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減税の無意味さと第4次産業革命と、反グローバリズム陰謀論に姿を変えた現代のラッダイト運動

消費税等の減税について、自分がどう思うかを話そうと思う。経済評論家の三橋貴明氏の持論では一貫して消費税は預り金ではなく、企業が払ってるもの、としているが、それはインボイスに対する反発意見から出てきた論調であり実際我々は消費税(税込)、とされる価格を店頭で支払っている。

その記録がインボイスとしての申告となり国へ税金として納めているとする名目となってはいるが、三橋氏のような経済評論家はそれは企業が払っているものであり消費者が払っているものではないとする持論を語る。

では実際どうなのかを考えると、少なくとも(税込)、とする価格を我々は支払っているわけなので実際消費税は存在するかのようにも思えるが、その商品の価格設定、相場を決めるのは企業側であり政府でない。例えば100円の品物に10円の消費税が付いたとしても、企業側がその商品の定価を110円に値上げしたなら消費税を減税したり廃止したとしてもまったく意味がないことになる。

逆に法人税を上げてもその分自社製品、商品の価格を上げるだけで、たとえ消費税が無くなっても税込価格だった物の値段、物価が下がるわけではない。物価とは年々変動するもので、この商品はこの価格を維持せよと政府が決めてるわけではないので消費税を廃止したり法人税を上げたりしても価格設定の相場を決めるのは企業側の役割なので、その分の物価が安くなって我々の生活が潤うと言うわけではない。


だから消費税を上げようが下げようが、法人税を上げようが下げようが、まず我々側の所得が増えず物を買うお金が無ければ減税などいくらやっても無意味だと言うことになる。


単純な話、一応消費税とするものを我々は支払ってるようにも見えるが、実際は法人税の分散をしてるだけの話であって税込価格は全て物価そのものになる。だから消費税を減税したり廃止したりしても法人税を上げる必要があるなら、物価が下がるわけでもないので減税はまったくの無意味と言える。

これは年貢を納める百姓の不満を分散させる目的として導入された誤魔化しの制度とも言える無意味な税金制度。だから消費税を上げて法人税を下げ続けてきた。それはどういう事かと言うと、法人税を下げて消費税を上げる目的は物価を上げるため、その目的はインフレとデフレのコントロールにある。

更に法人税を上げると政治圧力団体としての権限が強い経団連からの反発を受ける、だから法人税を上げにくい、いざ上げるとそれに関わる政治家はマスコミや圧力団体による嫌がらせや、猛バッシングを受けて引きずり下ろされる運命。だから消費税の名目が必要だった。実際消費税を上げて法人税を下げれば経営陣の不満を分散できるメリットもある。


消費税を廃止すれば無駄な事務作業や人件費を削減できるので効率的な公務が実現できるとは思う、しかしその一方でその分法人税を上げる必要が出てくる。昔は消費税など無かったし、現代社会の至れり尽くせりな社会福祉の観点で見てそれほどの負担などはなかったので消費税が無くても問題なかった。

根本的な原因にあるのが、マジョリティとしている我々消費者の使えるお金、所得が少ないとする問題。だからこそ減税よりも、中間層、低所得者世帯、貧困層等の1人ひとりの所得が上がる事の方が重要であり、消費税減税や所得税の減税などはまったくの無意味。

だからこそベーシックインカムのような考え方はとても必要であり、年金制度が破綻していると認識される昨今では、富裕層や貧困層も関係なく誰もが老後の心配もなく生きられる社会にするためには必ずなくてはならないもの。自己責任でお金を得られない人は我慢して野垂れ死にしろとする世論になるなら社会、経済、今の人間社会そのものが成り立たなくなる。消費する者がいるから作る者がいる、需要と供給のバランスがあるから社会とする基盤の中で循環してる血液のような流れを我々は保っていられる。

よく考えれば簡単に理解できる話、誰しも心配するのが働けなくなった場合の老後のことを想定した不安であり、それさえ解消されたら老後二千万円等の貯金など必要ない、今あるお金は今使う事ができる。最後の最後まで裕福を維持したいならそれなりに働けば良いし、そんなに贅沢などしなくても良いから食べていければ良いと思うなら自分の時間を大切にしたらいい。

今現在60~70代の高齢者でもまだ働けると認識されているなら、働けなくなった老後のことなど心配するだけ無意味だと既に証明されている。だからベーシックインカムがあれば誰もが老若男女、富裕層や貧困層、全ての人々が不安のない老後を過ごす事が可能になる。裕福に暮らしたいならそれなりに働き貯金をし、それなりに老後も働けばいい。

しかも今後は第4次産業革命になり人工知能やAIロボットが活用され無人で生産性が自動化される時代になれば人間が行う新しい働き方、今までまったく想定してなかったようなお金の稼ぎ方、その多様性は増えると思う。






