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変化する世の中

 世の中の変化は激しい。

 都心のコンビニでは、いつの間にか従業員が外国人であることが珍しくなくなっている。ファミレスで配膳をしてくれるのはロボット、支払いはキャッシュレスである。

 そもそも、スマホ1台で大抵のことができてしまうなど、20年前には想像もできなかったことだ。

 こうした世の中の変化に対して、自分自身が鈍感になっていることに驚くこともある。何か新しいサービスやテクノロジーが登場しても、「へ~え」という程度で終わってしまうのだ。

 おそらく、「大きく変化すること」が私の中で日常化してしまっているのだろう。そして、これは私だけにかぎったことではないように思う。

「大阪・関西万博」が盛り上がっていない(ように見える)理由の一つも、このあたりにあるのではないだろうか。人々にとって、わざわざ時間とお金を使ってまで「日常」を見にいく必要性は乏しいのだ。


 しかし先日、変化に対して鈍感になっていた私に大きな衝撃を与えた出来事があった。それは、『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する「ねこ娘」の最近の姿を知ったことである。

 私が知っている「ねこ娘」といえばこうだった。

「ねこ娘」のブロンズ像(鳥取県境港市)

 しかし、今の「ねこ娘」はこうなっていたのだ。

「ねこ娘」

 三頭身だったはずが、スタイル抜群の美少女キャラに変身していたのである。

 ・・・この調子でいくと、
 イケメンの少年になった「のび太」
 ジャン・レノのような風貌の「ジャムおじさん」
 が登場する可能性があるのかもしれない。

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