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「インプット」と「アウトプット」の順番
noteで投稿をするようになってから4年ほどが過ぎた。2年前からは、通勤時間などを利用して毎日投稿することを心がけている。
こうして定期的なアウトプットをするようになって気づいたのは、次のようなことだ。
以前は「論文やレポートを書く」とか「プレゼン用のスライドをつくる」などのアウトプットするときに、まずは「十分な材料を集めてから」、「必要なインプットをしてから」と思いこんでいた。けれども、これだとアウトプットが思うように進まないことが多かったのだ。
しかし、たとえ乏しい材料しか集まっていなくても、とりあえずアウトプットを始めてみると、不思議なことに必要な情報が目に飛び込んできたり、新しいアイデアが浮かんできだりして、スムーズに進められることが多くなった。
これまでは、「あくまでもインプットが先。アウトプットはその後」だと思っていた。ところが、通勤電車の中でnoteの記事を書くときと同じように、
「とりあえず、テーマを決めて書き始める」
「書いている途中でわからないことがあったら調べる」
「途中で詰まったら、そこは後回しにして書けるところから書く」
という順番で進めたほうが上手くいくように思えてきたのだ。
・・・このインプットとアウトプットの関係は、水泳で息継ぎをするときの「吸う」と「吐く」の関係に似ているような気がする。
水泳で長い距離を泳げるかどうかは、息継ぎがスムーズにできるか否かにかかっているといっても過言ではない。
息継ぎが上手くいかずに、「水を飲んだ」とか「鼻に水が入った」とかいう経験をした人は少なくないだろうし、それが原因で水泳が嫌いになったという人もいるに違いない。
これは、息継ぎというと口や鼻から空気を「吸う」ことに意識が向いてしまうことに原因があると思われる。けれども、実際のコツはその真逆で、
顔が水面から出たら、口から息を「パァッ」と「吐く」。
その反動で空気を「吸う」。
・・・と、「吸う」前に「吐く」ところがポイントなのだ。「吐く」ことによって自然に空気が入ってくるのだ。
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もちろん、短期的なアウトプットとは関係なく、インプットを継続していくことも大切である。
しかし、「情報」という水で満たされたプールの中で溺れそうになっている人には、
「まずは、アウトプット」
という手順を試してもらいたいと思う。