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「どこで学ぶか」「誰と学ぶか」

 昨日(1月12日)は、放送大学・東京文京学習センターで行われた「放送大学大学院・修士論文報告会」に、研究室のOBとして参加をしてきた。

 私が所属していたのは、主に「教育行政」について扱う研究室である。今回の参加者は、論文の審査をする教員が主査・副査を合わせて5名、報告をする修士2年が6名、修士1年が3名、私を含めた修了生が4名の合わせて18名だった。

 放送大学大学院の特徴は、どのプログラムでも院生の大部分が現役(もしくは元)の社会人であるということだ。今回の報告を行う6名も、教諭、学校管理職、事務職員、教育委員会の指導主事、教育研究家として学校教育に関わっている方ばかりだ。

 その修士論文のテーマも、
・小学校の「学年担任制」
・学校と地域の連携・協働
・出張と旅費にかかわる現状と課題
・教員の学級経営に対する認識
・校長が教職員に与える負の影響力
・ミドルリーダーの「経験に基づく学習」
 と、それぞれの仕事の中から生まれた、必要感や切実感を伴ったものばかりである。

 ・・・研究室内部での報告であるため、その内容を詳しく述べることは控えるが、いずれも具体的な教育課題について示唆に富むものだったと思う。

 その一方で、主査・副査の先生方からの講評には、切れ味の鋭さがあった。特に、文章の客観性や整合性、読者を想定した説明の過不足などの指摘については、私が院生に指導をするときの参考にしていきたい。


 ・・・丸一日の報告会に参加して改めて感じたのは、
「真剣に学んでいる人たちと同じ空間にいると、自分も学びたくなる」
 ということだった。

 やはり、「どこで学ぶか」「誰と学ぶか」というのは大切だ、ということを実感した次第である。

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