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【詩】しんかい

河川敷に捨てた 蛍光灯
透明なあなたは 笑った

高架下に隠した アンモナイトの化石
新生代のあなたは 困った顔で笑った

街の明かりが失われた日 手紙を書いた

あなたは


口語調で となり合った日曜日
朝まで慰めてくれた


懲りずにこれらの墓石を 磨き続けたいと思った

少しずつあなたの墓石も 磨かせてほしい

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