続けるということ
ピアノを続けていくことは楽しいことばかりではなく、自分との闘いでもあります。
毎日の積み重ね、終わりがない探求。
それはピアノだけではなく、どんな分野でも、一つのことに邁進する上では同じ道をたどると思います。
平坦な道はなく、山あり谷ありで楽しいこともあれば苦しいこともある。毎回色々な課題があり、それを克服しながら少しずつ前に進みます。やる気のアップダウンもあります。
それはまるで人生の縮図のようなもの。
波があるのが普通なので、そこでめげてしまわない心、前に進もうとする本人の力が必ず必要になります。
毎日お稽古を続けるって並大抵のことではありませんね。面倒くさいなぁ、遊びたいなぁ、と重い腰が上がらない。
わたしもそうでした。
今も、その自分の気持ちとの闘いです。
昔、「そんなに練習が嫌なら辞めなさい!」
と親に叱られたことが何度かありますが、練習は辛いけど、辞めたくないし諦めたくなかった。
結局はそこ。そういう自分の気持ちと闘って
ピアノの前に座る。自分との闘いなのです。
気分が乗らない日もある。けれど、自分の気持ちと向き合って日々頑張ったことは、ピアノの技術だけではなく、強い精神力や覚悟や忍耐力も同時に養われます。
それは、生きていくうえで、他では得られない経験になると思います。
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