ここまでは税金や今後の社会経済がどうなるかについて話したが、それより今問題視しなければならないのが陰謀論。


反グローバリズムや陰謀論はラッダイト運動と似たもの。それは産業革命時、イギリスの織物工業地帯に起こった機械破壊運動。 産業革命によって引き起こされた低賃金労働、失職、技術者の地位低下などの影響を受けた労働者階級が資本家階級への抗議として工場の機械を破壊した暴動。それに繋がるのがフランス革命やロシア革命によって起こったプロレタリアートによる革命運動。

反グローバリズムはそれと似た動きであり、生産力がある国に対する驚異への反発心でもある。中国は年々IT技術を向上させ、日本の自動車産業においては世界での需要は高まり、SONYや任天堂もゲームコンソールの中ですら日本企業はトップに君臨する地位を持つ。日本企業もグローバル経済の中では成功している。

それが面白くないのがドナルドトランプやイーロンマスクのような白人史上主義者で、アメリカンファーストとして、白人国家としての黄色人種脅威論を持ち、それ以外にも移民や黒人、女性の地位向上に対する驚異も持っている。だからこそリベラル左翼とされる思想主義者を売国奴と位置付け、悪魔崇拝とするレッテル貼りのための陰謀論にはまりインターネットで醜悪な罵詈雑言を撒き散らす。ポリティカルコネクトネスのような現象が気に入らない、そのグローバル思想を打破したいから陰謀論を広め封じ込めグローバル経済の中にある多様性文化を煙たがる。

しかしそのグローバリズムに反発する世界的なナショナリズム、ステレオタイプの思想の高まりの中、ロシアはアメリカの分断と対立、内戦にまで発展させ混乱させられると見た、Qアノン陰謀論プロパガンダ等を使ってインターネット上での洗脳利用。

明らかにおかしいのがディープステートに反発してるとされるはずのロシアもしっかりコロナ、ワクチン茶番に参加していたとする事実があり、それに参加したと言う事は自国民にコロナウイルス感染者が多くいたとする基本のもとにコロナ感染症対策をしっかりと行っているとする意味でもあり、アストラゼネカの遺伝子に組み込む式のウイルスベクターワクチンと同じ仕様のものとなるスプートニクVワクチンを自国民に接種させている。何故か陰謀論の標的になっているのが西側の製薬会社ばかり。

ロシアは今でもしっかりロスチャイルドの関連企業が存在してるし、ロシアのフリーメイソンロッジも存在してる、統一教会ですら今でもロシア国内で活動している。プーチンの言う西側エリートとは民主主義リベラル勢力の事で、トランプやイーロンマスク、アレックスジョーンズ等のナショナリズム陰謀論者が標的としてるディープステートとはアメリカ民主党側の多様性を重視する青いリベラル左翼のことを言ってるだけ。

軍産複合体など関係ない、日本も含めた西側先進国の防衛力強化はロシア、北朝鮮、中国へ対する驚異のため以外の他には理由がない。軍事産業を儲けさせるため、とするならそれに一番貢献してるのがロシアや中国、ハマスやイランのような反民主主義、反米思想のような国々。

トランプ大統領がそのディープステートと対峙してるなど大嘘もいいところ。実際トランプは武器兵器を売ると明言しているし、軍を使って不法移民へ対するジェイドヘルムを行うとその口からはっきりと吐いている。CIAに自分の影響力が及ぶ人員も配置したし、周囲をイエスマンと偏見者で固めている。ディープステートとなるなら、今後のトランプ政権がそうなるのは明白。




赤いコカコーラも青いペプシコーラも結局は同じ支配層である事には代わりがない。こんな分割統治支配下の中、インターネット上に転がってる程度の陰謀論を自分が知って目覚めた真実なんて考えるのが浅はか。デービットアイクもベンジャミンフルフォードも、他ナショナリズム陰謀論者みんなチェスの駒、と考えるのが妥当な判断。そんなカルトが広める陰謀論を信じてる時点で洗脳されてる。

陰謀論は自作自演、群衆心理を操るプロパガンダであり、操られたその心の中にいるのが本当のディープステート、あなた方を支配する何者か、蛇の唆し、悪魔の囁き。 



赤と青の狛犬、ゴクマゴクとなる2匹の獣を拝むと獣の刻印666。せめて自分が書いた内容を読んでくれた人だけは、常に左右で分断対立する双方を疑う気持ちを持ってほしい。



自分はとても説明しにくい陰謀推理についての話を何とか解りやすく話そうとしてるが、一般的な認識を持つ人達にはどうしても理解が困難になるような内容を話しているので、これをどう説明したら良いのか毎回悩む。悩むが話さなきゃいけない、自分が話さなきゃ誰も話さない、インターネット上にも残らない内容なので、これは自分が話さなきゃ世の中から無くなる話、世界中でこんな話をしてるのは自分1人。



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