行った所には
ロールケーキ屋さんが併設してあった。
砂利の駐車場に車を止めて
ウキウキしながら歩いて行き
受付をしようとしたら
実は予約制だった。
予約もせずに行ったから
出来ないとがっかりしてたら、
受付の人が
「せっかく来たんだから」
とハウスに案内してくれた。
案内してくれる途中で
ロールケーキ屋さんを見たら
既に結構な人が
行列を作って並んでた。
その時何故か
「これなら自分でもいちご園出来そうだな!」
ってふっと頭によぎった。
その当時、
農業の「の」の字も知らないし
植物は、実家のベランダで
サボテンを育ててたぐらい。
水も全くあげてなかったから
育ててのかも分からないぐらいの
知識と経験しかなかった。
その時の仕事も食にも
全く関わってないサービス業
今、思ってもなんで
そう思ったのかも分からない。
案内してくれたハウスは
すっごく大きくて
苺がすごい実ってた。
「ここの2列でお願いします。」と案内された。
練乳をつけて食べるスタイルで
練乳をつけまくって
「甘いね〜!」
って言いながらキャッキャと騒いで楽しんで
いちご園を後にした。
(今思えば、どんないちごでも
練乳つければ甘いだろって突っ込みたくなる)
いちご園での嫁との記念写真。
(それにしても若い。。。)
それから、
数年仕事に懸命に働いて
新店舗ができるという事で移動したり、
従業員がいなくなるという事で店舗移動したり、
東京にある店舗で店長をやらせて貰ったりと
充実した日々を過ごしていた。
でも
ずっとこんな感じでは
働けないなというのも頭の片隅にあった。
そして、
彼女との結婚が決まり新潟に移り住むことを決め 会社を辞めた。
会社を辞めて
新潟に引っ越す前に
新潟に行って
何が自分はしたいのかを考えた時に
いちご狩りに行って
頭によぎった
「これなら自分でも出来そうだな」
ということを思い出した。
そこから、苺の花ことばの第一歩が進み出した。
次回、どうやって農業って始めるの?
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