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「睡眠」と「若さのエネルギー」

 昨晩の『情熱大陸』(毎日放送系テレビ番組)に、筑波大学で睡眠学の研究に取り組んでいる柳沢正史教授が出演していた。最近、各種のメディアで見かけることが多い方だ。

 人間にとっての睡眠は、脳と体のメンテナンスのために必要不可欠なものである。それだけ大切なものなのにもかかわらず、日本人の平均睡眠時間は先進国の中で最も短いといわれている。

 私自身、睡眠が大切であることは百も承知だが、平均の睡眠時間は6時間前後である。ダラダラとスマホを眺めたりしているうちに、夜の0時を過ぎてしまうということが多い。

「わかっちゃいるけど眠れない」
 ということの繰り返しなのだ。

 けれども、もしも睡眠の質や量を改善するためのヒントがあるのならば、それを参考にしたいとは思っている。

 柳沢教授が各種メディアに引っ張りだこなのも、きっと私と同じような人が多いからなのだろう。また、教授自身も睡眠のことで悩んでいる人たちを救うため、意図的に露出を増やしているに違いない。


 ふと、私がまだ20代だったころに聞いた話を思い出した。

 ・・・人間は一定の「若さのエネルギー」を持って生まれてくるという。この「若さのエネルギー」は、瓶の中の角砂糖と同じように、使うとその分だけ減っていく。

 徹夜の仕事、連日の寝不足・・・。そのたびに「若さのエネルギー」は消費されていく。しかし、角砂糖のように補充されることはない。

 そして、「若さのエネルギー」をすべて使い切ってしまった人は、それまでの分を取り戻すかのように、ずっと眠り続けるらしい。

 これを「永眠」という。

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