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ミスしたことが目立つ仕事
本年もよろしくお願いいたします。
昨日(12月31日)のNHK「紅白歌合戦」では、デビュー36年目にして初出場のB'zが圧巻のパフォーマンスを披露した。
別会場でNHK連続テレビ小説 『おむすび』の主題歌「イルミネーション」を演奏し、それで出番が終わりかと思いきや、その後にメイン会場のNHKホールへ姿を現し、「LOVE PHANTOM」と「ultra soul」のメドレーを披露したのだ。
紅白歌合戦といえば、内容のマンネリ化や不透明な選考基準の問題が指摘されているほか、「いまどき男女に分かれての『合戦』とは如何なものか」という声があるなど、その評判は芳しくない。しかし、今回のB'zのパフォーマンスに関しては、番組にとって久々の大ヒットだったように思われる。
・・・ただし、NHKホールでの「LOVE PHANTOM」の出だしに音響トラブルがあり、ボーカルの稲葉浩志さんの声が聴き取りづらかったのは少々残念だった。
これについては、B'zの演奏直後に司会の鈴木奈穂子アナウンサーが、機材のトラブルがあったことを認めて謝罪をしている。
おそらく、担当者は大目玉を食らったことだろう。ミスであることに間違いはないので、仕方がないと言えばそれまでだ。だが、本番中には司会者の言い間違いが何度かあったし、出演者のなかにも歌やダンスでミスをした人はいたに違いない。
音響関係の仕事は、ちゃんとやっているときには目立たないのに、ミスをしたときだけ注目を浴びてしまう損な役回りでもあるのだ。
学校でいうと、運動会や卒業式などの行事でマイクやBGMを担当するのと同じである。目立つのは「マイクのスイッチが入っていなかった」とか「流す曲の順番を間違えた」など、ミスをしたときばかりなのである。
・・・もっとも、このトラブルに関しては、
「こんなの前代未聞だろw」
という声が上がる一方で、
「マイクトラブルも、生声?に近い声が聴けて嬉しかったです」
「稲葉さんの声量で機材を破壊したw」
「そんなトラブルも含めて最高!」
という感想もあるようだ。トラブルを帳消しにしてしまうぐらい、B'zの演奏には迫力があったともいえるだろう。
担当者の方は、2024年の締めくくりに大きなミスを犯したのかもしれないが、この2025年を新たな気持ちでスタートしてもらいたいものだ。
ちなみに、ボーカルの稲葉浩志さんは横浜国立大学教育学部の出身で、教員になることを目指していたそうだ。しかし、「あるきっかけ」で人生の方向転換をしたのだという。
詳しいことについては、下記の記事をご覧いただきたい。