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冗長性
「冗長」という言葉は、一般的には「長ったらしい」とか「むだがある」とか、ネガティブな場面で使われることが多い。
けれども、ITの世界で「冗長性」という場合には、構成を二重化したり予備の手段を用意したりすることによって安全性を確保するなど、ポジティブな意味合いで使われることが一般的である。
具体的にいうと、ハードディスクを2台用意してデータを二重に保存しておけば、障害に対する耐性が飛躍的に高まることになるのだ。
学校で言うと、教職員の誰かが産育休や療休に入るときには、すぐにその代替が来てくれるようなものである。とかく冷たいイメージがあるITの世界だが、けっこう温かく、人間味があるシステムなのだ。
少なくとも、小学校の校長が女性教諭に対して、
「4月からは6年生の担任をやってもらう予定だから、妊娠はしないでくれよ」
と言ってしまうのに比べたら、はるかに人間味があるのである。